バレー

関大女子バレー、昨春と同じ頂点へ好スタート

春季リーグの初戦で笑顔をはじけさせる関大の選手たち

関西大学女子春季リーグ戦1部 第1週

4月7日@近畿大学記念会館
関西大 3-0 大阪体育大

春季リーグが幕を開けた。昨春に続く優勝を狙う関大は、大阪体育大との初戦にストレート勝ち。好スタートを切った。

原と石田の3年生コンビが躍動

1セットは互いに12点を奪うまでシーソーゲームが続いた。均衡を破ったのは関大の原幸歩(3年、誠英)だ。力強いスパイクを決めたあと、フェイントで相手を翻弄(ほんろう)。後衛にまわっても、強烈なバックアタックで得点を重ねた。

2セットは石田成実(3年、金蘭会)が爆発した。原とともに1年のときからコートに立っている石田は「決め方は分かってきてます」と言う。豊富な経験と確かな力で得点を量産できる石田がサイドにいることで、ミドルの速攻も決まりやすくなる。相手を圧倒し、勝利に王手をかけた。

18-21から逆転する練習実った

3セットは相手も粘り、差がつかない展開。それどころか18-21とリードを許してしまった。それでも、関大に焦りはなかった。終盤に逆転し勝ち切るトレーニングを毎日こなしてきたからだ。設定していたスコアはまさに、18-21。「これ、やったじゃん! ってなって『いける、いける』ってみんなで言ってました」と原。劣勢にも動じない関大に対し、大体大側にミスが生まれる。最後は25-23で振り切った。

サイドから鋭いスパイクを決めた原

スパイカーの活躍を支えたのはセッターで主将の川西花菜子(4年、四天王寺)とリベロの山本愛梨沙(4年、大阪国際滝井)だ。関大の守備を支えてきた彼女たちは、この試合でも多くのファインプレーを見せた。スパイカーの調子がよかった大体大戦では、攻撃力で圧倒できた。しかし、常にそうなる保証はない。関大は「つなぎ」で勝ってきたチームだ。レシーブ力をさらに上げ、関西の頂へ再び突き進む。

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