水泳

慶應義塾大学の佐藤翔馬、男子200平で2分6秒台の好記録V 北島康介杯

北島康介杯男子200m平泳ぎでスタートをきる佐藤翔馬(全て代表撮影)

競泳の北島康介杯が1月22~24日、東京辰巳国際水泳場で開催された。男子200m平泳ぎ(24日)は、慶応義塾大学2年の佐藤翔馬(東京SC)が渡辺一平(トヨタ自動車)の持つ日本記録に0秒11と迫る2分6秒78の好タイムで優勝。19歳の伸び盛りの佐藤は世界トップ級の2分6秒台をたたき出し、アントン・チュプコフ(ロシア)の持つ2分6秒12の世界記録も視野に入ってきた。100m平泳ぎ(22日)も59秒84で制した。

慶應・佐藤翔馬、世界新まで0秒90 憧れの北島康介が手にした世界の頂点へ
男子200メートル平泳ぎ決勝で日本記録を破れず悔しがる佐藤

池江璃花子が日本選手権参加記録突破

東洋大学1年の酒井夏海(スウィン美園)が54秒48で優勝した女子100m自由形(23日)では白血病から復帰した日本大学2年の池江璃花子(ルネサンス)が55秒35の4位だった。池江は予選では56秒16の全体6位で泳いで決勝へ、東京オリンピックの代表選考会を兼ねた日本選手権の参加標準記録(56秒53)を突破した。

女子100m自由形予選で力泳する池江璃花子
日大・池江璃花子 594日ぶりのレースで涙「戻ってきたんだな」、夢のインカレへ

個人種目で東京オリンピックへ出場するには、日本選手権の決勝で日本水泳連盟が定める53秒31の派遣標準記録を突破したうえで、原則2位以内に入る必要がある。100m自由形は400mリレーの代表選考も兼ねており、個人種目の派遣標準記録より遅い54秒42が選考の目安となっている。

女子100m自由形決勝、レースを終え息を整える池江

このほか、男子では200m自由形(22日)を明治大学出身の松元克央(かつひろ、セントラルスポーツ)が1分45秒13の日本新記録で優勝。自らが持つ記録を0秒09更新した。100m自由形(23日)も48秒58で制した。400m自由形(23日)は中央大学1年の井本一輝(イトマン東京)が3分51秒34で勝った。200mバタフライ(22日)では日本大学1年の本多灯(ATSC.YW)が1分55秒80で優勝した。

白井璃緒が女子背泳ぎ二冠

女子では背泳ぎの白井璃緒(東洋大3年)が100m(22日)を1分0秒46、200m(23日)を2分13秒69で勝って二冠を達成。バタフライは100m(24日)を日本大学3年の長谷川涼香(東京ドーム)が58秒55、200m(22日)は早稲田大学3年の牧野紘子(東京ドーム)が2分9秒02で制した。

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