野球

ついに出た2カ月ぶりの一発 阪神・佐藤輝明がV争うヤクルトに重圧

二回に3点本塁打を放ち、テレビカメラに向かってポーズをとる半紙の佐藤輝明(撮影・上田潤)

 阪神の佐藤輝明が24日の広島戦(マツダ)で約2カ月ぶりの特大の一発を放った。

阪神の佐藤輝明や楽天の早川隆久らが開幕一軍 プロ野球大学出新人ベンチ入りは13人

 二回1死一、三塁の第1打席。カウント1―2から、広島先発の九里亜蓮の内角直球をとらえた。右翼席へ、打った瞬間にそれと分かる24号3ランとなった。

 打った瞬間、佐藤輝は打球を見ながら歩き出し、バットを高く掲げた。「絶対に負けられない試合で、つないでチャンスの場面を作ってもらったので、最高のバッティングができて良かったです」

 本塁打は8月19日のDeNA戦以来。その後は不振による2軍落ちや、59打席連続無安打のスランプもあった。ベンチに帰ると選手や首脳陣も沸いた。

 この試合がシーズン142試合目。あとは26日の中日戦を残すのみだ。ゲーム差なしで首位のヤクルトはこの日はナイターで巨人戦を控えており、佐藤輝の一発がプレッシャーをかける形になった。ヤクルト、阪神ともにこの日の試合前の時点で、最短26日に優勝する可能性がある。

=朝日新聞デジタル2021年10月24日掲載

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