コージが行く!母校・法政大学 取材後の雑談で聞けた、WR滝沢叡主将のうれしい言葉
4years.をご覧の皆さまこんにちは! アメフト応援団長のコージです!
いつまでも夏の気持ちでいたら、夜は寒さがこたえる季節になりましたね。身にまとう布の面積が大きくなるたびに寂しさが込み上げてきます。と、いつものように季節関係なくアイスコーヒーを片手に思うのでした(笑)。
さて、大学のアメフトシーズンも後半戦に入りました。「ここから一戦一戦大事な試合がやってきます!」と例年言わせてもらっていますが、今年はひと味違いますね。主に関東大学アメフトを追っていますが、ここまで接戦が続く年は珍しい気がします。
慶應義塾大学が中央大学に7-3で勝ち、昨年関東を制覇した早稲田大学は立教大学に20-21で競り負けました。今年特に台風の目になっているのが立教大です。今後の試合もすべて見逃せず、本当にどこが制覇するのかわかりません!
今年に関しては関西も同じではないでしょうか。コロナも明けてそれぞれのチームが本格的にやりたいことをスタート出来た年。目が離せませんね!!
「自由と進歩」の理念を練習に採り入れ
さて企画にいきましょう。「学生の生の声を聞きたい」ところから始まった新企画「コージがいく!」。前回に続き今回も法政大学ORANGEです!
前回も話に出ましたが僕の母校であり、SNSを使ったメディア戦略やフットボールのかっこよさをとことん追求した関東の雄。一昨年は甲子園ボウルにも出場した強豪校です。
今回はそんなORANGEの主将を務める背番号88のWR滝沢叡(あきら)選手(4年、法政第二)。僕が法政大の練習場に着いたとき、さっそうと自転車で横を通り、さわやかにあいさつをしてくれました。早速インタビュー開始です。
コージ:滝沢選手、今日はよろしくお願いします。
滝沢選手(以下、滝沢):よろしくお願いします。
コージ:まずは滝沢選手のアメフトとの出会いを教えてもらえますか?
滝沢:はい。父がアメフトをやっていたこともあり、家のテレビではずっとNFLが流れていました。正直、日本では野球やサッカーよりも人気があると勘違いしていたくらいです(笑)
コージ:なるほど。父の影響でフットボールに触れることになったんですね。
滝沢:父だけではなく、兄の影響もあって小学1年生の時からフラッグフットボールを始めました。ちなみに弟もアメフトをやっています。
正真正銘のアメフト一家!
僕はどちらかというと高校でたまたまアメフトに出会ったタイプなので、アメフト一家が想像できません。部室でインタビューも楽しいですが、いつか自宅ロケもしてみたいものです(笑)。
コージ:滝沢選手は主将という立場ですが、今年の法政はどういう印象でしょう?
滝沢:法政の理念である「自由と進歩」のフットボールを大切にしています。自由というとどこか緩いイメージがありますが、そうではなく自主性を重んじるというイメージです。
僕も「自由と進歩」は心臓が痛くなるほどに胸に刻み込んだ言葉なので、その言葉を聞くことができてうれしかったです。ただ、僕の場合は「自由」の意味をはき違えて、卒業後は就職もせずに自由に暮らす日々を過ごしていましたが……(笑)。
滝沢:たとえば練習の開始時刻を遅くしました。授業で遅れる者もしっかり練習できるようにするためです。その分フィールドにいる時間は昨年より短くなりましたが、各自トレーニングの時間を確保してフィジカルアップにつなげる。そうして厳しいだけではなく、主体性も大切にしています。
やらせる団体ではなく、自らやる環境を作る団体とでもいうのでしょうか。いわば人生の塾のような。僕も通いたいものです。
「練習以外にも頑張らないといけない」SNS戦略
コージ:法政といえばSNSマーケティングも上手なイメージがあります。やはりそこはこだわりですか?
滝沢:はい。こだわっています。マーケティング部門が撮影の内容を考えて選手に伝えたり、逆に選手側から伝えたりすることもあります。練習以外にも頑張らないといけないことのひとつですね(笑)。
試合の日に、バスからゆっくり降りてくるあの映像は個人的に大好きです。ぜひ、現役の時に撮影したかったものです。
コージ:ずばりライバルは?
滝沢:一戦一戦ではありますが、やはり早稲田大ですね。昨年負けて、今までやってきたことを発揮することができずに悔しかったので。今年こそは勝ちます!
コージ:目標は?
滝沢:日本一です!
どうしても聞きたかった「日本一」という言葉。個人的には甲子園ボウル優勝の日本一だけでなく、それぞれに「日本一」があっていいと思っています。そこに向かって本気で目指していく姿が、すでに日本一ですから。
アメフト無しの自分は考えられない
インタビュー後の雑談でうれしいことがありました。
コージ:アメフトは社会人でも続けることは考えてる?
滝沢:はい! ここまでアメフトに触れてきたので、アメフト無しの自分は考えられないです。
強い意志で答えてくれました。アメフト無しの自分は考えられない。学生の今が全てではなく、その先まで見据えていることにうれしさを隠しきれませんでした。
この覚悟さえあれば、次はアメフト側が応える番だ。いざ日本一へ!!