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特集:第103回日本陸上競技選手権

日本選手権男子200m、サニブラウンが100mに続いて2冠達成

100mと200mの2冠を達成し、フロリダ大のポーズをとるサニブラウン

第103回日本陸上競技選手権最終日

6月30日@博多の森陸上競技場
男子200m 決勝(向かい風1.3m)
1位 サニブラウン・ハキーム(フロリダ大2年、城西) 20秒35 
2位 小池祐貴(住友電工) 20秒48
3位 桐生祥秀(日本生命) 20秒54
4位 白石黄良々(セレスポ) 20秒80
5位 山下潤(筑波大4年、県立福島) 20秒83
6位 田村朋也(住友電工) 21秒06
7位 橋元晃志(富士通) 21秒13
8位 染谷佳大(中大3年、つくば秀英) 21秒22

陸上の日本選手権の最終日となった6月30日、最終種目は男子200m決勝だった。冷たい雨が降る福岡・博多の森陸上競技場で、サニブラウン・ハキーム(フロリダ大2年、城西)が100mに続く2冠を達成し、今秋の世界選手権内定を決めた。向かい風1.3mの中、大きなストライドで加速し、20秒35でゴール。2位には100m3位だった小池祐貴(住友電工)、3位には同2位だった桐生祥秀(日本生命)が続いた。

サニブラウン(右端)に小池(右から2人目)が迫ったが、最後は突き放された

第4レーンのサニブラウンはスタートこそ出遅れたものの、そこからぐんぐん加速し、第4コーナーを回りきる手前で先頭に立った。すぐその後を第5レーンだった小池が追ったが、ホームストレートでその差はさらに広がり、そのままフィニッシュ。ゴール後のサニブラウンはフロリダ大のポーズで喜びを表現した。サニブラウンは2017年の日本選手権に出場し、100mと200mで2冠を達成。2度目の短距離2冠は、1979年の豊田敏夫さん以来、40年ぶりとなる。

決勝にはサニブラウンのほか、山下潤(筑波大4年、県立福島)と染谷佳大(中大3年、つくば秀英)の2人の学生も出場。山下は白石黄良々(セレスポ)とほぼ並んでホームストレートに入ったが、白石に、最後は5番手から追い上げてきた桐生に抜かれ、5位となった。

2年前はただ走るだけ、今回はいい収穫ができた

優勝したサニブラウン・ハキームの話
「ちょっと疲れてるから集中しないとなって思ってて、前半、予選よりはいけたからよかったのかなと思ったんですけど、後半ちょっときつかったです。体力もそうですけど、しっかり前半からつくっていければ後半きつくはならないと思うんで。その意味でも前半からしっかりつくっていける走りができれば、100mもそうですし、200mも後半へのつなぎ方が変わってくるのかな。これが通用しないところでやってしまうといけないので、アメリカに戻って一から取り組んでいきたい。速い選手や強い選手は悪天候の中でもしっかり自分の走りをできるから強いんだろうなって思うんで、自分もそういう選手になれたらいいなと思ってます。2年前の日本選手権ではただ走るだけでした。でも今回は頭を使って走れたのでいい収穫ができましたし、これから世界選手権など大きい大会に向けて調整できればと思ってます。福岡ではいっぱいおいしいものを食べさせてもらって、満喫させていただきました。もつ鍋やうなぎも食べましたし、イカも、海鮮丼やウニも、そばとうどんも食べて、結構食べたと思います」

後半が課題、2度目のユニバーシアードでは優勝を

「後半の走りが課題」と山下

5位入賞した山下潤の話
「5月は試合が続いてて、6月はゆっくり調整して日本選手権に臨みました。(予選を終えて決勝に向けては気楽に走るつもりだと言ってたんですけど、決勝を終えたいまは)、う~ん、なんとも言えないですね。予選では課題は残りましたけど悪くはなかったので、決勝ではもうちょっと出せたのかなと思ってて。だからちょっと悔しいですね。予選でも決勝でも、やっぱり後半の走りが課題です。決勝では後半に余力を残して走ろうと思ったんですけど……。7月のユニバーシアードには前回も出てて、個人では納得いく走りができなかったので、今回は優勝を目指してます。今年は全日本インカレもそうですけど、世界選手権も控えてるので、まずは標準を切りにいきます」

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