「りくりゅう」ペアなど注目選手が出演 23、24日に「ブルーム・オン・アイス」
フィギュアスケートの世界選手権メダリストや次世代を担うスケーターが出演するアイスショー「Bloom On Ice(ブルーム・オン・アイス)」が4月23、24日に京都府宇治市の木下アカデミー京都アイスアリーナ(京都宇治アイスアリーナ)で開催される。学生アスリートでは早稲田大学人間科学部eスクール3年の島田高志郎(木下グループ)、同志社大学商学部3年の森口澄士(木下アカデミー)、同志社大学スポーツ健康科学部2年の本田ルーカス剛史(同)らが登場する。
島田高志郎、本田ルーカス剛史らトップ選手
スイスを拠点にステファン・ランビエル・コーチの指導を受けている島田。北京オリンピック男子シングルで銅メダルを獲得した同門の宇野昌磨(トヨタ自動車)の練習を「特等席」で見ながら技を磨いている。3月には早稲田大学のアイスショー「WASEDA ON ICE」にも出演し、部員たちと楽しいひとときを過ごした。長い手足を生かした表現力が魅力で2018年全日本で5位に入った実力者。2021年は10位に甘んじたが再び浮上を狙う。
本田は2020年全日本ジュニア王者。同年のグランプリ(GP)シリーズNHK杯で3位に入り、力をつけてきた。「4回転を習得して、演技構成に組み込む」と意気込みを語っていた今シーズンの全日本は12位。エストニアで今月行われた世界ジュニア選手権に出場した。佐藤駿(明治大学)のけがの影響による代表辞退で急きょ出場が決まったが実力を出し切れず14位。悔しさを来シーズンにつなげる。
森口は2021年全日本13位で、惜しくも2022~23年シーズンの強化選手入りを逃した。昨年の「Bloom On Ice」ではペアの演技も披露。元ペア日本代表の高橋成美さんが「ペアボーイ」として太鼓判を押すほどのポテンシャルの持ち主。今年3月の世界選手権6位の友野一希(セントラルスポーツ、2020年度同志社大学卒)に誘われて同大に進学。学業との両立で分刻みのスケジュールをこなし、「1日24時間ある中でアルバイトを4つ掛け持ちしている気分」と話していた。
この1年で世界トップに躍り出たペアも登場する。三浦璃来(木下グループ、中京大学在学中)、木原龍一(同、2014年度中京大学卒)組は北京オリンピック・ペアで日本初となる7位入賞を果たし、2022年世界選手権で日本初の銀メダルを獲得した。進化を止めない「りくりゅう」の演技に関心が集まる。
次世代エースも登場
次世代を担う選手たちも集う。
注目は日本女子の次世代エースと期待される中学2年の島田麻央(木下アカデミー)。昨年11月の全日本ジュニア選手権で大技の4回転トウループを成功させて優勝。今月、国際大会デビューを果たしたばかり。フリーではトリプルアクセルを着氷、2位以下に30点差以上をつけて優勝を飾った。
2021年NHK杯2位、全日本3位で北京オリンピックの切符を手にしたのが伸び盛りの高校3年河辺愛菜(まな、同)。ショートプログラム、フリーでトリプルアクセルを組み込む構成でシーズンを戦ってきた。オリンピックは23位と悔しい結果となったがすでに4年後を見据えている。
アイスダンスの来田奈央、森田真沙也組(木下アカデミー)は全日本ジュニアの優勝カップル。先日の世界ジュニア選手に初出場し、日本最高順位と並ぶ12位と健闘した。森田は4月に同志社大学に入学したばかり。学業と両立しながら競技のレベルアップをめざす。
観戦チケット販売中。当日券販売、ライブ配信(有料)あり。詳細は「Bloom On Ice」のホームページへ。
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