私はこうして不安を自信に変えられた 目標達成に欠かせないふたつの自信
みなさんこんにちは! ラクロスプレイヤーの山田幸代です。オフが明けたものの、新型コロナウイルスの問題で練習ができないチームもたくさんあると思います。「練習したくて仕方がない! いつ始められるのか不安だ」。そう感じている人も多いのではないでしょうか。私も同じです。でもそんなときだからこそ、自分にできることを考えてみませんか?
アメリカではNCAAのリーグが開幕しました。そのビデオなどは見ていますか? 家でもできるトレーニングの情報などを探していますか? 目で学んで頭を動かして得る知識は、家でできる最大限のトレーニングです。それぞれがやろうと思えば、できることがたくさんあります。ぜひ自分の成長を楽しんでください。いままで見えなかった自分を探してください。
自分を信じられるようになって得た自信
今回は、自らを信じる「自信」について話をしたいと思います。みなさんはどのように自信をつけていますか? 不安を自信に変えられたことはありますか? 実際、自信をつける方法はいくつもあると思います。
私が自分で自分を信じられるようになったのは、オーストラリアにチャレンジしたときでした。それまでは自信より不安ばかりが自分の中にあり、「挑戦すること自体が恥ずかしい」と思っていた時期もありました。
私はプロになるときも、オーストラリアにチャレンジするときも、「私が日本で一番レベルが高いと思っているから、世界にチャレンジするんだ」なんて考えたことはありません。むしろ、「こんなへたくそで、こんな弱い自分がチャレンジしていいのかな?」「通用なんてするのだろうか?」「私なんか…」「私なんか……」とずっと思っていました。でもラクロスが大好きで、自分の夢である「子供たちにラクロス選手になりたいって言ってもらえるようなスポーツにしたい」を実現するために、「やってみよう!」と行動し、それを力に変えてきました。
やり続ける中で少しずつ結果がついてきて、自分の変化を感じられ、少しずつ少しずつ不安が自信に変わっていきました。言い換えれば、私は継続することで自分を信じられるようになり、それが自信になっていった選手です。だから自信とは「自分を信じること」だと、私は思っていました。
自分たちを信じることで得た自信
でも最近、大学時代の友人と話をしているときに、あることに気がつきました。その友人も大学時代はラクロスをしていました。友人のチームにはコーチがおらず、グラウンドもなかったので河川敷でずっと練習していました。部員は30人程度。それでもチーム全員が考え、情報を収集し、自分たちを分析し、それぞれが信頼し合った結果、「3部→2部→1部→リーグ戦制覇」。1年のときからずっと目標を達成し続けることができました。彼らが持っていたのは、チーム全員が「自分たちを信じる」ということで育まれた自信でした。
なぜあれだけ目標を達成できて、自信がみなぎるほどにあったのか。改めていま、友人にたずねました。すると友人は「自信のつけ方はいくつもあるけど、自分たちはなぜか、『根拠のない自信』がチーム全体にずっとあった」と言いました。「このメンバーと一緒だったら大丈夫」「このメンバーなら何でも乗り越えていけるんだ」というような感覚。それは、「自分」を信じ、「自分たち」を信じることで大きな力になったんだろうなと思いました。
その話を聞いて、チームスポーツにおいていは二つの自信を養い、築くことが大切なんだと思いました。彼らのように私も大学生のときに、自分たちを信じることで得られる自信に気づいていれば、私たちもチーム目標を達成できたのかもしれません。
目標を達成するには「信じる力」が必要
みなさんはチームの中で自信を築けていますか? チームメンバーで信頼し合えるまで、自分たちを信じ切れるまで話をしていますか? 意見を出し合えていますか? 私は友人と話す中で、チームで目標を達成するために、とても大切なことを気付かせてもらいました。
自信をつける方法はそれぞれ違うかもしれません。私のように継続することで少しずつ成長を感じられ、それが自信に変わる選手もいます。周りの環境や仲間の影響が自信に変わる選手もいます。一度の大きな結果が自信につながる選手だっています。人それぞれです。ただ言えるのは、目標に向けて挑むには「信じる力」が必要ということです。
いまのチャレンジを楽しんでください。自分の変化を楽しんでください。そして、自分のやってきたことが自信となり、今後のみなさんの力になると信じてください! 時間はみなさんに同じだけあります。その時間をどう使うか、よく考え、行動してみてください!