全日本大学駅伝メンバーエントリー・関東地区推薦7校 花岡寿哉と山口智規が2区対決
11月3日に開催される第56回全日本大学駅伝。10月9日に1チームあたり16選手の登録を届け出て、10月31日締め切りのメンバーエントリーで「競技者8人、補員5人」へと絞られた。この記事では11月1日に発表された関東地区推薦7校のメンバーを紹介する。
レース当日の朝に行われる当日変更は、最大3人まで。すでに配置された選手の区間変更はできず、最終的な走者はこのタイミングで確定する。
関東地区選考会1位 東海大学
エースの花岡寿哉が2区にエントリーされ、他校のスピードランナーと勝負する一方、花岡のライバルでもある兵藤ジュダはエントリーされなかった。関東地区選考会トップ通過に貢献した五十嵐喬信や主将の梶谷優斗、前主将の越陽汰が補員に。箱根駅伝本戦出場を逃しただけに、ここでシード権を獲得して、意地を見せたい。
1区 草刈恭弓（3年、東海大相模）
2区 花岡寿哉（3年、上田西）
3区 平井璃空（1年、拓大一）
4区 檜垣蒼（1年、倉敷）
5区 水野龍志（4年、小林）
6区 中井陸人（3年、倉敷）
7区 南坂柚汰（2年、倉敷）
8区 竹割真（3年、九州学院）
補員 五十嵐喬信（4年、水戸工業）
梶谷優斗（4年、滋賀学園）
越陽汰（4年、佐久長聖）
可児悠貴（3年、東海大相模）
佐野鈴太（1年、豊川）
関東地区選考会2位 東洋大学
10月の出雲駅伝では、4年生が1人も出走しなかった東洋大学。全日本では1区に小林亮太、3区に主将の梅崎蓮、6区に石田洸介の4年生を配置し、バランスの良い布陣となった。出雲で経験を積んだ迎暖人や濱中尊も、それぞれ2区と4区にエントリー。網本佳悟や西村真周といった出雲路出走者も補員で控える。
1区 小林亮太（4年、豊川）
2区 迎暖人（1年、拓大一）
3区 梅崎蓮（4年、宇和島東）
4区 濱中尊（2年、西武台千葉）
5区 久保田琉月（2年、埼玉栄）
6区 石田洸介（4年、東農大二）
7区 緒方澪那斗（3年、市船橋）
8区 岸本遼太郎（3年、高知農業）
補員 吉田周（4年、広島国際学院）
網本佳悟（3年、松浦）
西村真周（3年、自由ケ丘）
薄根大河（2年、学法石川）
藤本駿世（2年、秋田工業）
関東地区選考会3位 早稲田大学
間瀬田純平は3年連続の1区。「間瀬ダッシュ」と呼ばれるラストスパートが、今年も決まるか。2区にスピードランナーの山口智規、4区に主将の伊藤大志、5区に10000m27分台の石塚陽士を登録し、主力を隠すことはしなかった。前回大会でアンカーを任されながらも、シード権獲得を逃がした伊福陽太は6区。雪辱なるか。
1区 間瀬田純平（3年、鳥栖工業）
2区 山口智規（3年、学法石川）
3区 藤本進次郎（3年、清風）
4区 伊藤大志（4年、佐久長聖）
5区 石塚陽士（4年、早稲田実業）
6区 伊福陽太（4年、洛南）
7区 長屋匡起（2年、佐久長聖）
8区 工藤慎作（2年、八千代松陰）
補員 菅野雄太（4年、西武文理）
宮岡凜太（3年、鎌倉学園）
瀬間元輔（1年、東農大二）
山口竣平（1年、佐久長聖）
吉倉ナヤブ直希（1年、早稲田実業）
関東地区選考会4位 日本体育大学
箱根駅伝予選会でチームのトップ3となった、上位から山崎丞、平島龍斗、田島駿介の3年生3人が前半に固まった。分須尊紀と山口廉の両4年生など、全区間が上級生という配置に。日本インカレ男子1500m優勝の高村比呂飛は補員。世代屈指の中距離ランナーが当日変更で出走するか、注目される。
1区 平島龍斗（3年、相洋）
2区 山崎丞（3年、中越）
3区 田島駿介（3年、旭野）
4区 分須尊紀（4年、東農大二）
5区 二村昇太朗（3年、仙台育英）
6区 山口廉（4年、大牟田）
7区 富永椋太（4年、鉾田一）
8区 浦上和樹（3年、九州学院）
補員
植松孝太（4年、佐久長聖）
杉本訓也（4年、島田）
住原聡太（4年、豊川工業）
高村比呂飛（4年、敦賀気比）
瀬戸雅史（2年、上伊那農業）
関東地区選考会5位 立教大学
2年連続で箱根駅伝を経験している國安広人と林虎大朗が、2、3区。同じく2年連続箱根路出走中で今季の主将を務める安藤圭佑がアンカーに入った。10月19日の箱根駅伝予選会で日本人3位の馬場賢人や5月の関東インカレ男子2部ハーフマラソン5位（日本人3位）の稲塚大祐が現時点では補員になっており、当日変更の可能性がある。
1区 吉屋佑晟（3年、広島国際学院）
2区 國安広人（3年、須磨学園）
3区 林虎大朗（4年、大牟田）
4区 原田颯大（2年、洛南）
5区 小倉史也（3年、伊賀白鳳）
6区 山口史朗（4年、四日市工業）
7区 永井駿（3年、九州学院）
8区 安藤圭佑（4年、豊川）
補員 稲塚大祐（4年、高岡向陵）
馬場賢人（3年、大牟田）
高田遥斗（2年、仙台育英）
鈴木愛音（1年、城西大城西）
山下翔吾（1年、國學院久我山）
関東地区選考会6位 帝京大学
主将でエースの山中博生は2区でエントリーされ、他校のスピードランナーとの勝負に回る。裏を返せば、エース頼みでないチームに仕上がっている証拠。8位に入った出雲駅伝が、3大駅伝のデビュー戦となった廣田陸や楠岡由浩の両2年生、1年目から伊勢路を経験し、2年連続でアンカーを任される小林大晟の走りにも注目したい。
1区 島田晃希（3年、高田）
2区 山中博生（4年、草津東）
3区 尾崎仁哉（3年、東海大福岡）
4区 廣田陸（2年、北海道栄）
5区 小林咲冴（1年、樹徳）
6区 楠岡由浩（2年、慶誠）
7区 福田翔（4年、世羅）
8区 小林大晟（4年、鎮西学院）
補員 高島大空（4年、流通経済大柏）
林叶大（4年、小豆島中央）
柴戸遼太（3年、大分東明）
藤本雄大（3年、北海道栄）
原悠太（2年、大阪）
関東地区選考会7位 神奈川大学
6月の関東地区選考会で7位通過に貢献した8選手のうち、大岩蓮、酒井健成、宮本陽叶、中西良介、滝本朗史の5選手が区間に配置された。10月19日の箱根駅伝予選会に出走した選手も多く、そのときの疲労がどこまで抜けているか。就任1年目の中野剛監督のもと、シード権争いに絡みながら、今回の経験を箱根駅伝にもつなげていきたい。
1区 大岩蓮（2年、愛知）
2区 酒井健成（3年、愛知）
3区 宮本陽叶（3年、洛南）
4区 近藤大智（2年、中部大一）
5区 中西良介（4年、関大北陽）
6区 滝本朗史（2年、智辯学園奈良カレッジ）
7区 西坂昂也（3年、相模原）
8区 志食隆希（3年、平田）
補員 塩田大空（3年、西脇工業）
中野蒼心（3年、三浦学苑）
新妻怜旺（2年、西脇工業）
花井創（2年、豊川工科）
上田航大（1年、西脇工業）
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