ラクロス

特集:第10回ラクロス全日本大学選手権

個の力結集、京大の強さ示せ

4回生のAT川本(手前)にとっては最初で最後の頂上決戦

全日本大学選手権 男子決勝

11月25日@駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
早稲田大 vs 京都大

京都大・チームインフォ

11月25日11時30分 早稲田大 vs 京都大の激戦はLIVE中継で!

関西リーグのファイナル4は下克上だった。リーグ戦1位の関学を4位の神戸大が、2位の立命館大を3位の京大がそれぞれ破り、3位と4位で迎えた決勝は京大が12-5の大差で勝ちきった。その京大は2016年には3部にいたが、一気に駆け上がり、5年ぶりに挑んだ1部で頂点をつかんだ。どん底からはい上がってきた。

選手全員が未経験だった1部での戦い。主将のMF和木英晃(4年、金蘭千里)は「みんな緊張してたと思います。落ち着いてしっかり試合に入れるかどうか、周りに気を遣ってきました」と話し、初戦からいい入り方ができるように備えてきた。その京産大戦で18-4と、上々すぎる滑り出し。続く関大には9-8と競り勝ったが、続く関学には5-7で破れた。阪大に3-3で引き分け、立命大には1-12で大敗した。しかし、8-5で神戸大に勝って以降は負けなしで関西一まで登り詰めた。「試合中に修正する能力が段々上がってきてる」とAT(アタッカー)庄晋太郎(しょう、3年、川越)は話す。

京大は攻守のバランスがとれたチームだ。関西ラクロスの特長とも言える、1on1(1対1)の個の強さも備えている。オフェンスはAT川本智貴(4年、東海)、AT椎橋広貴(3年、船橋)、庄の3人が中心となり、ゴール前で力強いプレーを展開する。とくに関西決勝で5点を決めた庄は、東北大との全日本準決勝でも試合を決定づけるゴールをあげ、ばつぐんの勝負強さを見せつけた。

オフェンスに勢いをもたらすディフェンス。その中心にDF山本(左)がいる

ディフェンスは関西リーグでMVPに選ばれたDF山本太一(4年、明和)をリーダーに、フィジカルの強さで相手を圧倒する。山本は「ディフェンスはメンタルに左右されるところも大きいと思うので、そこで引いてしまったら負け。しんどい時間帯でもいかにチームを盛り上げられるかを課題にしてます」と話すように、ディフェンスからチームを盛り上げるプレーを目指している。副将のG(ゴーリー)鎌木誠人(4年、西大和学園)も積極的に自分から出ていき、パワープレーをしかける。

山本は準決勝後、「自分たちのチームは落ち込んでしまうとそのままいってしまうことがある」と話した。そんなチームのムードメーカーは、2回生のDF西山直輝(堀川)だ。出場する機会こそ多くないものの、誰よりも声を出す。試合の流れが悪いときは、よく通る声で「切り替えていこう」と勇気づける。ベンチからも個の力がわき出てくる。それが京大だ。

下克上は終わった。関東最強vs関西最強。大学生の頂上決戦にふさわしい試合を待ち望んでいる。

個性豊かな京大が早大に挑む

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