全日本大学駅伝チームエントリー・関東地区推薦7校編 シード権争いに絡んでくるのは
11月3日に開催される第56回全日本大学駅伝のチームエントリー（暫定版）が発表された。レースは8区間106.8kmで競われ、現時点で各チーム16人まで登録されている。この記事では6月の関東地区選考会を勝ち抜いた推薦7校の登録選手を紹介する。丸括弧後ろのタイムは10000mの自己ベストで、持ちタイムがない場合は5000mの自己ベストを記載している。
今後は10月31日に全8区間の配置と補員5人を登録する「メンバーエントリー」が締め切られ、大会当日の朝に「メンバー変更」がある。
関東地区選考会1位 東海大学
全日本の約2週間前に行われる箱根駅伝予選会にはエントリーされなかったエースの一人、兵藤ジュダがメンバー入りした。今季主将を務める梶谷優斗や、昨年度は3年生ながら主将だった越陽汰もエントリー。前回大会でシード権獲得を逃したが、10000m28分08秒26のタイムを持つ花岡寿哉を中心に、実力はシード校と遜色ない。
五十嵐喬信（4年、水戸工業）28分44秒38
梶谷優斗（4年、滋賀学園）28分27秒77
越陽汰（4年、佐久長聖）29分21秒81
野島健太（4年、流通経済大柏）28分27秒63
水野龍志（4年、小林）28分48秒28
草刈恭弓（3年、東海大相模）29分41秒55
鈴木天智（3年、一関学院）28分46秒20
竹割真（3年、九州学院）28分50秒39
中井陸人（3年、倉敷）30分10秒16
花岡寿哉（3年、上田西）28分08秒26
兵藤ジュダ（3年、東海大静岡翔洋）28分14秒75
可児悠貴（3年、東海大相模）29分31秒09
南坂柚汰（2年、倉敷）29分08秒31
佐野鈴太（1年、豊川）30分08秒19
檜垣蒼（1年、倉敷）29分37秒82
平井璃空（1年、拓大一）29分18秒27
関東地区選考会2位 東洋大学
下級生がエントリーメンバーの半数を占めた出雲駅伝から一転、全日本には主将の梅崎蓮や5月の関東インカレ男子1部10000mで28分08秒29を出して復活を印象づけた石田洸介ら、チームの核となる4年生がエントリーされた。前回大会で関東15校中、14番目に沈んだ悔しさからの巻き返しを誓う。
石田洸介（4年、東農大二）28分08秒29
梅崎蓮（4年、宇和島東）28分39秒97
小林亮太（4年、豊川）28分12秒77
増田涼太（4年、広島皆実）29分24秒65
吉田周（4年、広島国際学院）28分56秒34
網本佳悟（3年、松浦）28分31秒26
緒方澪那斗（3年、市船橋）28分36秒67
岸本遼太郎（3年、高知農業）28分37秒95
西村真周（3年、自由ケ丘）28分45秒98
薄根大河（2年、学法石川）29分34秒14
久保田琉月（2年、埼玉栄）29分19秒09
濱中尊（2年、西武台千葉）30分15秒61
藤本駿世（2年、秋田工業）29分59秒07
内堀勇（1年、巨摩）29分30秒43
宮崎優（1年、東洋大牛久）29分25秒33
迎暖人（1年、拓大一）29分52秒44
関東地区選考会3位 早稲田大学
主将の伊藤大志と10000m27分台ランナーの石塚陽士、6月の関東地区選考会で日本人トップの走りを披露した山口智規といった主力選手が順当にエントリーされた。ルーキーの山口竣平は高校生ながら昨年1月の全国男子駅伝でMVPに輝いた実力者。前回アンカーを任され、シード権争いに敗れた伊福陽太は雪辱を果たせるか。
石塚陽士（4年、早稲田実業）27分58秒53
伊藤大志（4年、佐久長聖）28分37秒34
伊福陽太（4年、洛南）28分55秒78
菅野雄太（4年、西武文理）29分25秒21
和田悠都（4年、早稲田実業）29分33秒13
伊藤幸太郎（3年、春日部）29分44秒34
藤本進次郎（3年、清風）29分39秒50
間瀬田純平（3年、鳥栖工業）29分13秒46
宮岡凜太（3年、鎌倉学園）29分46秒31
山口智規（3年、学法石川）28分17秒87
工藤慎作（2年、八千代松陰）28分31秒87
長屋匡起（2年、佐久長聖）29分42秒54
宮本優希（2年、智辯和歌山）29分57秒69
瀬間元輔（1年、東農大二）30分59秒21
山口竣平（1年、佐久長聖）29分11秒26
吉倉ナヤブ直希（1年、早稲田実業）29分40秒39
関東地区選考会4位 日本体育大学
1500mで今年5月の関東インカレ1部と9月の日本インカレを制した世代屈指の中距離ランナー・高村比呂飛がエントリーされ、実際に出走するかが注目される。玉城良二監督によると、高村は日本インカレの後、すぐに駅伝の練習に切り替えたと言い、走るとしたら持ち前のスピードを生かせる前半区間になるだろう
石川龍芽（4年、名古屋経済大高蔵）29分02秒91
植松孝太（4年、佐久長聖）29分21秒86
杉本訓也（4年、島田）29分13秒50
住原聡太（4年、豊川工業）28分41秒88
高村比呂飛（4年、敦賀気比）14分02秒94
富永椋太（4年、鉾田一）28分52秒69
溝上賢伸（4年、白石）29分24秒49
山口廉（4年、大牟田）29分26秒96
分須尊紀（4年、東農大二）28分49秒01
浦上和樹（3年、九州学院）29分11秒28
田島駿介（3年、旭野）29分27秒52
平島龍斗（3年、相洋）28分44秒74
二村昇太朗（3年、仙台育英）29分04秒88
山崎丞（3年、中越）28分23秒69
天瀬海斗（2年、盛岡大付）30分09秒36
瀬戸雅史（2年、上伊那農業）29分37秒84
関東地区選考会5位 立教大学
今年4月からチームを率いる高林祐介監督にとって、最初の挑戦で大学初の伊勢路をつかんだ。とは言え、エントリーメンバーの中には主将の安藤圭佑をはじめ、稲塚大祐や林虎大朗、國安広人、馬場賢人といった年始の第100回箱根駅伝を経験したメンバーがずらり。シード権獲得も夢ではない顔ぶれとなっている。
安藤圭佑（4年、豊川）29分13秒26
稲塚大祐（4年、高岡向陵）28分49秒55
櫻井駿祐（4年、立教新座）29分47秒96
林虎大朗（4年、大牟田）28分49秒09
山口史朗（4年、四日市工業）28分52秒18
小倉史也（3年、伊賀白鳳）30分11秒88
國安広人（3年、須磨学園）28分53秒80
永井駿（3年、九州学院）28分51秒30
馬場賢人（3年、大牟田）28分40秒67
吉屋佑晟（3年、広島国際学院）30分34秒48
伊藤匠海（2年、拓殖大第一）30分00秒42
木島陸（2年、相洋）30分20秒51
高田遥斗（2年、仙台育英）29分53秒53
原田颯大（2年、洛南）29分54秒64
鈴木愛音（1年、城西大附城西）29分49秒15
山下翔吾（1年、國學院久我山）30分15秒09
関東地区選考会6位 帝京大学
6月の関東地区選考会ではエースで主将の山中博生が3組を走り、各校の主力が集った最終4組は福島渉太と島田晃希。選手層の厚さを証明した。山中とともに3組を走った原悠太や入学時すでに5000mで13分台のタイムを持っていた楠岡由浩の両2年生にも力があり、今後も楽しみな布陣となった。
小林大晟（4年、鎮西学院）28分43秒41
高島大空（4年、流通経済大柏）29分55秒86
林叶大（4年、小豆島中央）29分07秒61
福島渉太（4年、小林）28分54秒93
福田翔（4年、世羅）28分56秒88
山中博生（4年、草津東）28分04秒54
尾崎仁哉（3年、東海大福岡）29分10秒39
柴戸遼太（3年、大分東明）28分46秒60
島田晃希（3年、高田）29分10秒01
藤本雄大（3年、北海道栄）29分09秒04
山口翔平（3年、西京）29分23秒34
鎗田大輝（3年、市船橋）30分05秒36
楠岡由浩（2年、慶誠）29分29秒79
原悠太（2年、大阪）29分07秒26
廣田陸（2年、北海道栄）29分34秒51
小林咲冴（1年、樹徳）14分10秒40
関東地区選考会7位 神奈川大学
今年の箱根駅伝後に大後栄治氏から監督の座を引き継いだ中野剛監督の初陣。関東地区選考会では、3組を迎えた時点でボーダーの明治大学と2秒82差で8位にいたが、最終組で逆転した。立役者は宮本陽叶。エントリーメンバーには大岩蓮や滝本朗史、新妻玲旺といった2年生も多く、今回の経験を糧に成長へとつなげたい。
菅野涼介（4年、白鷗大足利）29分35秒75
中西良介（4年、関大北陽）28分55秒81
中原優人（4年、智辯学園奈良カレッジ）28分47秒66
酒井健成（3年、愛知）28分50秒21
塩田大空（3年、西脇工業）29分47秒63
志食隆希（3年、平田）30分54秒84
中野蒼心（3年、三浦学苑）30分57秒94
西坂昂也（3年、相模原）30分45秒99
宮本陽叶（3年、洛南）28分33秒32
大岩蓮（2年、愛知）29分33秒32
近藤大智（2年、中部大一）29分26秒14
滝本朗史（2年、智辯学園奈良カレッジ）28分49秒40
新妻怜旺（2年、西脇工業）28分54秒78
花井創（2年、豊川工科）29分02秒42
森稜真（2年、敦賀気比）30分00秒44
上田航大（1年、西脇工業）31分28秒71
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