同志社バレー、優勝かけた大一番で大産大に敗れ3位でシーズン終了
関西大学バレーボール連盟男子1部 秋季リーグ戦第10節
10月20日@近畿大学記念会館
同志社大 2-3 大阪産業大
10月20日に近畿大学記念会館で、関西大学バレーボール連盟男子1部秋季リーグ戦最終節があった。同志社大は大阪産業大を相手にセットカウント2-3で敗北を喫した。最終成績を3勝2敗とし、秋季リーグ戦を第3位で終えた。
勢い止まらず、幸先よく第1セットを先取
勝てば優勝もあり得る大一番。歴史的な瞬間を一目見ようと、大勢のギャラリーが駆けつけた。たくさんの声援に選手たちも自然と笑顔に。明るい雰囲気の中、第1セットが始まった。
安定のエース、金光出雲(4年、松山工業)のアタックで幸先良く1点目を奪取する。取っては取られを繰り返し、6-6。この場面で藤谷彰人(4年、須磨友が丘)の強烈なアタックが決まると、同志社が勢いをつかむ。金光のブロック、引田瑛樹(2年、鳥取商業)のバックアタックが決まり4点リードへ。
大産大がたまらずタイムアウトを取るが、梅原拓磨(4年、洛南)がサービスエース決め、流れを渡さなかった。相手の素早いクイックにも金光が食らいつき、粘りのレシーブでリードを保つ。同志社が22点に差し掛かった場面で4連続得点を許すも、逆転されることなく25-21で第1セットを取った。梅原は「サーブアンドブロックの形がよくできた」と第1セットを振り返った。
崖っぷちの第4セットで踏ん張るも勢い負け
勢いそのままにいきたい同志社だったが、大産大も徐々に調子を上げた。負けじと梅原がサイドとミドルを使い分け、多方面からの攻撃を仕掛ける。だが相手リベロの守備範囲の広さに苦しんだ。必死に食らいつきデュースへ持ち込むも、相手のクイックを交えた攻撃に対応できず、26-28で惜しくも第2セットを落とした。
第3セットを18-25で落とし、もう後がない第4セット。2セット連続で落としたこともあり、選手たちの顔に笑顔はなかった。だが藤谷がサーブで崩し、引田がアタックを決めたワンプレイがチームの雰囲気を変えた。さらにここで伴大輝(1年、東福岡)がクイック、フェイントで得点を重ね、徐々にチームに笑顔が戻った。ピンチサーバーで出場した西村隼輝(2年、洛南)がサービスエースを取るなどチーム一体となって攻めきり、25-20で第4セットを奪取。フルセットに望みをつなげた。
フルセットまで持ち込んだものの15点マッチの中、6点差をつけられ10-15で敗北が決まった。主将の梅原は「勢い負けした。攻め切れなかった」と振り返る。秋季リーグ第3位の結果には「満足はしていない。後輩たちにはあと一歩上に行ってほしい」と言葉を残し、最後のリーグ戦を終えた。