箱根駅伝チームエントリー・シード10校編 戦国駅伝を制するのは?
2022年1月2日・3日に開催される第97回箱根駅伝のチームエントリーが10日、発表された。大会は往復10区間、217.1kmで競われる。1チームにつき16人がエントリーされ、29日に改めて区間エントリーが発表される。この記事では前回シード権を獲得した10校のメンバーを紹介する。
前回大会同様、メンバー変更は最大6名ま。1日に変更できる最大人数は4名までとなる。
※10000m、ハーフマラソンの資格記録は12月10日時点の主催者発表に準ずる。10000mの資格記録を持たないものは5000mの記録を記載。
前回1位 駒澤大学
前回大会優勝、今シーズンも逆転で全日本大学駅伝を制し底力を見せた駒澤大学。主将の田澤を中心とするチームで、2年生が8人エントリーされた。9月に右大腿骨の疲労骨折が判明し、出雲駅伝、全日本大学駅伝を欠場したエース格の鈴木芽吹もエントリーに入った。本戦で実際に走るのか注目される。前回大会でも出走した4年生は小林歩(現・NTT西日本)の1人のみ。今年も「若いチーム」で頂点を狙ってくるか。
新矢連士(4年、星稜) 29分30秒36 1時間04分20秒
佃康平(4年、市立船橋) 29分15秒94 1時間04分47秒
大坪幸太(3年、小林) 14分10秒05 1時間05分56秒
田澤廉(3年、青森山田) 27分23秒44
東山静也(3年、高岡向陵)28分56秒27 1時間08分49秒
山野力(3年、宇部鴻城) 28分32秒71 1時間03分14秒
青柿響(2年、聖望学園) 28分20秒42 1時間08分22秒
赤星雄斗(2年、洛南) 30分10秒29 1時間08分48秒
金子伊吹(2年、藤沢翔陵)29分29秒62
唐澤拓海(2年、花咲徳栄)28分02秒52 1時間02分45秒
白鳥哲汰(2年、埼玉栄) 28分14秒86 1時間06分29秒
鈴木芽吹(2年、佐久長聖)27分41秒68 1時間03分07秒
花尾恭輔(2年、鎮西学院)28分29秒82
安原太陽(2年、滋賀学園)29分08秒88 1時間08分50秒
佐藤条二(1年、市立船橋)29分50秒04
篠原倖太朗(1年、富里) 32分36秒65
前回2位 創価大学
前回大会では4区でトップに立つと、最終10区の終盤まで先頭を走り続けた創価大学。前半シーズンはけが人も多く、全日本大学駅伝の予選会を突破できなかったが、箱根駅伝に向けて戦力を整えてきた。前々回大会は10区で区間賞、前回大会は4区での快走を見せた嶋津、前回5区区間2位の三上ら上級生を中心に、堅実な走りで上位を狙う。
嶋津雄大(4年、若葉総合) 28分14秒23 1時間04分09秒
中武泰希(4年、向上) 29分26秒21 1時間04分40秒
三上雄太(4年、遊学館) 29分03秒20 1時間04分21秒
緒方貴典(3年、熊本工業) 28分42秒44 1時間03分01秒
葛西潤(3年、関西創価) 28分43秒40 1時間05分03秒
新家裕太郎(3年大阪) 28分45秒93 1時間06分04秒
濱野将基(3年、佐久長聖) 28分37秒06
本田晃士郎(3年、関西創価)29分33秒78 1時間04分12秒
松田爽汰(3年、滋賀学園) 29分32秒49 1時間12分25秒
フィリップ・ムルワ(3年、キテタボーイズ)27分35秒29
石井大揮(2年、倉敷) 29分15秒38 1時間03分58秒
桑田大輔(2年、八頭) 28分38秒46 1時間05分17秒
溝口泰良(2年、創成館) 29分12秒16
山森龍暁(2年、鯖江) 28分56秒78 1時間03分33秒
小暮栄輝(1年、樹徳) 29分16秒81
吉田凌(1年、学法石川) 28分41秒28
前回3位 東洋大学
前回大会は前評判が決して高くなかった中、全員が安定した走りを見せて3位となった東洋大。今年は主将の宮下が春先からのけがでチームに合流できないなど、主力にけがが多く、苦しい前半シーズンを過ごした。出雲駅伝は3位と好結果だったが、全日本大学駅伝では10位とまさかのシード落ち。しかし前回大会も初出走の4年生が好走するなど、東洋大の「4年生力」はあなどれない。「強豪校」としての意地を見せられるか。
蝦夷森章太(4年、愛知) 29分46秒16 1時間03分56秒
宮下隼人(4年、富士河口湖)28分37秒36 1時間04分59秒
大沼翼(3年、東海大山形) 29分32秒48 1時間12分18秒
柏優吾(3年、豊川) 28分49秒72 1時間06分27秒
木本大地(3年、東洋大牛久)29分06秒85
児玉悠輔(3年、東北) 29分56秒20 1時間06分43秒
清野太雅(3年、喜多方) 29分03秒59 1時間03分48秒
前田義弘(3年、東洋大牛久)28分57秒80 1時間04分26秒
奥山輝(2年、浦和実業) 29分05秒45 1時間03分46秒
九嶋恵舜(2年、小林) 29分05秒71 1時間09分08秒
佐藤真優(2年、東洋大牛久)29分24秒06
松山和希(2年、学法石川) 30分25秒48
村上太一(2年、北見緑陵) 29分07秒76 1時間03分33秒
石田洸介(1年、東農大二) 28分37秒50
梅崎蓮(1年、宇和島東) 30分41秒43
吉田周(1年、広島国際学院)30分02秒41
前回4位 青山学院大学
出雲駅伝、全日本大学駅伝はともに2位となった青山学院大。特に全日本では史上最小差の8秒と、悔しい負けを味わった。今年はトラックのタイムで好結果を出す選手が続出しており、10000m28分台は実に23人。今回のエントリーメンバーでも16人全員が28分台だ。主将の飯田は2年前と同じ5区を希望するが、ルーキー若林も5区を狙っている。チーム内競争も激しく、競い合ってさらに力を高めている。
飯田貴之(4年、八千代松陰)28分30秒30 1時間03分10秒
髙橋勇輝(4年、長野日大) 28分58秒28 1時間03分17秒
湯原慶吾(4年、水戸工業) 28分42秒17 1時間03分40秒
岸本大紀(3年、三条) 28分32秒33 1時間05分41秒
近藤幸太郎(3年、豊川工業)28分10秒50 1時間03分42秒
関口雄大(3年、豊川) 28分56秒09 1時間05分30秒
中倉啓敦(3年、愛知)。 28分33秒71 1時間02分26秒
中村唯翔(3年、流経大柏) 28分29秒43 1時間02分52秒
西久保遼(3年、鳥栖工業) 28分21秒39 1時間02分30秒
宮坂大器(3年、埼玉栄) 28分34秒23 1時間02分26秒
横田俊吾(3年、学法石川) 28分57秒28 1時間05分21秒
佐藤一世(2年、八千代松陰)28分50秒56 1時間05分47秒
志貴勇斗(2年、山形南) 28分50秒54 1時間10分50秒
太田蒼生(1年、大牟田) 28分32秒17
田中悠登(1年、敦賀気比) 28分46秒51 1時間02分38秒
若林宏樹(1年、洛南) 28分27秒72
前回5位 東海大学
出雲駅伝は9位、全日本大学駅伝は12位でシード落ちと、ここまで苦しい戦いを強いられている東海大学。昨年全日本と箱根でともに区間賞を獲得したエース・石原のけがによる不在が響いている。今大会でも石原は欠場。「育成元年」を引っ張ってきた4年生の意地と、新しい力を合わせ上位をを死守したい。
市村朋樹(4年、埼玉栄) 28分03秒37 1時間02分53秒
長田駿佑(4年、東海大札幌) 31分55秒62 1時間03分19秒
本間敬大(4年、佐久長聖) 29分14秒44 1時間02分59秒
吉冨裕太(4年、大牟田) 28分49秒83 1時間05分12秒
金澤有真(3年、仙台育英) 28分48秒76 1時間09分19秒
川上勇士(3年、市立船橋) 28分59秒60 1時間07分40秒
杉本将太(3年、東海大市原望洋)29分16秒89 1時間11分37秒
竹村拓真(3年、秋田工業) 28分54秒56 1時間03分28秒
松崎咲人(3年、佐久長聖) 28分39秒46 1時間02分11秒
入田優希(2年、九州学院) 29分02秒30 1時間05分30秒
神薗竜馬(2年、鹿児島実業) 28分42秒61 1時間05分28秒
溝口仁(2年、創成館) 28分24秒48
梶谷優斗(1年、滋賀学園) 28分27秒77
越陽汰(1年、佐久長聖) 28分48秒37
水野龍志(1年、小林) 30分05秒07
吉田響(1年、東海大静岡翔洋) 29分42秒42
前回6位 早稲田大学
駅伝シーズン前には「三冠」を掲げていた早稲田大学だが、出雲駅伝と全日本大学駅伝でともに6位と悔しい結果に。4年生の千明、太田、中谷が実力通りに走り、下級生も区間上位で安定した走りができれば優勝争いも見えてくる。昨年は区間19位と苦しんだ5区をどう攻略してくるかも課題だ。
太田直希(4年、浜松日体) 27分55秒59 1時間03分48秒
河合陽平(4年、時習館) 29分33秒10 1時間06分05秒
千明龍之佑(4年、東農大二)29分00秒57 1時間03分32秒
中谷雄飛(4年、佐久長聖) 27分54秒06 1時間03分31秒
半澤黎斗(4年、学法石川) 29分04秒24 1時間06分55秒
室伏祐吾(4年、早稲田実) 29分04秒18 1時間07分13秒
山口賢助(4年、鶴丸) 28分20秒40 1時間04分50秒
井川龍人(3年、九州学院) 27分59秒74 1時間04分50秒
鈴木創士(3年、浜松日体) 28分26秒41 1時間05分07秒
安田博登(3年、市船橋) 29分21秒09
北村光(2年、樹徳) 29分00秒51 1時間07分52秒
佐藤航希(2年、宮崎日大) 29分42秒98 1時間05分42秒
菖蒲敦司(2年、西京) 28分58秒10 1時間05分18秒
栁本匡哉(2年、豊川) 29分17秒37
石塚陽士(1年、早稲田実) 13分55秒39
伊藤大志(1年、佐久長聖) 29分42秒24
前回7位 順天堂大学
東京オリンピック3000m障害でも7位入賞の大エース・三浦を中心に、伊豫田、四釜、平、野村3年生の実力者たちも順当にエントリー。全日本大学駅伝で3位と好調、「優勝」を掲げて臨む今大会は、チームの総合力が鍵となる。前回は1区10位と力を発揮しきれなかった三浦がどの区間に入ってくるのかも注目される。
近藤亮太(4年、島原) 28分51秒83 1時間02分35秒
津田将希(4年、福岡大大濠)29分12秒33 1時間05分37秒
牧瀬圭斗(4年、白石) 28分45秒10 1時間03分52秒
吉岡智輝(4年、白石) 28分36秒90 1時間02分29秒
荒木勇人(3年、宮崎日大) 28分48秒87 1時間05分33秒
伊豫田達弥(3年、舟入) 28分06秒26 1時間02分22秒
四釜峻佑(3年、山形中央) 28分36秒03 1時間03分06秒
平駿介 (3年、白石) 28分48秒40 1時間05分02秒
西澤侑真(3年、浜松日体) 28分50秒37 1時間02分35秒
野村優作(3年、田辺工) 28分19秒01 1時間01分51秒
石井一希(2年、八千代松陰)28分54秒78 1時間02分09秒
藤原優希(2年、水島工) 29分27秒90 1時間06分28秒
三浦龍司(2年、洛南) 28分32秒28 1時間01分41秒
海老澤憲伸(1年、那須拓陽)29分06秒97 1時間10分41秒
神谷青輝(1年、大牟田) 29分48秒57 1時間09分02秒
服部壮馬(1年、洛南) 13分55秒56
前回8位 帝京大学
出雲駅伝は8位、全日本大学駅伝は13位でシード落ちと苦しんだ帝京大学。卒業後は競技引退を決めているエース・遠藤は、4年連続の3区となるか。前回大会の経験者は全て4年生。大学駅伝らしい「4年生の力」を発揮し、5年連続シード権獲得、上位争いへと臨む。
遠藤大地(4年、古川工) 28分34秒88 1時間03分53秒
寺嶌渓一(4年、前橋育英) 28分49秒24 1時間03分35秒
中村風馬(4年、草津東) 28分52秒37 1時間03分19秒
橋本尚斗(4年、鳴門) 28分52秒73 1時間07分10秒
細谷翔馬(4年、東北) 28分53秒90 1時間03分30秒
森田瑛介(4年、前橋育英) 28分54秒05
安村晴樹(4年、県立西京) 29分43秒76 1時間09分08秒
新井大貴(3年、前橋育英) 30分35秒08 1時間03分30秒
北野開平(3年、須磨学園) 29分20秒57 1時間05分42秒
元永好多朗(3年、宇部高専)29分45秒82 1時間05分23秒
大吉優亮(2年、市立船橋) 29分55秒38
小野隆一朗(2年、北海道栄)28分50秒22 1時間09分09秒
末次海斗(2年、鳥栖工) 29分31秒83
西脇翔太(2年、名経大高蔵)29分57秒21 1時間04分40秒
小林大晟(1年、鎮西学院) 29分13秒22
福島渉太(1年、小林) 28分57秒49
前回9位 國學院大學
「総合優勝」を目標に1年間チームを作ってきた國學院大學。主将・木付、副将・島﨑はエースとそん色ない実力に成長した。ルーキーでは平林が2大会の駅伝に出走し好走。ここに来て山本なども好調だ。出雲駅伝、全日本大学駅伝ともに4位と好調を維持。全員の力を結集し、大学史上初の偉業達成へと臨む。
相澤龍明(4年、藤沢翔陵) 29分37秒07 1時間06分04秒
石川航平(4年、日体大柏) 29分26秒82 1時間05分17秒
木付琳(4年、大分東明) 28分27秒59 1時間02分42秒
島﨑慎愛(4年、藤岡中央) 28分27秒98 1時間03分08秒
殿地琢朗(4年、益田清風) 29分43秒64 1時間04分11秒
藤木宏太(4年、北海道栄) 28分10秒30 1時間02分17秒
松延大誠(4年、福岡大大濠) 29分06秒48 1時間04分49秒
坂本健悟(3年、藤沢翔陵) 29分09秒74 1時間04分24秒
中西大翔(3年、金沢龍谷) 28分17秒84 1時間03分59秒
伊地知賢造(2年、松山) 28分56秒08 1時間04分12秒
瀬尾秀介(2年、市立橘) 29分13秒24 1時間06分45秒
鶴元太(1年、八千代松陰) 29分07秒53
沼井優斗(1年、国学院久我山) 29分19秒33
原秀寿(1年、新居浜東) 14分12秒95
平林清澄(1年、美方) 28分38秒26
山本歩夢(1年、自由ケ丘) 28分41秒59
前回10位 東京国際大学
出雲駅伝初出場初優勝と、大学駅伝史上初の快挙を成し遂げた東京国際大学。学生最強ランナーのヴィンセントだけでなく、日本人選手の力も底上げが著しい。丹所は日本人学生トップレベルと言えるまでの力に急成長。丁寧に育成を行う大志田監督らしく、最後に力を発揮する4年生にも注目だ。
野澤巧理(4年、白鴎大足利) 29分26秒26 1時間06分15秒
三浦瞭太郎(4年、東農大二) 29分18秒43 1時間06分38秒
渡邉正紀(4年、鬼怒商業) 29分23秒74 1時間08分38秒
丹所健(3年、湘南工大付) 28分19秒17 1時間04分37秒
堀畑佳吾(3年、清風) 28分54秒91 1時間05分42秒
宗像聖(3年、学法石川) 29分13秒94 1時間06分12秒
山谷昌也(3年、水城) 28分11秒94
イェゴン・ヴィンセント(3年、チェビルベレク) 27分24秒42 1時間02分23秒
ルカ・ムセンビ(3年、仙台育英) 28分20秒09 1時間03分14秒
生田琉海(2年、徳島科技) 29分09秒22
鎌田雅稀(2年、日体大柏) 29分48秒71
林優策(2年、滋賀学園) 29分43秒85 1時間07分14秒
村松敬哲(2年、浜松商業) 29分37秒29 1時間07分55秒
倉掛響(1年、小林) 29分56秒51
白井勇佑(1年、仙台育英) 28分55秒12
冨永昌輝(1年、小林) 29分06秒37 1時間04分48秒