アメフト

総合力の早稲田、爆発力の法政 25日に直接対決

ディフェンスの最前線で奮闘する早大主将のDL斉川(中央上)

関東大学リーグ1部TOP8最終節

11月25日@横浜スタジアム
早稲田大(5勝) vs 法政大(4勝1敗)

日大抜きの変則日程で進んできた関東TOP8もついに最終節を迎えた。25日16時45分からの第3試合で早大と法大が対戦。規定により、優勝はこの2校に絞られた。まず優勝の行方について見ておきたい。

(1)第1試合で明治○慶應●なら
 早稲田が勝てば優勝
 法政は6点差以上で勝てば優勝、5点差以下の勝利なら早稲田の優勝

(2)第1試合で明治●慶應○なら
 早稲田-法政戦の勝者が優勝

要するに、ほぼ第3試合の勝者がそのまま優勝となり甲子園ボウルの東日本代表決定戦(12月2日)に進む。

ここまで5戦全勝の早稲田が総合力で上回る。ただ、早稲田はエースQB柴崎哲平(3年、早大学院)が時折ひどい形でインターセプトを食らうケースがある。ここまでパスでリーグトップの10タッチダウン(TD)を挙げている柴崎だが、被インターセプトも5。完全に相手にカバーされているところへ投げ込むことがあり、これが法政戦に出るとまずい。法政に一気に流れを持っていかれる可能性がある。

法大主将のLB寺林は前節の立教大戦で相手のパスを奪った

法政は初戦の明治戦を落とした。明らかに仕上がっていないまま開幕を迎えた。ただ、その後は尻上がりに調子を上げてきた、とくにディフェンスに安定感がある。オフェンスは要所で岩田和樹(3年、法政二)と小林篤実(4年、聖徳学園)のパワー派RBの中央突破にかけたい。突破口が開けるだろう。ここ2試合はベストアスリートのWR高津佐隼矢(4年、法政二)をQBに起用し、パスも投げさせてきた。早稲田相手に彼をどう使うのか見ものだ。

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