1年生も活躍した皇學館大が4年連続本戦出場 全日本大学駅伝東海地区代表
第52回全日本大学駅伝対校選手権大会 東海地区選考会
9月22日@愛知・ウェーブスタジアム刈谷
1位 皇學館大学 4時間05分29秒90
2位 愛知工業大学 4時間07分32秒13
3位 岐阜協立大学 4時間09分40秒69
9月22日、全日本大学駅伝の東海地区選考会が開催され、皇學館大学は2位の愛知工業大学に2分2秒23の差をつけ、4年連続4回目の本大会出場を勝ちとった。
全組トップならずも、1年生も活躍
選考会は13校が出場した全4組(各組に1校2人)による10000mのタイムレースで行われた。前回、皇學館大は全組トップで2位だった愛知工大に4分33秒25もの差をつけた。今大会でも皇學館大は全組トップを狙っていたものの、初めて公式戦で10000mを走る1年生や選考会初出場の2年生もいるチーム編成で、「冒険的な部分は若干あります」と日比勝俊監督は言う。
1組では渡邉大誠(愛知工業大2年)が30分59秒80でトップ。2組には皇學館大のエース・川瀬翔矢(皇學館大3年) が出走し、スタートから飛び出して独走体制へ。そのまま首位を守り、29分39秒38を記録した。さらに3組では今大会が初の10000mレースだった佐藤楓馬(皇學館大1年)が30分27秒81をマークし、川瀬に続くトップ通過を果たした。4組では横田佳介(中京大3年)が29分27秒54で今大会のトップ記録をマークするも、皇學館大も2着と6着で上位を守り、4年連続4回目の本戦出場を引き寄せた。
川瀬翔矢の話
「しんどかったな。全員1週遅れにしようと思っていたんですけどひとりできなくて、少し物足りない感じはあるんですけど……。タイムも29分30秒台で(9月11~13日に日本インカレがあった)このコンディションでひとりで押し切っていたので、まぁ十分かな。最初から飛び出したのは狙い通り。後ろの組のメンバーを少しでも楽にさせようと思って、きついところもあったんですけど振り絞って走りました」
日比勝俊監督の話
「4年連続本戦出場はやっぱりうれしいですね。みんな好走してくれました。内容的に反省すべきところはありますけど、どれも次につながるもの。とくに1組など、想定以内ではありましたけど他大学がきちんと走ってきたことで、差が大きく開かなかった。でも2組目の川瀬の独走と鵜飼一颯(1年)の走りは想定通りです。鵜飼は自己新でしたしね。いい経験をさせてもらいました。佐藤楓馬はたぶん、大ブレークすると思っています。エースの川瀬には全日本大学駅伝で区間賞をとってもらいたいです」