大学サッカー

後期リーグ無敗の法政サッカー、専修大との「ノーガード殴り合い」はドロー

PKを決めた紺野。1ゴール1アシストと躍動した

関東大学1部リーグ戦 第16節

10月14日@法政大学城山サッカー場
法政大(勝ち点26) 2-2 専修大(20)

前節で法政大は中央大を1-0で下し、後期リーグ初勝利を飾った。今節は台風19号の影響で開催が延期され、会場が法大城山グラウンドに変更。思わぬ形でホームゲームが転がり込んだ法大は、前期リーグ戦で敗れた専修大との一戦に臨んだ。

ノーガードの殴り合いも前半は専大の1点のみ

得点数リーグ3位、失点数リーグワーストの数字が示すように、専大は攻撃的なサッカーを志向するチームだ。序盤からオープンな展開が多く、ノーガードの“殴り合い”の様相を呈した。前半14分、相手のパスミスを奪った末木裕也(4年、ヴァンフォーレ甲府U-18)がサイドに展開すると、森俊貴(4年、栃木SCユース)がクロスを上げたがシュートを打つまでには至らない。

すると17分、今度は法大のバックパスをカットされてカウンターを許す。スルーパスを通され、GKと1対1の大ピンチを迎えたが、山岸健太(4年、前橋育英)が片足1本のビッグセーブでチームを救った。目まぐるしく攻守が入れ替わる中で球際の戦いも激しさを増し、21分には判定をめぐって両チームがヒートアップ。そして25分、クリアボールが短くなった所を鈴木厚太(4年、飛龍)に拾われ、エリア外からミドルシュートを決められてしまう。

後半になって1点目を決めたのは松澤だった

ビハインドを追う展開となった法大は31分、宮部大己(3年、法政二)のグラウンダークロスから森が合わせたが、相手GKの好守に阻まれた。39分にはセットプレーからヘディングシュートを許したがクロスバーに救われた。互いに多くのチャンスをつくりながらもネットを揺らしたのは専大の1点のみとなり、0-1で試合を折り返した。

紺野が躍動し一時逆転も、ドローに終わる

迎えた後半、法大の逆襲が始まる。まずは47分、森のクロスから松澤彰(4年、浦和レッズユース)がヘディングシュート。続いて49分には単独突破を仕掛けた長谷川元希(3年、大宮アルディージャユース)がシュートまで持ち込む。どちらもあと一歩で阻まれたものの、「後半は主体性を持ってやれた」と宮部が語った通り、立ち上がりの主導権を握ったのは法大だった。

そして54分、紺野和也(4年、武南)が得意のカットインから左足を振り抜くと、松澤が巧みにコースを変えてゴールイン。試合を振り出しに戻した。攻撃の手を緩めない法大は62分に敵陣でボールを奪った紺野が独走。最後は相手GKにエリア内で倒され、このプレーでGKが一発退場。紺野は自ら得たPKを落ち着いて決め、逆転に成功。一人多い状況で1点リードを抱えた。

得点し、ハイタッチで喜びを表現する紺野

さらに追加点を奪うべく、73分には高木友也(3年、法政二)が左サイドの密集地帯を抜けてチャンスを演出。このまま敵陣でサッカーを続けたい法大だったが、75分に相手のカウンターからエリア付近でファール。このFKから最後は岸晃司(4年、川崎フロンターレU-18)に押し込まれ、再び試合は振り出しへ。

その後は人数で勝る法大が勝ち越しを狙って攻め続けたが、3点目は奪えずにタイムアップ。雨中の激戦は2-2に終わり、専大と勝ち点1を分け合った。1ゴール1アシストと躍動した紺野は、一人多い中でのドローに「そこはちょっと甘さが出た」と苦い顔を見せたが、法大は未だ後期リーグ無敗を継続中。インカレ出場権獲得に向け、着々と勝ち点を積み重ねている。

次節の対戦相手は6位の順天堂大。勝ち点差1で5位につける法大にとっては絶対に負けられない直接対決だ。何としてでも勝ち点3を取り、熾烈なインカレ出場戦線を一歩抜け出したい。

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