同志社野球、善戦するも悔しい敗戦で開幕カードを落とす
関西学生野球連盟秋季リーグ戦
9月7日、8日@滋賀・皇子山球場
1回戦 同志社大 1-2 近畿大
2回戦 同志社大 3-5 近畿大
秋季リーグ戦が開幕し、同志社大は近畿大と対戦した。先発を任されたのは今春確かな結果を残した同志社の若きエース、髙橋恭平(2年、高田)だ。3回に四球と安打で先制を許すも、6回からは4イニング連続で近大打線を三者凡退に封じる好投を見せた。攻撃でも5回に2死二塁から左適時二塁打を放ち自身のバットでランナーを返した。
力投も実らず、悔しい敗戦
1-1と両者譲らぬ戦いが繰り広げられ試合は延長戦へ。これまでひとりで投げ抜いた髙橋恭だったが、11回に先頭に右三塁打を放たれマウンドを降りた。140球を超える髙橋恭の力投にスタンドからは拍手が送られた。リリーフを任されたのは髙橋佑輔(1年、豊田西)。三者連続で打ち取り、好投を見せるも、ゴロの間にランナーが返り勝ち越しを許してしまう。その裏、同志社は無失点に抑えられ敗北を喫した。
失策が絡み失点を重ねる
2回戦、勝ち点獲得のためにも負けられない試合。先発を任された西村颯真(2年、今治西)が初回から2本の安打を放たれ先制を許す。続いてマウンドに上がった仲野芳文(3年、天理)が安定したピッチングで2、3回を無失点に抑えた。攻撃では2死から工藤哲平(4年、同志社国際)、本間太一(3年、敦賀気比)の中安打でチャンスをつなぎ、代打の鎌倉誠(3年、聖光学院)、小川晃太朗(3年、龍谷大平安)のタイムリーで2点を追加した。5回に1点を返され2-2となり、拮抗した戦いが繰り広げられた。
試合が大きく動いたのは8回。2日連続で登板となった髙橋佑の制球が安定せず、3つの四球、2本の安打、さらに失策も絡み3点を追加されてしまう。9回、同志社は髙尾陽輔(3年、今治西)がソロホームランを放つも3-5で敗北を喫し、近大から勝ち点を落とした。
試合後、主将の杉内洸貴(4年、今治西)は「個人個人としてもそうですけど、チームとしての課題もしっかり見直し、修正してから関学戦に挑みたい」と話した。敗戦で得た経験が彼らをさらに強くする。