大学陸上・駅伝

特集:第52回全日本大学駅伝

全日本大学駅伝、駒澤大が6年ぶり13度目の優勝 アンカー勝負で東海大は2位 

田澤がアンカー勝負を制し、駒澤大が6年ぶりとなる優勝を果たした(撮影・朝日新聞社)

第52回全日本大学駅伝

11月1日@愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前の8区間106.8km
1位 駒澤大 5時間11分08秒☆大会新記録
2位 東海大 5時間11分31秒
3位 明治大 5時間12分24秒
4位 青山学院大 5時間12分42秒
5位 早稲田大 5時間13分04秒
6位 東洋大 5時間13分15秒
7位 帝京大 5時間14分40秒
8位 順天堂大 5時間14分43秒
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9位 國學院大 5時間15分16秒
10位 東京国際大 5時間17分05秒

第52回全日本大学駅伝が11月1日、愛知・熱田神宮から三重・伊勢神宮までの8区間106.8kmであり、駒澤大が6年ぶり、最多となる13度目の優勝を果たした。5時間11分08秒の大会新記録だった。

5区・酒井が流れを変え、アンカー・田澤が決めた

駒澤大は1区加藤淳(4年、西脇工)が3位で襷(たすき)をつなぎ、2区のルーキー花尾恭輔(鎮西学院)で9位に沈むも、そこから徐々に追い上げ、5区の酒井亮太(2年、西脇工)が区間新・区間2位の快走で3位に浮上。当日変更で7区を任された小林歩(4年、関大北陽)は、2位の東海大・西田壮志(4年、九州学院)とほぼ並んでの3位で、アンカーの田澤廉(2年、青森山田)に託した。田澤は東海大・名取燎太(4年、佐久長聖)と競りながら、先頭を走っていた青山学院大の吉田圭太(4年、世羅)を抜き去る。ラスト1.2km、田澤がギアを切り替えて一気に名取との差を広げると、そのままフィニッシュ。田澤は「よっしゃ!」と大きな声を上げ、6年ぶりの優勝の喜びを爆発させた。

なお、1区では順天堂大のルーキー三浦龍司(洛南)をトップに、上位8人までが区間新。2区では伊勢神宮のお膝元である皇學館大の川瀬翔矢(4年、近大高専)が史上最多の17人抜きで区間賞を獲得し、一時4位に浮上した。

皇學館大の川瀬は2区で史上最多となる17人抜きで、チームを4位に引き上げた(撮影・朝日新聞社)

狙ったとおりに優勝できて嬉しい

駒澤大・ 大八木弘明監督の話
「この状況の中で試合を開催していただいたことについて、本当にありがたく思っています。選手たちが一番喜んでいると思います。今シーズンは『3大駅伝1つは勝とう』と始動して、この全日本大学駅伝で優勝を狙えるようなチーム作りができたので、この大会は狙っていこうと思っていました。それが現実にできたことが嬉しく思っています。初出場の選手が4人いて、この選手たちがどういう走りをするかなと思っていましたが、(5区を走った)酒井(亮太、2年、西脇工)がいい流れを作ってくれました。田澤には、名取くんが先輩なのでしっかり胸を借りて、並走しても構わないから余裕をもって行けと。仕掛けるのは自分のところで行きなさいと言っていました」

レース後の記者会見で、大八木監督もアンカーの田澤も笑顔を見せた

MVPを獲得したアンカー田澤廉の話
「駒澤の目標として、3大駅伝どこか勝つというのがあったので、今日は流れも良くて自分のところでブレーキするわけにはいかないと思っていました。最終的に優勝できて、自分のところで一番にテープを切れて嬉しかったです。ガンガンいきたいとも思ったんですが、必ず優勝したいという思いがあったので並走を選びました。ラスト1kmで仕掛けると名取さんはついてくるだろうと思ったので、残り1.5kmとか1.3kmのところでふいに仕掛けることで、『えっ』ていうような思いをさせたかったです。結果的にうまくいって、気持ちよく最後終わることができました」

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