大学バスケ

特集:第70回全日本大学バスケ選手権

秋の関東リーグ女王・早大 涙の敗退

敗戦後にしゃがみ込んだ早大主将の高田

全日本選手権 第3日

12月12日@東京・駒沢オリンピック公園総合運動場
女子2回戦 筑波大 75-71 早稲田大

秋のリーグ戦を制し、第1シードとしてインカレ優勝を狙った早大が、リーグ6位の筑波大の前に散った。応援席へのあいさつを終えると、主将の高田静(4年、山形市立商)はコートにひとり、しゃがみ込んだ。

「まだやりたかったなって。自分たちが目指してきたのはここじゃない。自分がしっかりチームを勝たせたかったのに、それができないまま、もう終わっちゃったんだな。そう思ったら、悔しいというか情けないというか……」。その時の思いを振り返りながら、高田の目から涙がこぼれた。

応援席を指さし、気持ちを高め合った

ときにはコーチもしながら

序盤から早大のペースだった。澁谷咲月(3年、大阪薫英女学院)、中田珠未(3年、明星学園)、田中真美子(4年、東京成徳大学高)らが得意なプレーでスコアし、守ってはボールマンへの素早いダブルチームで筑波大に攻撃のリズムをつくらせなかった。しかし、粘り強く食らいついた筑波大は第4クオーター(Q)開始早々に反撃開始。5連続得点で12点のビハインドを一気に縮め、高辻真子(4年、桜花学園)のブザービーター3ポイントで延長戦に持ち込む。早大はその後も筑波大のリバウンドとディフェンスに押され、敗れた。

19得点と16リバウンドと奮闘した田中(左から2番目)

今季の早稲田大はヘッドコーチ不在で始動し、その後も後任が立たず。始動後1カ月ほどして顧問の倉石平氏がコーチを務めることになったが、不在の日も多かった。高田は「倉石さんがいない日は、自分が日本一のレベルを意識して、監督目線で厳しくやってきたつもり」と話す一方で、「一つひとつのプレーの精度を高められなかった。気持ちだけじゃ勝てない」と、再び声を詰まらせた。