箱根駅伝の区間エントリー・予選会突破の13校編 2区に吉田礼志、花岡寿哉ら
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2024年1月2日・3日に開催される第100回箱根駅伝の区間エントリーが29日、発表された。大会は往復10区間、217.1kmで競われる。前回同様、正競技者と補欠競技者の当日変更は6名まで、1日に変更できる最大人数は4名まで、レース開始1時間10分前まで受け付ける。この記事では予選会から出場権を得た13校を紹介する。
予選会1位 大東文化大学
2年連続トップ通過で本戦出場を決めた大東文化大学。全日本大学駅伝は18年ぶりにシード権を獲得し、勢いがある。予選会チーム2位の久保田徹が2区にエントリー。前回大会5区、6区を担った菊地駿介と佐竹勇樹が今回も同区間に配置した。前回2区のピータ―・ワンジル、予選会チーム1位だった西川千青が補欠に回り、当日の起用の可能性がある。
1区 宮倉騎士 (1年、遊学館)
2区 久保田徹 (4年、聖望学園)
3区 入濵輝大 (2年、瓊浦)
4区 赤星龍舞 (2年、埼玉栄)
5区 菊地駿介 (4年、仙台育英)
6区 佐竹勇樹 (4年、比叡山)
7区 藤原幹大 (1年、東海大札幌)
8区 松本雄大 (2年、草津東)
9区 大谷章紘 (3年、水城)
10区 佐々木真人 (3年、大東大一)
補欠
小田恭平 (3年、水戸葵陵)
西川千青 (3年、九国大付属)
西代雄豪 (3年、桶川)
ピーター・ワンジル(3年、仙台育英)
照井海翔 (2年、一関学院)
棟方一楽 (1年、弘前実業)
予選会2位 明治大学
今シーズンの途中から就任した山本豪・駅伝監督のもと初めて迎える箱根路。エースの児玉真輝は2区、7区区間賞の杉彩文海は3区、予選会チーム3位の綾一輝は8区にエントリーされた。山登りの5区は前回経験者の吉川響を配置。前回大会3区区間4位の森下翔太は補欠に入っている。各区間で上位争いに食い込み、4年ぶりのシード権獲得を目指す。
1区 大湊柊翔 (1年、学法石川)
2区 児玉真輝 (4年、鎌倉学園)
3区 杉彩文海 (4年、鳥栖工業)
4区 甲斐涼介 (3年、宮崎日大)
5区 吉川響 (2年、世羅)
6区 堀颯介 (2年、仙台育英)
7区 斎藤拓海 (4年、市立船橋)
8区 綾一輝 (1年、八千代松陰)
9区 鈴木祐太 (3年、鎌倉学園)
10区 溝上稜斗 (3年、九州学院)
補欠
橋本基紀 (4年、専大松戸)
馬場勇一郎 (4年、中京大中京)
尾﨑健斗 (3年、浜松商業)
古井康介 (2年、浜松日体)
森下翔太 (2年、世羅)
山本樹 (2年、専大松戸)
予選会3位 帝京大学
今シーズンは決まっている駅伝大会が「ゼロ」の状態からスタートした。全日本2区区間6位の山中博生をエース区間の2区に、同3区区間6位の柴戸遼太を3区に配置。チームを牽引(けんいん)してきた主将の西脇翔太と小野隆一朗、そしてハーフマラソン1時間2分台の福田翔が補欠となり、当日変更の可能性がある。「世界一諦めの悪いチーム」がシード権奪還を狙う。
1区 針谷咲輝 (4年、白鷗大足利)
2区 山中博生 (3年、草津東)
3区 柴戸遼太 (2年、大分東明)
4区 末次海斗 (4年、鳥栖工業)
5区 尾崎仁哉 (2年、東海大福岡)
6区 大吉優亮 (4年、市立船橋)
7区 高島大空 (3年、流経大柏)
8区 島田晃希 (2年、高田)
9区 小林大晟 (3年、鎮西学院)
10区 日高拓夢 (4年、鶴崎工業)
補欠
小野隆一朗 (4年、北海道栄)
西脇翔太 (4年、名経大高蔵)
岩本拓真 (3年、西脇工業)
福田翔 (3年、世羅)
大西柊太朗 (1年、仙台育英)
廣田陸 (1年、北海道栄)
予選会4位 日本体育大学
76年連続出場中の日体大。予選会で自己ベストを出した山口廉を2区に配置し、各校のエースと勝負する。10000mチームトップのタイムを持つ山崎丞は3区。特殊区間の5、6区には4年の三好紘生、3年の富永椋太がエントリーされている。チームを引っ張る主将の漆畑徳輝は補欠に回った。
1区 平島龍斗 (2年、相洋)
2区 山口廉 (3年、大牟田)
3区 山崎丞 (2年、中越)
4区 大森椋太 (4年、玉野光南)
5区 三好紘生 (4年、広島皆実)
6区 富永椋太 (3年、鉾田一)
7区 𠮷田 黎大(1年、埼玉栄)
8区 浦上和樹 (2年、九州学院)
9区 田中慎梧 (4年、伊賀白鳳)
10区 植松孝太 (3年、佐久長聖)
補欠
漆畑徳輝 (4年、山梨学院)
石川龍芽 (3年、名経大高蔵)
杉本訓也 (3年、島田)
住原聡太 (3年、豊川工科)
分須尊紀 (3年、東農大二)
田島駿介 (2年、旭野)
予選会5位 日本大学
新雅弘監督を迎え、4年ぶりの本戦出場を決めた日本大学。前回大会で関東学生連合チームにエントリーされた西村翔太が1区、日本インカレ10000m2位、予選会全体1位のシャドラック・キップケメイが2区にエントリー。山区間は5区に大橋優、6区に山口月暉を配置した。少しでも上位に食い込みたい。
1区 西村翔太 (4年、千種)
2区 シャドラック・キップケメイ(1年、イリギタティ)
3区 冨田悠晟 (2年、草津東)
4区 久保昇陽 (4年、松山商業)
5区 大橋優 (3年、大垣日大)
6区 山口月暉 (2年、鳥取城北)
7区 山中泰地 (4年、成田)
8区 天野啓太 (1年、岡崎城西)
9区 片桐禅太 (1年、中越)
10区 大仲竜平 (2年、北山)
補欠
下尾悠真 (4年、市立岐阜商業)
土井拓実 (4年、富山商業)
安藤風羽 (3年、鹿児島実業)
鈴木孔士 (2年、中越)
中澤星音 (2年、一関学院)
山口聡太 (1年、佐野日大)
予選会6位 立教大学
2年連続出場となる立教大学。前回大会で出走した林虎大朗を1区、國安広人を2区、馬場賢人を3区、服部凱杏を7区、安藤圭佑を9区にエントリー。10000mチームトップの関口絢太は補欠に回った。前回大会は総合18位。大学創立100周年と重なる第100回大会で記憶に残るような襷(たすき)リレーを見せられるか。
1区 林虎大朗 (3年、大牟田)
2区 國安広人 (2年、須磨学園)
3区 馬場賢人 (2年、大牟田)
4区 後藤謙昌 (3年、仙台育英)
5区 岸本健太郎 (4年、須磨学園)
6区 原田颯大 (1年、洛南)
7区 服部凱杏 (4年、佐久長聖)
8区 山口史朗 (3年、四日市工業)
9区 安藤圭佑 (3年、豊川)
10区 中西洸貴 (3年、國學院久我山)
補欠
関口絢太 (4年、國學院久我山)
忠内侑士 (4年、専大松戸)
中山凜斗 (4年、九州学院)
稲塚大祐 (3年、高岡向陵)
山本羅生 (3年、松浦)
吉屋佑晟 (2年、広島国際学院)
予選会7位 神奈川大学
2年ぶりの出場となる古豪・神奈川大学。最上級生の巻田理空と宇津野篤は2年前と同じ1区と3区にそれぞれ配置された。全日本の日本学連選抜チームで3区区間3位と好走した主将の小林篤貴、前々回で8区を走った大泉真尋、下級生で力のある宮本陽叶が補欠に入っており、当日の起用が期待される。
1区 巻田理空 (4年、松山商業)
2区 花井創 (1年、豊川工科)
3区 宇津野篤 (4年、佐久長聖)
4区 尾方馨斗 (4年、自由ケ丘)
5区 飯塚厚 (3年、浜松商業)
6区 大岩歩夢 (4年、愛知学院愛知)
7区 新妻玲旺 (1年、西脇工業)
8区 高橋銀河 (4年、秋田工業)
9区 三原涼雅 (1年、日高)
10区 石口大地 (3年、埼玉栄)
補欠
大泉真尋 (4年、東海大山形)
小林篤貴 (4年、四日市工業)
佐々木亮輔 (4年、鳥栖工業)
中原優人 (3年、智辯学園奈良カレッジ)
酒井健成 (2年、愛知学院愛知)
宮本陽叶 (2年、洛南)
予選会8位 国士舘大学
今季は7年ぶりに出場した伊勢路の経験を生かし箱根路を走る。「激坂最速王決定戦2023」で優勝した主将の山本雷我が順当に5区にエントリーされた。2区は前回大会に続きピーター・カマウ。1年次から箱根に出走している山本龍神と、予選会チーム2位の生駒直幸は補欠に回っている。
1区 水野龍吾 (2年、小林)
2区 ピーター・カマウ(3年、カギラ)
3区 横田星那 (2年、田村)
4区 松井遼太 (3年、宮崎日大)
5区 山本雷我 (4年、敦賀気比)
6区 勝部愛大 (2年、米子松蔭)
7区 瀬川翔誠 (2年、埼玉栄)
8区 富岡晃世 (2年、田村)
9区 川勝悠雅 (2年、洛南)
10区 鈴木伸弥 (3年、水城)
補欠
中西真大 (4年、就実)
山本龍神 (4年、米子松蔭)
生田目惇 (3年、田村)
西田大智 (3年、埼玉栄)
渡辺大喜 (3年、小林)
生駒直幸 (2年、花咲徳栄)
予選会9位 中央学院大学
2年ぶりの本戦出場。予選会で日本人2位に入ったエースの吉田礼志が2区に入り、各校のエースとの対決が楽しみだ。予選会チーム2位で1時間2分台で走った伊藤秀虎と前々回6区区間4位の工藤巧夢は補欠で当日変更の可能性がある。上尾ハーフで1時間2分台を出したルーキー稲見峻を1区に起用し、よいスタートを切りたい。
1区 稲見峻 (1年、西脇工業)
2区 吉田礼志 (3年、拓大紅陵)
3区 前原颯斗 (1年、北山)
4区 坂本駿 (2年、鹿島学園)
5区 柴田大輝 (3年、西城陽)
6区 小松裕大朗 (2年、水城)
7区 堀田晟礼 (3年、千原台)
8区 市川大世 (1年、巨摩)
9区 近田陽路 (2年、豊川)
10区 前新城羽信 (4年、滋賀学園)
補欠
飯塚達也 (4年、東播磨)
伊藤秀虎 (4年、四日市工業)
工藤巧夢 (3年、那須拓陽)
清水猛 (3年、桂)
黒岩勇禅 (2年、武蔵越生)
黒谷優 (2年、中越)
予選会10位 東海大学
ラストイヤーとなるエースの石原翔太郎は7区にエントリーされた。成長中の2年生、兵藤ジュダを1区、花岡寿哉を2区に起用。期待のルーキー南坂柚汰は8区に入っている。4年の喜早駿介は5区で、当日出走となれば最初で最後の箱根路だ。主将の越陽汰は補欠に回っている。全日本で9位とシード獲得まであと一歩に迫り、上昇気流に乗っている。
1区 兵藤ジュダ (2年、東海大静岡翔洋)
2区 花岡寿哉 (2年、上田西)
3区 佐伯陽生 (4年、伊賀白鳳)
4区 野島健太 (3年、流経大柏)
5区 喜早駿介 (4年、仙台育英)
6区 松尾昂来 (4年、西脇工業)
7区 石原翔太郎 (4年、倉敷)
8区 南坂柚汰 (1年、倉敷)
9区 折口雄紀 (4年、智辯和歌山)
10区 ロホマン・シュモン (2年、市立橘)
補欠
梶谷優斗 (3年、滋賀学園)
越陽汰 (3年、佐久長聖)
鈴木天智 (2年、一関学院)
竹割真 (2年、九州学院)
湯野川創 (2年、東海大相模)
永本脩 (1年、九州学院)
予選会11位 東京農業大学
10年ぶりの本戦出場を決めた東京農業大学。スーパールーキーの前田和摩が補欠に回り、当日どの区間に起用されるかに注目が集まる。主将の高槻芳照も補欠。エース区間の2区には並木寧音を配置した。特殊区間では「激坂最速王決定戦2023」に出場した4年の吉村颯斗を5区にエントリーしている。
1区 実井智哉 (3年、保善)
2区 並木寧音 (4年、東京実業)
3区 長谷部慎 (4年、学法石川)
4区 原田洋輔 (2年、鎌倉学園)
5区 吉村颯斗 (4年、鎌倉学園)
6区 植月俊太 (1年、倉敷)
7区 田中莉生 (4年、笛吹)
8区 髙島侑翔 (3年、埼玉栄)
9区 深堀優 (2年、鳥栖工業)
10区 栗本航希 (1年、県立岐阜商業)
補欠
高槻芳照 (4年、学法石川)
松本虎太郎 (4年、西武台千葉)
菅原昇真 (2年、倉敷)
圓谷吏生 (2年、学法石川)
吉村智輝 (2年、東京実業)
前田和摩 (1年、報徳学園)
予選会12位 駿河台大学
2年ぶり2回目の出場。予選会チーム3位の古橋希翁を3区にエントリーした。留学生枠はムサンガ・ゴッドフリーが4区にエントリーされ、スティーブン・レマイヤンは補欠になった。箱根経験者で予選会チーム2位の新山舜心も補欠。2年前の総合19位を上回る結果を残したい。
1区 沖勘太郎 (2年、松山商業)
2区 早稲田蓮 (2年、鹿児島)
3区 古橋希翁 (1年、伊賀白鳳)
4区 ムサンガ・ゴッドフリー(2年、シャンディテェ)
5区 倉島啓人 (2年、北越)
6区 塩路悠耀 (2年、田辺工業)
7区 加藤亮太 (3年、山形中央)
8区 岡﨑樹 (2年、中京)
9区 長田拓巳 (2年、学法石川)
10区 久保俊翔 (1年、鹿児島)
補欠
新山舜心 (4年、鹿児島)
山内亮威 (4年、浜松日体
坂本滉斗 (2年、伊賀白鳳)
東泉大河 (2年、東農大二)
藤井空大 (2年、西脇工業)
スティーブン・レマイヤン(1年、ンダビビ)
予選会13位 山梨学院大学
4年連続の出場で前回は総合14位。予選会全体18位の北村惇生を1区に、10000m27分台の記録を持つ留学生のブライアン・キピエゴを2区に起用し、前半から少しでも上位につけたい。「激坂最速王決定戦2023」で2位に入った弓削征慶は山登りで存在感を示せるか。
1区 北村惇生 (4年、世羅)
2区 ブライアン・キピエゴ(1年、カプカテット)
3区 髙木翔瑛 (4年、熊本工業)
4区 島津裕太 (4年、九里学園)
5区 弓削征慶 (2年、洛南)
6区 髙田尚暉 (3年、花輪)
7区 横山竜之介 (4年、大曲工業)
8区 新本駿 (3年、報徳学園)
9区 平八重充希 (2年、鹿児島実業)
10区 占部大和 (1年、九産大九州)
補欠
川原正輝 (4年、東海大山形)
大西陸 (3年、世羅)
徳田秋斗 (3年、福岡一)
ジェームス・ムトゥク(2年、ンゴニ)
塚本陸斗 (2年、藤枝明誠)
和田瑛登 (1年、山梨学院)