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特集:第50回明治神宮野球大会

関大が延長タイブレークで東海大を振り切り、47年ぶりの決勝で慶應と東西対決

第50回明治神宮野球大会
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47年ぶりの決勝進出を決め、関大には涙ぐむ選手も(すべて撮影・佐伯航平)

第50回明治神宮大会

11月19日@神宮球場
準決勝 関西大(関西)8ー7(延長10回タイブレーク) 東海大(首都)

野球の第50回記念明治神宮大会第5日、大学の部準決勝第2試合で関西大(関西)が東海大(首都)を延長10回タイブレークの末に87で破り、優勝した1972年の第3回大会以来の決勝に進んだ。準決勝第1試合では慶應義塾大学(東京六)が城西国際大(千葉県)を61で下した。関大と慶應の決勝は20日午後1時にプレーボールの予定。

守備の男・坂之下が10回に勝ち越し打

序盤からの打ち合い。逆転、また逆転とゲームセットまで目の離せない競り合いを関大が制した。

関大は3-4の7回、1死満塁から久保田拓真(2年、津田学園)が走者一掃の三塁打を放って6-4と逆転に成功した。
しかし東海大も8回に海野隆司(ソフトバンク2位、4年、関西)のライトへの犠牲フライで1点差に詰め寄り、土壇場の9回には千野啓二郎(4年、東海大相模)のタイムリーで6-6と追いつく。大会規定により延長10回からタイブレークとなった。

延長10回に勝ち越しツーベースを放ち、ガッツポーズの坂之下

10回、先攻の関大は1死一、二塁から坂之下晴人(2年、大阪桐蔭)がレフトオーバーのツーベースを放ち、1点を勝ち越した。さらに2死満塁から安藤大一郎(同、西条)が当てられて1点を加え、2点のリードを奪った。

東海大はその裏、2死満塁から植村祐介(4年、広陵)がレフト前へタイムリーを放って1点を返したが、最後は串畑勇誠(3年、同)がショートゴロに倒れてゲームセット。関大が優勝した1972年の第3回大会以来、47年ぶりの決勝進出を決めた。

左のほおに「絶対勝つぞ関大」の文字

10回に勝ち越しのツーベースを放った坂之下は「試合に出てない4回生の先輩たちが、死ぬ気で大きな声を出して応援してくれてました。先輩たちのためにも、絶対勝たないといけない。明日も関大らしい野球で日本一を目指します」と、決勝への意気込みを語った。 

決勝も粘り強く総力戦で

 関西大・早瀬万豊監督の話
「追いつかれてのタイブレークでしたんで、嫌な感じがしたんですけど、選手たちがよく頑張ってくれました。慶應さんは振れてるバッター打者が多くて、球の速いピッチャーが右、左といます。明日の決勝も今日みたいに粘り強く総力戦で臨みたいと思います」

春の大学選手権に続き、東海大はあと一歩で決勝進出を逃した

長倉を中心に4年生がよく引っ張ってくれた

 東海大・安藤強監督の話
「今年のチームは6月の大学選手権でベスト4、今回もベスト4まで進めました。キャプテンの長倉(蓮、東海大相模)を中心に、4年生が引っ張ってくれた結果だと思います。投手陣が苦しい中で、キャッチャーの海野がよくリードしてくれた。トーナメントはミスしたら負け。選手たちは一球一打への思いをさらに強くしてくれたと思います」

 

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