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「挑戦者」青学、「王者」慶應にリベンジを!!

青学史上初の関東決勝。相手は昨年度日本チャンピオンの慶應だ

関東大学リーグ女子1部ファイナル

11月10日@駒沢オリンピック公園
青山学院大vs慶應大

関東女王を決める戦いに青学が名乗りをあげた。決勝の相手はリーグ戦で3-5と負けている慶應。ラスト8分を残して雷雨中止となった、悔しい一戦のリベンジを期す。

青学がリーグ戦を突破したのは2012年の1度のみ。今シーズンも、常に挑戦者として戦ってきた。そんな今年のチームは、精神面の強さが勝利を引き寄せている印象だ。

日体との準決勝は延長戦までもつれる苦しい戦いだった。しかし、サドンデスになっても勝ちきる力、決して下を向かずに攻め続ける姿勢は、メンタルの強さの表れだった。決勝も昨年度の日本チャンピオン相手に、食らいつく展開になるだろう。慶應は6年前に青学のファイナル進出の壁となり、今年のリーグ戦で勝ち点を許した因縁の相手だ。勝利にこだわる気持ちを掻き立ててくれる絶好の相手でもある。これまでの思いを晴らすべく、チーム一丸となって挑んでゆく。

日体との準決勝では、サドンデスに突入した熱戦を制した

精神面だけではなく、技術面にも磨きがかかっている。守護神の宇賀野悠香(4年、青山)を中心に、幾度も襲い掛かるピンチを救うディフェンス。日本代表を経験した小峯祥子(4年、青山)と橋爪さくら(3年、日大高)が率いるMFがチャンスを生み、そしてAT(アタック)の執念のシュートで慶應ゴールをこじ開けにいく。今年のチームの軸であるライド、全員攻撃で攻め続ける姿勢を貫いた先に、関東制覇、そして日本一への挑戦権が見えてくるだろう。

新たな歴史を作り続ける今年のチームに、現状に満足する様子はうかがえない。日本一に向け、負けられない戦いが始まる。

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