野球

阪神・近本はポケモンのレジギガス? 後半戦は「通常」

阪神の近本(右)=2021年5月、白井伸洋撮影
阪神の近本(右)=2021年5月、白井伸洋撮影

 (24日、プロ野球 阪神タイガース8―2横浜DeNAベイスターズ)

卒業したら就職するつもりだったから、関学に入った 阪神タイガース・近本光司1

 阪神の近本光司は三回に右中間へ8号ソロ。五回は右前安打で出塁し、4得点のきっかけをつくった。「とにかく1本でも多く、ヒットを打てればいいなと思います」

 今季の月別の打率は、0割4分5厘(3月)、2割6分3厘(4月)、3割4分7厘(5月)。昨季も開幕したての6月は1割台前半だったが、2割9分3厘でシーズンを終えた。

 尻上がりに調子を上げる様子に、一部のファンから「レジギガス近本」と名付けられた。ゲーム開始からしばらくの間、能力が低下するスロースタートという特性を持つ「ポケットモンスター」のキャラクターに由来するのだという。

 先週、自身のインスタグラムに「スロースタートは発動せず、通常のこうげき・すばやさでプレーしています」と書き込んだ。東京五輪による中断期間があったことで、もしや、という心配があったが杞憂(きゆう)だったようだ。

 後半戦が始まって10試合の打率は3割4分2厘。順調な「リスタート」はファンをほっとさせているだろう。

(内田快)

=朝日新聞デジタル2021年08月25日掲載

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