未知数な拓殖大、2大エースと裏番長の中央大! 1部をかき回す注目チーム(下)
皆さんこんにちは! 宇宙人イチ大学バスケを愛する(自称)宇宙人、カルロスです。2度の延期となったスプリングトーナメント2021。ついに6月25日再開が決定しました! 皆さんの気持ちを更に高めるべく、関東1部リーグに所属する昨シーズン下位チームの紹介をさせていただきます。前回は早稲田大学と神奈川大学を紹介しました! さて今回はと言うと……。
鍵は2人のファンタジスタ
拓殖大学
※昨シーズンの成績
オータムカップ 1部11位
インカレチャレンジマッチ 敗退
3つ目のチームは拓殖大学。例年強力な留学生選手を擁し、ガシガシ攻撃を仕掛けてくるチームです! 昨シーズンはインカレチャレンジマッチにて明治大学に敗戦し、インカレに出場できませんでした。
がしかーし! 今シーズンアチィです。昨シーズン鮮烈デビューを飾ったルーキーや最上級生となる2人のPG(ポイントガード)。そして未知数な新戦力……。正直なところフォワードのポジションを中心に、カルロスも誰が活躍するか分からないです。それゆえに楽しみすぎるチームです。
鍵はやはり2人のファンタジスタPG! 沖縄が生んだモンスター・平良陽汰選手(4年、興南)と大学バスケ界のジャスティン・ビーバー・祝(ほうり)俊成選手(4年、帝京長岡)です。
高校バスケファンがプレーを見ながら替え玉5ついけるこの2選手、ついに最終学年です! 平良選手は1年生の時に新人王を獲得。その身体能力とド派手なプレーで見ている人を湧かせるプレーヤー。B1・サンロッカーズ渋谷で練習生として活動していたそうなので、更にスケールが大きくなって帰ってきそうです!
そして祝選手、オータムカップ2020での活躍もそうですが、ディフェンスやゲームコントロール、そして留学生選手との相性がいいPGです。この2人のファンタジスタがどうチームをコントロールするか……。2ガードで出場しても面白いと思いますし、タイプが違うので、交代でゲームのリズムを変えたらと思うとワクワクしますね!
そんな2人はプレーもカッコイイんですが、ファッションもカッコイイ! 試合中のバッシュとか、皆さんチャンスがあったら会場入りの足元なんかもチェックしちゃってください。シビれます。
破壊力のある留学生選手にも注目!
そして昨シーズン、ルーキーながら拓殖大の主力として活躍した2人! ジョフ・ユセフ選手(2年、開志国際)と神田壮一郎選手(2年、福岡第一)です。
破壊力のある留学生選手がコートに立つ拓殖大。昨年は1年生ながら、ユセフ選手は大活躍でした! 力強いポストプレーもさることながら、柔らかいボールタッチでどこからでも点を取ってきます。拓殖大の留学生選手ってこういうどこからでも得点できる滑らかなプレーヤーが多いです。スギョイ。
神田選手は高校時代日本一を経験したプレーヤー。昨シーズンは4番(パワーフォワード)でインサイドとして出場していましたが、「オールラウンダーを目指す」と本人も語っていたので、今シーズンは外回りで活躍する可能性もあります! ユセフ選手との相性もいいので、動けるインサイドとしても強いかもしれません。ユセフ選手のアタックで中に固まったディフェンスを3Pシュートで刺す! なんてシーンも多いですが、何よりもリバウンドが強いのが魅力です。おしゃれイケメンが宙に舞うのを皆さんぜひ目に焼き付けてください。
最上級生が意地を見せるか、ルーキーが力を示すか
今シーズンのキモは“新戦力”です。キャプテン・小野絢喜選手(4年、福岡第一)やルーキーズトーナメント2019で活躍した鈴木颯選手(4年、湘南工科大附属)が最上級生の意地を見せて活躍してくるのか? ウインターカップを賑(にぎ)わせた中川泰志選手(1年、東山)などルーキーがプレータイムをつかむのか? 試合が始まらないと分からないですが、未知数です……。
カルロスが楽しみなのは拓殖大オシャレ3人組のツッコミ&ボケ担当・益子拓己選手(3年、祐誠)です! 昨シーズンよりプレータイムを獲得し、その能力の高さを見せてきています。高校バスケ戦国時代まっただ中の福岡県の高校出身で、かなりの実力者でありオシャレ上級者です。
この未知数なチームが今シーズンはいくつハイライトを残してくれるのか……アチィな!! 拓殖大のスプリングトーナメント2021の初戦は7月7日です。
このメンバーは……もう強豪校だよコノヤロウ!
中央大学
※昨シーズンの成績
オータムカップ 1部9位
インカレ2020 BEST16
最後のチームは中央大学。昨シーズン1部リーグ復帰年ながら、その実力を見せつけたチームです。オータムカップ2020の1回戦vs.筑波大学では、最後は点差を離されたものの、前半は食らい付きました。またインカレ2020でのvs.青山学院大学では最後まで分からない攻防を披露。強豪校とアチィ勝負を繰り広げてくれました! その強さの秘密は軸となるPG、そして攻撃力の高い2大エースと裏番長の存在。主力がそのままガッツリ残っています!
下級生時より活躍した中央大の軸・清水宏記選手(4年、北陸学院)がラストイヤー。PGとしてチームをコントロールする彼の存在は超デカいです。
そして大学バスケ界でもトップの攻撃力を誇る中央大の2大エースが上級生になります! ネクストセクシー・渡部琉選手(3年、正智深谷)と気付いたら20点取っている恐ろしい男・濵野裕稀選手(3年、幕張総合)です。渡部選手は193cmの長身ながら豊富な得点パターンを持ち、中でもステップバック3Pシュートは超セクシーです。B1・秋田ノーザンハピネッツで特別指定選手を経験し、おセクシーに磨きがかかっているはずです。ウネウネしてるので見てほしい、ウネウネ。
対をなすエース、濱野選手もスゴいです。なんだろう……決して派手ではないですが、淡々と得点を重ねる玄人好みな選手です。渡部選手とはまた違った得点の取り方をするので、相手チームからしたらかな~り嫌ですね。ポケモンで言ったらはがねタイプ。ちなみに渡部選手はフェアリータイプです。異論は認めます。
ハイライトを残してくれそうな空気が!
そして昨シーズン、ルーキーながらスタートメンバーとして活躍した裏番長! 内尾聡理選手(2年、福岡第一)がコレマタ厄介です。ディフェンス力が高く、1on1でもチームディフェンスでも相手を苦しめます。また、福岡第一仕込みのブレイク力で中央大の攻撃を加速させます! 得点力もあるので中央大の未来を担っていくプレーヤーのひとりです! 1回プレーを見てください。裏番長感が伝わると思います。
カルロスが楽しみなのは北村孝太選手(3年、東海大諏訪)です! 超速いし、何かハイライトを残してくれそうな空気がプンプンするんですよね……。やはり東海大諏訪高出身は上手な選手が多い。
今シーズンは強豪校ともバッチバチの戦いを繰り広げてくれそうな中央大。もう何回言ったか分からねえが言おう。アチィ!!!!! 中央大のスプリングトーナメント2021の初戦は7月5日です。ちなみに拓殖大と同じ山なんやで。
さて今回も盛り上がりましたね(勝手に)! 大学バスケは全チームアチィんです。1部リーグ上位に一矢報いるチームは出てくるのか? トーナメントは一発勝負、予想通りなんてありません! 全勝負見逃さないように。皆さん一緒に楽しんでいこうぜ!