池江璃花子に勝った同期生「正直、びっくり」 過去NHKで「共演」

東京辰巳国際水泳場で9日にあった競泳の日本学生選手権。池江璃花子(日大)が最も得意とする女子100メートルバタフライを制したのは、同じ大学3年生の飯塚千遥(筑波大)だった。
「正直、びっくりしているというか……。最後、(池江が)見えていたのでタッチまで自分を信じてがむしゃらに泳ぎました」
0秒01差での初優勝に、仲間たちがいるスタンドに向け、何度も右手を高々と突き上げた。
千葉県銚子市出身。小学4年から本格的に水泳を始めて以来、同学年の池江は「本当に尊敬するというか、目標」の存在だった。同じスイミングクラブのルネサンスに所属。2人で国立スポーツ科学センターのプールで練習し、2018年にNHKが特集した企画では、池江の持ち味を検証する比較対象の選手として出演した。
「撮影の機材がすごいな、くらいだったんですけど。それのおかげで、自分に足りないものもわかった」
(照屋健)=朝日新聞デジタル2021年10月09日掲載