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特集:第67回全日本大学サッカー選手権

「全員サッカーで日本一」 関大最後の挑戦

「全員サッカーで日本一」 関大最後の挑戦
インカレでもこんなシーンが見たい

3年連続で冬の全国大会出場が決まった。昨年は関西第4代表として、劇的勝利でベスト4進出を果たした。今年はリーグ最終節前に関西第3代表を勝ち取り、シード権を獲得した。

粘り強い守備と勝利への執着心

今年のリーグ戦は、5年ぶりの開幕白星で始まった。前期の黒星は1つのみ。無敗で首位を独走していた大体大にも快勝してみせた。インカレ出場圏内の4位で後期へ折り返したが、中断期間の関西学生選手権では総理大臣杯出場の一歩手前で桃山大に敗戦。夏の日本一への道が途絶えた。「全員サッカーで日本一」へ、残されたのはインカレだけになった。

後期は黒星発進となったものの、順調に勝ち点を重ね、第4節終了時点で3位に浮上。その後、第5節の京産大戦と6節の同大戦は、ともに試合終了間際のアディショナルタイム弾による1-0の勝利を収めた。決めたのは主将でDFの荒木隼人(広島ユース)と副将のMF塩谷仁(磐田ユース)の4年生2人。粘り強い守備と勝利への執着心が、最後まで選手を突き動かした。試合が終わるその瞬間まで、選手は走り続け、スタンドは声援を送り続ける。「これが関大らしさ」。選手たちは口々にそう言った。

第10節の阪南大戦。勝てば最終節を残し、全日本インカレ出場が決まる一戦だ。紫紺のスタンドも熱を増した。1点リードで迎えた後半、関大の得点王であるFWの加賀山泰毅(4年、JFA福島)と塩谷の追加点により、3-0の完勝。全国切符を手にし、最終節でもびわこ大を1-0で破った。

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スタンドの応援も関大の戦力

3人のDFがプロへ

後期に入り、完封で勝つ試合が増えた。前田雅文監督は「関西で一番いいディフェンスライン」と評価し、守備陣への信頼は厚い。荒木はJ1広島サンフェレッチェへの加入内定が決まり、特別指定選手にも承認され、さらに注目度は高まる。またDF黒川圭介(3年、大阪桐蔭)はJ1ガンバ大阪への2020年シーズン加入内定に加え、DF河野貴志(4年、鵬翔)のJ3ギラヴァンツ北九州への加入内定が発表されたばかりだ。守備陣が続けてプロ入りを決め、関大の層の厚さが証明された格好だ。

長かったリーグ戦を終え、2018年の残された戦いはインカレのみとなった。「全員サッカーで日本一」達成へ。平成最後の大舞台で、関大サッカー部が目標を現実にしてみせる。         

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