大学アメフト

2年連続の甲子園目指す早稲田アメフト、東大に苦しみながらものにした初戦

後半から出場した早稲田のWRブレナンはFGにつながるキャッチ(すべて撮影・北川直樹)

関東大学リーグ1部TOP8

9月1日@東京・アミノバイタルフィールド
早稲田大(1勝) 23-10東京大(1敗)

アメリカンフットボールの関東学生TOP8第1節、2年連続の甲子園ボウル出場を狙う早稲田大学とBIG8から昇格した東京大学の試合があり、早稲田が苦しみながらも23-10で東大を下した。

東大に食い下がられ、早稲田はエースWRブレナン投入

TOP8初挑戦の東大が早稲田相手にどこまでやれるのか。戦前から注目された一戦は、最終スコアで13点差がついたものの、拮抗した好ゲームだった。

最初に試合が動いたのは第1クオーター(Q)4分すぎ。早稲田が最初のオフェンスで攻め込み、QB柴崎哲平(4年、早大学院)からWR小貫晢(3年、戸山)へのパスで先制タッチダウン(TD)を決めた。直後の東大のオフェンスシリーズで、早稲田がパスをインターセプト。これで得た攻撃権を生かし、再びエンドゾーンに迫る。早稲田が一気に突き放すかと思われたが、これは東大の堅守にあいTDを奪えず、フィールドゴール(FG)の3点追加にとどまった。10-0。対する東大は、続くオフェンスで攻撃権を4度更新。QB伊藤宏一郎(4年、立教池袋)が落ち着いてオフェンスを引っ張り、75ydを攻めきってTDを返した。10-7。その後、早稲田がランで1TD、東大は1FGを決めて17-10で前半を終えた。

東大ディフェンスは早稲田のランに食らいついた

早稲田は当初、看板選手のWRブレナン翼(4年、アメリカ・ユニバーシティラボラトリースクール)をこの日は起用しない予定だった。しかし、思いのほか膠着(こうちゃく)した展開を打開するため、第3Q終盤にブレナンを投入。第4Q初めに16ydのパスレシーブでFG成功につなげ、エースとしての存在感を示した。

東大の戦いぶりに注目したい

東大は後半無得点に終わったが、ディフェンスは踏ん張った。早稲田のランをよく抑え、QBサックも決めて柴崎にのびのびとプレーをさせず、パスにもよく食い下がった。この日のオフェンスはインサイドゾーンを中心としたランとQB伊藤のパスで計371ydを稼ぎ、獲得距離、ボール所有時間とも早稲田を上回った。また、3rdダウンの効率が50%、4thダウンの効率は67%と健闘したが、55回もパスを投げ、4度喫したインターセプトが響いた。

早稲田の高岡勝監督、東大の森清之ヘッドコーチとも「つまらないミスはなく、実力が出た試合」と振り返った。両チームの現在地がよく見える好ゲームだった。早稲田を相手に堂々と渡り合った東大が、今後のTOP8をどう戦い抜くのか注目したい。

東大QB伊藤はTOP8でも十分に通用しそうだ