ラクロス

24校、201人 はじめの一歩 新入生ラクロス合同体験会

ラクロスでつながった新入生たちの大きな輪ができた

ラクロスは大学から始める人が大多数の競技だ。日本学生ラクロス連盟東日本支部は毎春、関東地区の大学を対象に「新入生ラクロス合同体験会」を開催している。今年は4月14日と21日に開き、2日間で計24校、201人の新入生がラクロッサーとしての一歩を踏み出した。

日本代表選手たちのプレーに刺激

この体験会は2000年ごろに始まり、学生スタッフが中心となって運営している。学生たちは昨年11月から準備を始め、連盟に所属している関東の全大学に参加を打診。大学によっては独自に新入生に向けたイベントを用意しているところもあり、そういう大学は体験会に参加してこない。参加した大学の中には新入生が1人というところもあったが、体験会では大学の枠を超えてチームを組んでいたこともあり、自然とお互いが話す雰囲気になっていた。

社会人クラブチーム同士が披露したモデルゲーム

体験会の前には、男子クラブチームのADVANCE-HANGLOOSE(アドバンス・ハングルース)とVALENTIA(バレンティア)のモデルゲームが披露された。日本代表選手も所属するチーム同士の試合ということもあり、ボールを激しく奪い合うシーンは迫力満点。またディフェンスから一気に攻めに転じてゴールを決めるまでのスピード感も味わえた。クラブチームの選手たちは、大学でラクロスを経験してきた人ばかり。“先輩”たちのプレーに、新入生たちは大いに刺激を受けたことだろう。

新入生たちは日本トップクラスのモデルゲームに見入っていた

ミニゲームでラクロスにはまる

体験会では「ソフトラクロス」に取り組んだ。プラスティック製のクロスは通常のものに比べてやや軽く、楽にボールを投げられ、楽にキャッチできる。またボールはゴム状で軽く、体に当たっても痛くない。一つのコート内で3チームが5分間のミニゲームで総当たりし、各コートの優勝チームに商品が渡された。チームは別々の大学のメンバーで組まれていたため、ほぼ全員が初対面だったが、チームによっては試合前に円陣を組んだり、ハイタッチをしたりと、優勝を目指して団結する姿があった。

ミニゲームの前にチームでパス練習。このキャッチが最初はなかなかできない

試合の序盤にはキャッチがうまくできず、何度もグラウンドボールになるシーンがあった。それでも次第にパスが通り、そのままショットまでつながる展開が生まれていた。参加者の中にはすでにラクロス部に入部し、練習も開始している学生もいたが、もちろんこの体験会で初めてクロスを触った学生もいた。

女子がゴールすると2点という特別ルールだったため、各チームは女子にボールを集めた

初めてラクロスをした感想を尋ねてみた。ある女子の参加者は「高校でフットサルをしてて、大学でも運動部に入りたいと思ってたんですけど、最初は、ラクロスはちょっと怖いなって思ってました。でも先輩たちの雰囲気がよくてすぐに入部しました。実際にやってみたら怖くなくて、点を決めたときは最高で楽しかったです!! 」と話した。また男子の参加者は「先輩からラクロス部に誘ってもらったんですけど、まだ悩んでて、とりあえず今日来てみました。やってみたら思ってたよりも簡単で楽しいなって。もうちょっと考えようと思ってるんですけど」と言いながら、ラクロスにはまりつつあるようだった。

ラクロスはとくにスタートが横一線ということもあり、横のつながりが強いという。新人獲得担当としてこの体験会で学生スタッフの先頭に立ってきた東海大学3年の上野澪音(みおと、三浦学苑)は言う。「ラクロスのいいところは、自分の大学だけじゃなく、関東や全国にいろんな友だちができるところです。自分もラクロスを通じていろんな友だちができました。ラクロスをやると、必ず友だちの輪が広がります」。体験会のあとにはチーム内で「LINE」のグループをつくり、早くも輪が広がっているようだった。上野と一緒に運営に携わってきた日本女子大3年の安達璃奈(りな、山手学院)も「体験会は大成功です!! とても楽しそうに1年生がプレーしている姿を見て、やりがいを感じました」と、充実の笑みだった。

ゲーム中も新入生たちから自然と笑みがこぼれた

1年生を対象にしたイベントはほかにも、夏前の合同強化合宿「フレッシュマンズキャンプ」があり、夏から秋にかけては新人戦が開催される。この体験会で初めてクロスを握った学生たちは、これからどんな景色を見て、どんな4years.を歩むのだろうか。

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