野球

西武の松坂大輔が引退へ 渡辺GM「回復したら会見」

西武との入団交渉の後、東尾修監督(右)とともに記者会見した横浜の松坂大輔投手。東尾監督が200勝を挙げた時のボールを持ち、にっこり笑った=1998年12月9日
西武との入団交渉の後、東尾修監督(右)とともに記者会見した横浜の松坂大輔投手。東尾監督が200勝を挙げた時のボールを持ち、にっこり笑った=1998年12月9日

 プロ野球・西武ライオンズの松坂大輔投手(40)が今季限りで現役を引退することを決めた。7日までに球団に意向を伝えた。

松坂にノーヒットノーラン食らっても、満足の甲子園 澤井芳信・1

 松坂投手は一昨年オフに西武に復帰。2020年の開幕3戦目に先発する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で開幕は延期され、登板は実現しなかった。その後、首の痛みと右手のしびれを取るため、20年7月に頸椎(けいつい)の手術を受けてリハビリを続けていた。

 関係者によると、今春は少しずつ課題もこなし、復帰に向けて先が見えそうな時期もあったという。が、右手のしびれは回復せず、治療に専念する日々が続いていた。これ以上チームに迷惑をかけられないと、手術から1年が経った今月5日に引退を決めたという。

 松坂投手は1998年に横浜高で甲子園春夏連覇を果たし、「平成の怪物」と呼ばれた。ドラフト1位で99年に西武に入団。1年目から3年連続で最多勝のタイトルを獲得した。

=朝日新聞デジタル2021年07月07日掲載

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