フィギュアスケート

再びインカレに!! 慶大2年・花城桜子の文武両道

女子6級クラスで奮闘する花城桜子

フィギュアスケートのインカレ出場がかかっていた昨年11月の東インカレ(東日本学生選手権)。女子6級クラスの慶應義塾大学2年、花城桜子(はなしろ・さくらこ、那覇国際)は出場権を得られず、人目をはばかることなく泣いた。

細かいミス響き、あと一歩届かず

昨年のシーズン冒頭のインタビューで花城は「もう一度インカレに出て入賞できるように頑張ります」と、前のシーズンに出たインカレを振り返りながら意気込んでいた。だからこそ、東インカレには強い気持ちを持って臨んだ。冒頭のダブルアクセルはダウングレード判定となったが、ほかのジャンプでは転倒しなかった。「この出来ならインカレに出場できるかもしれない」という期待が、演技直後にはあった。一方で「細かいジャンプのミスがどう評価されるのか」との不安もぬぐいきれずにいた。

前年なら、花城の点数はインカレ出場に十分届くものだった。しかし結果は19位。出場圏内となる18位に、わずかに一歩及ばなかった。「あと2、3点で、あと一人で、って考えたときに悔しい気持ちでいっぱいになりました」。花城は感情を抑えきれず、大粒の涙を流した。

沖縄よりグッと充実した環境

花城は慶大に入ってからの2年間、学業とスケートを両立させる生活を送ってきた。そうした日々を、彼女は「まずは楽しいです」と笑顔で振り返る。沖縄で高校時代を過ごした花城は通年でリンクに通ってはいたが、クラブに所属したり、個別の指導を受けたことはなかった。

午後8時ごろまで一般のお客さんに混じって練習していた沖縄での日々から、慶應大のフィギュアスケート部へ。部には初心者から、国際大会出場に必要な7級クラスの選手までが所属している。そんな部の環境は、花城にとって受験する際のモチベーションの一つだった。沖縄のよさを懐かしがりながらも、「県外に出てきてよかったと思うこともたくさんあります」と、充実の表情をのぞかせる。

花城の演技には印象的な振り付けが多い

4月から3年生だ。早くも4years.の折り返し地点にいる。学業面では「研究会」が始まる。学業とスケートの両立は決して簡単なことではない。それでも法学部法律学科の花城は「自分の専門性を考えながら、将来の進路を考えていきたい」と考えている。

早くも学生生活は残り2年、飛躍なるか

インカレへの思いを尋ねると、「絶対に3年生、4年生では出場したいです」と花城。願いを叶えるためには、技術面とメンタル面の強化が不可欠だと考えている。「試合だから特別」ではない。「練習からどうでもいい」わけじゃない。練習で身につけたものを試合で生かせるよう、普段のトレーニングから意識を変えていく。あと2年、花城の飛躍に期待したい。