大学アメフト

日大フェニックスの1年生RB安中天寿、デビュー戦で独走タッチダウン

大学生としてのデビュー戦で独走タッチダウンを決めた安中

練習試合

5月4日@日体大世田谷グラウンド
日大 42-0 日体大

日大アメリカンフットボール部「フェニックス」が新たな一歩を踏み出した。5月4日、関東学生連盟による公式戦出場資格停止処分が3月末で解けてから最初の練習試合に臨み、日体大を圧倒した。第4クオーター(Q)7分すぎ、入学して1カ月あまりのRB(ランニングバック)が独走タッチダウン(TD)を決めた。

てんじゅナイス!!

いきなり輝いたルーキーは安中天寿(やすなか・てんじゅ、関西大倉)。点差の開いた後半の途中からフィールドに送り出された。

TDのプレーは先輩たちのナイスブロックで左のオフタックル付近に大きな穴が開き、第一線を抜けると加速。左オープンに出て、追いかけてくる日体大の選手をまくった。エンドゾーンに駆け込むと、先輩たちが駆け寄ってきてくれた。サイドラインからは「てんじゅナイス!!」の声が飛んだ。この日、チームで六つ目のTD。最後に1年生が決めてみせた。

タッチダウンのあと、先輩たちに祝福され、笑顔に(撮影・篠原大輔)

デビュー戦でのTDを振り返り、「むっちゃ気持ちよかったです」と笑った安中。関西大倉高校2年でアメフトを始め、RBとディフェンスのCB(コーナーバック)とキッカーを兼任していた。大阪選抜チームに選ばれたこともあるが、CBとしてだった。それでも大学ではRBで勝負すると決めていた。

最も気になっていたことを尋ねた。昨年5月6日からの一連の流れを受けて、日大でアメフトをやることに戸惑いはなかったのか。「気にしてなかったです。強いチームでいろんなことを学びたいと思いました」と安中。周りには「日大はやめといた方がいい」と言う人もいたが、「逆にチャンスかもしれんぞ」と背中を押してくれる人もいた。親は最初「うーーーん」と言っていたが、フェニックスの現役選手の父兄に現状を聞いてからは、賛成してくれるようになった。そして安中は日大へやってきた。

気持ちよく練習できる雰囲気

フェニックスで1カ月を過ごした印象を尋ねた。「上級生のみなさんは『1、2年は俺らについてこい』って言ってくれます。コミュニケーションがとりやすくて、気持ちよくやれてます。全体で強くなろうっていう雰囲気があると思います」

大学ではRBで勝負する(撮影・篠原大輔)

日体大戦でユニホームを着た115人中、1年生は27人。新生フェニックスに飛び込んできた安中は、まずはしっかりチャンスを生かした。

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