陸上・駅伝

特集:いざ、東京オリンピック・パラリンピック

ゴール前で後ろへ「来い!」の合図 難民だった2人、表彰台で並んだ

閉会式に行われた男子マラソンの表彰式。右から2位のナゲーエ、五輪連覇のキプチョゲ、3位のアブディ(撮影・諫山卓弥)

■マラソン男子

順大・橋本2冠など大学生は金6個、日体大の阿部と入江、日大・素根、早大・須崎も

 ゴールが見える最後の直線に、2位を争う3人が接戦でなだれ込んでくる。チェロノ(ケニア)、ナゲーエ(オランダ)、アブディ(ベルギー)の順。ナゲーエがスパートで2番手に浮上、そのまま前だけ見てゴールに突進するのかと思うと、違った。必死で走りながらも後ろを振り向き、右手でアブディに「来い! 来い!」というしぐさを見せる。吸い込まれるようにアブディは3位に上がり、チェロノを抜いた2人がそれぞれ銀メダル、銅メダルに輝いた。

 なぜ、レースの最終盤でそんな不思議なしぐさを見せたのか。

(酒瀬川亮介)

=朝日新聞デジタル2021年08月08日掲載

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