明治大学競走部駅伝監督に大志田秀次氏が就任 箱根優勝を目指す新プロジェクトも発表
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明治大学は3日、競走部の駅伝監督に大志田秀次氏の就任が決定したと発表した。大志田氏は、現在、Honda陸上競技部エグゼクティブアドバイザーを務めており、今年4月1日から同大の指導に入る。
2019年に箱根予選会をトップ通過 21年に出雲駅伝初優勝
大志田氏は岩手県盛岡市生まれで、盛岡工業を経て中央大学に進学。中央大学陸上競技部のコーチを務めていた1996年には、箱根駅伝で32年ぶり14回目の総合優勝に導いている。2011年から23年は東京国際大学の駅伝部監督に就任し、16年に箱根駅伝に初出場。19年には、伊藤達彦(現Honda)らの快走で、箱根駅伝予選会をトップ通過し、全日本大学駅伝でも初出場で4位に入賞。翌20年の箱根駅伝で5位に入って初めてシード権を獲得し、21年には出雲駅伝でチームを初優勝に導いた。
箱根優勝を目指し「紫紺の襷プロジェクト」を立ち上げ
大志田氏の就任とともに、明治大学は、新しいプロジェクトも発表した。昨年10月の箱根駅伝予選会は12位で本戦出場を逃し、70年以上、優勝から遠ざかっていることを受け、創立150周年を迎える2031年度に優勝を目指す「紫紺の襷プロジェクト ~Mの輝きを再び~」を立ち上げた。強化合宿や遠征費、トレーニング環境を整備するために寄付金を募るという。
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