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アメフト 法政完勝、1敗で全勝ワセダ追う

中央大オフェンスを完封した法大ディフェンス陣

関東大学リーグ1部TOP8第5節

10月28日@富士通スタジアム川崎
法政大(3勝1敗)30-0中央大(1勝3敗)

6年ぶりの甲子園ボウル出場へ向け、もう1敗もできない法大オレンジ。前節慶大戦の熱気が残っていそうな富士通スタジアム川崎で、中大と対戦した。昨年は延長タイブレークの末に負けた相手だが、今年は完勝。1敗を守り、優勝戦線に踏みとどまった。

法大は最初の攻撃シリーズから全開だった。QB小田賀優介(1年、法政二)の率いるオフェンスがランとパスを交えてテンポよく敵陣に入り、最後は残り2ydからRB阿部快斗(2年、横浜立野)が中央へのランで先制タッチダウン(TD)。中大オフェンスは前節の明大戦で無得点と元気がなかったが、この日も法大ディフェンスが危なげなく食い止めた。

第1Q最後のプレーから、法大はQBに勝本将馬(3年、法政二)を起用。このシリーズは勝本のパスが決まらずパントを蹴ったが、中大のリターナーがボールをはじき、これを奪った法大が攻撃権を継続。やすやすとRB岩田和樹(3年、法政二)のランでTD。14-0と中大を引き離した。その後はお互い無得点でハーフタイムに入った。

第3Q最初のオフェンスで、法大はWR高津佐隼也(4年、法政二)をQBに入れた。高津佐が2本のパスを決めて敵陣へ。攻めきれずにフィールドゴール(FG)による3点どまりとなったが、ここで高津佐のパスを見せることが、今後の布石にもなる。第3Q終盤には1年生DBの高山亜秀(日工大駒場)がインターセプトを決め、さらに俊足を飛ばして52ydのリターン。ここからのオフェンスもFGの3点にとどまった。
さらにキッカー三宅俊介(4年、法政二)のFGとRB畑中星哉(3年、南山)の33ydTDランで計30点。ディフェンスは中大オフェンスを完封してみせた。

WR高津佐(右)をQBにも起用。2本のパスを通した。

第5節を終え、早大が唯一の負けなし(4勝)でトップ。法大は3勝1敗で2位につけている。続く立大戦でも勝利し、最終節の早大戦にすべてをぶつけたい。そして悲願の甲子園ボウル出場、全国制覇へ。法大戦士の熱い戦いから目が離せない。

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