陸上・駅伝

高校駅伝男子、倉敷が大会新でV 佐久長聖は3区吉岡が快走も及ばず

スタートする男子の選手たち(撮影・筋野健太)

 全国高校駅伝男子は25日、たけびしスタジアム京都発着の7区間計42・195キロで行われ、45年連続45回目出場の倉敷(岡山)が2時間1分10秒の大会新記録で4年ぶり3度目の優勝を飾った。

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 倉敷は1区(10キロ)で5位につけ、2区(3キロ)で3位に浮上すると、3区(8・1075キロ)のケニア人留学生、サムエル・キバティ(2年)が22分30秒の区間新の快走でトップに立った。

 4区(8・0875キロ)の桑田駿介(2年)もリズムのいい走りで区間賞を獲得し、流れを確かなものに。5区以降も安定した走りが光った。

 2位の佐久長聖(長野)は、3区でエースの吉岡大翔(3年)が区間2位、日本選手歴代最高の22分51秒の力走で一時はトップに立ったが、キバティに先頭を譲り、その後の区間でも粘れなかった。それでも日本選手のみの高校記録を更新する2時間1分57秒をマークした。

 西脇工(兵庫)は1区の長嶋幸宝(3年)がスタート直後に飛び出し、そのまま独走して区間賞を獲得。だが、3区途中でそのリードを使い果たして首位を奪われ、6位に終わった。3連覇を狙った世羅(広島)は序盤から振るわず、14位だった。(記録は速報値)

=朝日新聞デジタル2022年12月25日掲載

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