大学野球

神宮に魅せられた男、慶大・正木智也は聖地を沸かせるスターになる

正木は神宮のスターとなる可能性を秘めている

この春、慶大の未来を担う男が覚醒した。その名も正木智也(2年、慶應義塾)。高校時代から実績を残してきた右の大砲だ。昨年は1年生ながら春の開幕戦で神宮デビューを果たし、主に代打として出場機会を得ると、今シーズンはレフトのレギュラーの座を獲得。全試合で5番を打ち、勝負強いバッティングで一気に慶大の主力へと成長した。

高校通算50発、鳴り物入りで入学

幼いころ慶早戦をテレビで見たことで神宮球場へのあこがれを抱き、慶應義塾高校へ入学。甲子園出場の夢はかなわなかったが、高校通算50本塁打をマークし、鳴り物入りで慶大へ進んだ。未来の主砲として期待を受けた。チームメイトたちは彼を「冷静さと熱い気持ちを兼ね備えた男」と評する。そんな正木を成長させたのは、3連覇をあと一歩で逃した昨秋の悔しさだ。その思いを胸にウェイトトレーニングに励み、打球の飛距離が伸び、今シーズンは3割超の打率をマーク。主軸として優勝争いを演じるチームを引っ張った。

しかし本人は「チャンスでの凡退が多い」と話し、現状に満足はしていない。昨秋同様、優勝に届かなかった悔しさを胸に、さらなる高みへと向かっていくだろう。かつて神宮に魅了された少年は、時を経て、神宮を沸かせるスターとなり、慶大を優勝へと導く。

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