フェンシングエペ・加納虹輝が金メダル 個人では日本人初
パリ・オリンピック(五輪)第3日の28日、フェンシングの男子エペ個人で、加納虹輝(こうき)(26)=JAL=が金メダルを獲得した。2021年の東京五輪の男子エペ団体で獲得した金メダルに続き、五輪では2つ目、個人では初のメダルとなった。
愛知県出身。08年北京五輪のフェンシングをテレビで見て、興味を抱いた。幼いときは器械体操にも取り組んだが、小学6年でフルーレを始め、高校時代に軽い気持ちで出場したエペの大会で優勝したのをきっかけに転向した。
俊敏な足さばきと、小気味良いアタックで世界屈指の選手に成長。東京五輪では男子エペ団体の金メダルに貢献した。23年5月には世界ランキング1位の称号を手にし、同じ年に開かれた杭州アジア大会では、個人で金メダルに輝いた。
=朝日新聞デジタル2024年07月29日掲載