リポート

特集:第50回全日本大学駅伝

2冠目を決定づけた青学・森田の主将観とは

2冠目を決定づけた青学・森田の主将観とは
MVP発表で驚く森田。2年ぶり2度目の受賞となった

全日本大学駅伝

11月4日@熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前の8区間106.8km
1位 青山学院大 5時間13分11秒

「MVPは青山学院大学、森田歩希くん」。驚いたような表情を見せながら、青学の主将が壇上に登った。逆転優勝へと導いたその走りが評価された。

言葉よりも結果で引っ張る

11月4日8時5分、全日本大学駅伝の号砲が鳴り響いた。青学は途中、日本学連選抜や東海大に先頭を許しながらも2位での襷(たすき)渡しを続け、7区の森田歩希(ほまれ、4年、竜ヶ崎第一)へ。東海大の湊谷春紀(4年、秋田工)に11秒遅れで襷を受け取ると、その背中を追う。

じわじわと差を詰め、3km地点で後ろについた。8km付近まで並走を続けたが、前に出るとあっという間だった。東海大との差をどんどん広げ、アンカーの梶谷瑠哉(りゅうや、4年、白鷗大足利)に襷渡しをする時には、その差は1分58秒となっていた。最終的には梶谷が2位の東海大に2分以上の差を付けてゴール。青学の選手層の厚さが際立つ優勝だった。

青学駅伝_2
東海大との主将対決に完勝した青学の森田(撮影・松嵜未来)

森田は今年度の青学長距離ブロック主将。今年度はじめには「言葉で引っ張る、というよりは競技の結果で引っ張りたい」と、主将としての意気込みを語った。その言葉通り、今大会では主将として好成績を残し、チームメイトへ大きな刺激となった。

森田が率いる青学が次に目指すのは、箱根駅伝優勝、そして学生駅伝3冠だ。「2度目の3冠」は、どの大学も成し遂げたことがない。どの大学よりもいま波に乗っている青学が、その歴史的快挙を達成する日はもう間もなくだ。

この記事をシェア

in Additionあわせて読みたい

Their Stories大学別・競技別に読む