古田悟監督の下で急成長の山梨学院大! スーパースコアラー武内理貴から目が離せない
皆さんこんにちは! 宇宙人イチ大学バスケを愛する(自称)宇宙人、カルロスです。コラム第27回! 急に暖かくなってきましたね。まだ寒いから着られるかな?と思って買ったアウターは着ることなくその出番を終えました。地球の四季は難しいです。
さて、先日ルーキーズトーナメント2021が開催されました。本来は昨年の6月に行われる予定の大会でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、このタイミングでの開催となりました。いやあ、今シーズンを締めくくるにふさわしいアツアツアツ!な試合ばかりでした。
カルロスの目を引いたのは今大会6位となった山梨学院大学です。かなりインパクトを残したと思います。今回のコラムでは、そんな山梨学院大学にフィーチャーしていきたいと思います!
3部リーグに所属していたチームが1部チームを倒す
下位リーグのチームが上位リーグのチームに勝つ。トーナメント戦の面白いところですね。昨年行われたオータムリーグ2021では3部リーグで戦っていた山梨学院大学。リーグ戦ではぶっちぎりの全勝優勝で2部昇格をつかみました。4年生まで含めたフルメンバーと、今回のルーキーズトーナメントのスタートメンバーはほぼ変わらないらしいです。試合経験の多い下級生メンバーが今大会でもその実力を示しました!
1回戦の東京成徳大学戦では、2部リーグで戦っていた東京成徳大学相手に100点ゲームの圧勝。2回戦の江戸川大学戦では、ダブルオーバータイムの死闘を制し、ベスト8への挑戦権をつかみました。3回戦の関東学院大学戦も危なげなく勝利。創部史上初となる、ルーキーズトーナメントベスト8へ進出しました。
そして準々決勝の中央大学戦。インカレベスト8、1部リーグで強さを見せた中央大学を相手に互角の戦いを見せます! 第4クオーター(Q)ではリードをつかみますが、延長戦の末惜しくも敗退……。負けはしましたが、その強さを見せました!
そして順位決定戦では、1部リーグ所属の拓殖大学に勝利。続く5位決定戦でも、強豪・日本大学を追い詰めます。同点で前半を折り返しましたが、最後は7点差で敗北。ルーキーズトーナメント2021を6位で終えました。
元日本代表の古田監督が日々の生活から指導
約3年前、元日本代表選手でもある古田悟さんが山梨学院大学の監督に就任しました。今大会活躍した2年生の代から、古田監督が本格的にリクルートを開始したそうです。古田監督と共にチームをマネジメントする学生コーチの中村悠真さん(2年、市川)は「ディフェンスから流れを作ろうという古田さんのバスケットスタイルを、今の2年生が入学からやってきてそれが形になってきている」と言っていました。
また、カルロスがたまげたのが山梨学院大学の荷物の置き方です。試合中ベンチの近くを見ると、キチッッ!っとそろえられたリュックやシューズが目に入りました。高校の部活のような、大学バスケでは珍しいな……と思いました。
私生活を重んじる古田監督のスタイルが影響しているそうです。マネージャーさんたちが毎試合シッカリとそろえている姿を見てカルロスは感Doしました……。
山梨学院大学飛躍の鍵、スーパースコアラー・武内理貴
山梨学院大学のオフェンスの鍵、武内理貴選手(2年、松山工業)はマジでヤバかったです。今大会、104得点をマークし得点王となりました! 2位の選手とは44点差……。ゲーム差がありますがすごいです。
スタッツを見てもらえたら分かると思うんですが、2Pシュートより3Pシュートの方が確率が高いんです。マジですごい。カルロスは3Pシュート届きませんからね。関東学院大学戦では19得点、中央大学戦では36得点、拓殖大学戦では23得点、日本大学戦では26得点。もう……すっっっごいね!(何回目)
華麗な3Pシュートと鮮やかなピック&ロールが印象的だった武内選手。高校時代は、ウインターカップ2019の愛媛県予選決勝で49得点。本戦では1回戦で負けてしまいましたが、藤枝明誠高校(静岡)を相手に36得点をマーク! 根っからの点取り屋ですねこれは……。今大会での結果も踏まえて、今後はマークが厳しくなりそうですが、2部リーグでの戦いでもそのオフェンス能力を発揮してほしいです!
ちなみに、武内選手はスマブラがめちゃくちゃ強いそうです。メインで使うキャラクターはクッパ。バスケのうまさとスマブラの実力は密接な関係がありますからね(カルロス調べ)。山梨学院大学バスケ部内にはスマブラに特化したスマブラ部もあるなんて噂を聞きました。是非スマブラでも1部リーグを目指してほしい。
新シーズンも台風の目となれるか?
今回の大会でインパクトを残した山梨学院大学。武内選手を含め、下級生メンバーには一癖も二癖もあるプレーヤーが多いです。ダブルエースとして点を取る高橋涼太郎選手(2年、前橋育英)やキレッキレガードの野溝利一(1年、東海大諏訪)。そして破壊力のある留学生選手もいます。
3部リーグで優勝したメンバーたちですが、今大会前は周りの評価も含めて、自信がなかったと言っていました。そんな中、古田監督は「1部リーグでも戦える力がある」と選手たちに言い続けていたそうです。格上、という言い方は良くないかもしれませんが、自分たちより上のリーグで戦ってきたチームを倒したことは自信につながったと思います。
来シーズンは、有望な1年生含め学生スタッフも増えるそうです。更に準備を重ねてスプリングトーナメントや2部リーグでの戦いに臨んでくれると思います! めちゃくちゃ楽しみです。
さて、今回もコラムを読んでいただきありがとうございました! 新型コロナウイルスの影響で棄権など出場チーム数も限られ、中止となった試合もありました。そんな中、大会を開催してくれた運営の方々、そして試合で戦ってくれたチーム・選手たちは本当にすごいと思います! 改めてありがとうございました。
4月になったら新シーズンが到来します。スプリングトーナメント、新入生を加えたルーキーズトーナメント、そしてオータムリーグからインカレまで続きます。大学バスケは2022年も止まりません! みんな! 窒息するなよ!?