西武の松坂大輔が引退へ 渡辺GM「回復したら会見」
プロ野球・西武ライオンズの松坂大輔投手(40)が今季限りで現役を引退することを決めた。7日までに球団に意向を伝えた。
松坂投手は一昨年オフに西武に復帰。2020年の開幕3戦目に先発する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で開幕は延期され、登板は実現しなかった。その後、首の痛みと右手のしびれを取るため、20年7月に頸椎(けいつい)の手術を受けてリハビリを続けていた。
関係者によると、今春は少しずつ課題もこなし、復帰に向けて先が見えそうな時期もあったという。が、右手のしびれは回復せず、治療に専念する日々が続いていた。これ以上チームに迷惑をかけられないと、手術から1年が経った今月5日に引退を決めたという。
松坂投手は1998年に横浜高で甲子園春夏連覇を果たし、「平成の怪物」と呼ばれた。ドラフト1位で99年に西武に入団。1年目から3年連続で最多勝のタイトルを獲得した。
=朝日新聞デジタル2021年07月07日掲載