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連載:ラクロス応援団長・山田幸代コラム

ラクロッサー山田幸代の夢へのアプローチ、目標を細分化して挑み続ける

ラクロス応援団長・山田幸代コラム
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ラクロスを子どもたちがあこがれるようなスポーツにしたい。それは山田さんがラクロスを始めたときからの夢だ(すべて撮影・山本倫子)

こんにちは、ラクロスプレイヤーの山田幸代です。いまはオフ期間に入っているチームが多いでしょうか? オフの使い方もとても大切です。休むときには休む。でもやるときには思いっきりやる。そのメリハリが海外の選手はうまいですし、試合中もメリハリのあるプレーをしているように思います。日常生活におけるさりげないことも、学びの一つとなってプレーにも表れてくるかもしれませんね。さて今回はチームの目標設定、個人の目標設定の仕方をより深めて話をしていきます。

私がオーストラリアで教えてもらった「仲間のモチベーションの上げ方」

夢に届くよう、目標を細分化しよう

まずは個人の目標設定についてです。みなさんはどうやって目標設定をしていますか? 紙の上にやりたいことを書きますか? 頭の中で考えますか? 私はまず、自分の夢を大きく紙の上に書いています。

私にはラクロスを始めたときから、「子どもたちの夢の一つとして『ラクロス選手になりたい』と言ってもらえるようなスポーツにラクロスをしていきたい」という夢があります。その夢に向かって、自分が進む道筋や必要なものを書き出します。その中に時間軸をつけて、何が必要で何から始めなければいけないかなどを加えます。時間軸で一番近くにあって、達成したいものは何なのかを考えます。目標は短期、中期、長期と分けて設定します。目標を細分化することで、どこに向かっているのかが見えやすくなるでしょう。

もし思っていたことと違ったり、もしかしたら間違えたかもって思ったりしたら、いったん立ち止まったっていいんです。いったん後ろに戻ってみてもいいんです。そこで違う道が見えたり、違う方法が見えたりしてきます。まずは自分の頭の中で自分と会話をしてみましょう。自分のプレーに関して、人からフィードバックをもらうことも現状把握に効果的です。

目標とは筒のような形をしていると私は思います。点や面ではなく、角度を変えると違う色や模様が見えてくるような。でも、その目標に向けてぶれることなく進むからこそ、そのときどきによって見え方が違うことに気づくのだと思います。

私の夢は大学でラクロスに出会ったときから変わっていません。その夢があったからこそ、私はオーストラリアでのプレーに挑戦したり、「世界の頂点からの景色を見てみたい! 日本を強くしたい!」と思えるようになったりと、いまも挑戦し続けられています。

みなさんも自分の夢をしっかり考え、その夢に向けて目標を細分化してみてください。時間軸もしっかりつけ、より詳しく、より細かく。

山田さんは2007年に日本人ラクロス選手として初めてプロ宣言をし、オーストラリア代表としても戦った

みんなが同じ方向を向いていますか?

そしてチームスポーツで大切なのが、チームの目標です。チームの目標は、スタート時点から全員同じ方向を向いていることがとても大切です。みなさんもきっと、キックオフミーティングなどをすると思います。そのときに、幹部が決めたチーム目標をただ聞いているだけになっていませんか? みなさんのチームは全員で同じ目標を設定し、一人ひとりが覚悟をもって、その目標を達成したいと思って進み始めていますか? 

新チームがスタートするとき、再度、自分たちの目標を全員で設定し、理解し、全員で1歩進み始めてください。いろんな難題が押し寄せても、初めに全員で決めた目標を達成したいという強い気持ちがあれば、チーム一丸となって乗り越えられるはずです。

チームの中にはリーダーがいて、リーダーシップをとれる役割の人がいます。でも、それだけでは最強の組織は生まれません。チームの中にいる個々が強くあること。このバランスがとても大切です。

新体制に入る前にいま一度、自分とチームの目標、そして夢を確認してみてくださいね。それでは今年もみなさんにとって、すばらしい1年になりますように。

「新しいラクロス」への挑戦、世界のルールサブコミッティーのチェアマンとして

ラクロス応援団長・山田幸代コラム

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