陸上・駅伝

連載:NGT48西村菜那子の大学陸上ココに注目!!!!

西村菜那子が2020年度の陸上シーズン、特に注目している4年生は?

2020年のシーズン、注目している4年生の3選手について語ります!(撮影・齋藤大輔)

「駅伝に詳しすぎるアイドル」として陸上ファンも一目置くNGT48西村菜那子さんのコラムです。今回は、本格的な陸上シーズンを前に、西村さんが今年特に注目しているという4年生3人について語ってくれました!

日本選手権、嬉しいニュース!

みなさんこんにちは! 夏も終わり、9月に入りました。残暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

先日は陸上界に素敵なニュースがありました。10月に新潟県・デンカビッグスワンスタジアムで行われる、日本陸上競技選手権大会の観客受け入れが発表されました! 観戦対象者は新潟県在住者限定各日2000名と制限付きではありますが、無観客の状態から一歩ずつ前へ進めていることがとても嬉しいです。

NGT48メンバーとして活動している私は現在新潟に住んでいるため、スケジュールが合えば必ず見に行きたいと思っています。その際は新潟県民として、皆様に沢山現地から情報を発信していきますので待っていてください!

スケジュール合うといいな……楽しみです!(撮影・齋藤大輔)

最近ではSNSを見ていると、大学によっては夏合宿を実施している様子も見られます。4年生中心にチームを鼓舞する大学駅伝ならではの光景には胸にグッとくるものがあります。

今回は、新型コロナウイルスの影響により前例にはない厳しいシーズンの中でチームを引っ張る4年生に視点を置いて書かせていただきたと思います。今シーズン、私が特に注目している4年生選手を紹介させてください。

麗澤大箱根駅伝初出場の原動力に! 杉保滉太選手

最初に紹介するのは、麗澤大学・杉保滉太(すぎほ・こうた)選手です。麗澤大学といえば、箱根駅伝予選会では2年連続次点になるなど、最も箱根駅伝初出場に近いチーム。昨年11月の日体大記録会で杉保選手は10000m28分53秒19と麗澤大学初の28分台(この時エース・国川恭朗選手も28分36秒38)をたたき出し、チームを勢いづけている注目選手の1人でもあります。

今年の2月に麗澤大学陸上部を取材させていただきました。練習風景を見学したのですが、終始先頭を走る杉保選手から、エースになるという強い心意気を感じました。また山川達也監督からも「長い距離に強くなって急上昇中の選手」と太鼓判を押されるなど、期待されている様子が伺えました。

昨年の箱根駅伝予選会では83位。積極的な走りが印象的でした!(撮影・北川直樹)

練習後に杉保選手と少しだけお話をさせていただいたのですが、練習のときの真剣な表情とは打って変わって笑顔で無邪気な姿が印象的でした。ちなみにアイドルが大好きみたいです。しかし好きなアイドルを聞いたところ、私の名前は出てきませんでした!(残念!笑)

一昨年の箱根予選会の個人順位は181位、昨年は83位と大きくランクアップをしています。今年の予選会で更なる活躍に期待したいです。

十日町出身、日大の切り込み隊長! 横山徹選手

続いて紹介するのは日本大学・横山徹選手です。横山選手は新潟県十日町出身。東京オリンピックでマラソン日本代表に内定している服部勇馬選手(トヨタ自動車)と同郷です。

十日町市は「(陸上を)少しでも盛り上げたい」と、先日勇馬選手と弟の弾馬選手(トーエネック)の応援グッズの制作を発表するなど、陸上に対する声援がとても熱い地域。昨年ちょうどMGCの日(9月15日)に「十日町十五夜祭り」という地元のイベントにNGT48が参加させていただいたのですが、その際にも陸上への応援の熱量を肌で実感しました。

箱根駅伝予選会ではドゥング選手に次いでチーム2位だった横山選手。今年も楽しみです!(撮影・藤井みさ)

もちろん横山選手への応援も熱く、大学駅伝の伝統校である日大で主将に抜擢された今年は、地元からもさらなる活躍が期待されています。多くの駅伝で1区を務め、チームのスターターとして定着しつつある横山選手。日大の切り込み隊長が新潟から全国へ羽ばたく様子を今季も見守っていきたいです。

鉄紺のエース復活に期待! 西山和弥選手

最後、3人目にお話しするのは東洋大学・西山和弥選手です。西山選手といえば、2018年箱根駅伝の1区では1年生ながら区間賞。さらに2年生になった翌年も同じく1区で先頭に立ち、2年連続区間賞を獲得しました。1年生から2年連続での1区区間賞は大迫傑選手(早稲田大~ナイキ)以来7年ぶり。下級生ながらも力強い走りは皆様の印象にも強く残っていることかと思います。

しかし3年生となった昨年は、学生3大駅伝全てに出場はするものの、結果が思うようにいかない厳しいシーズンとなりました。周りからの期待値が高いからこそ、求められることも多く、そのプレッシャーは計り知れないものだと思います。

昨年の全日本大学駅伝5区での西山選手。区間11位と苦しい走りとなりました(撮影・藤井みさ)

運動が全くできない私が言うのもおこがましいのですが……西山選手の背筋がピンと立ち、ブレないフォームはとても美しく清々しいです。高校時代から輝かしい結果を残してきた西山選手。学生ラストとなった今年に、鉄紺が誇るエースとして復活の走りを期待したいです。

今月は先程も書いた日本選手権と同様に、デンカビッグスワンスタジアムにて、日本学生陸上競技対校選手権大会(通称:日本インカレ)も開催されます。学生陸上界の日本一を決めるこの大会に今年も多くの選手が出場します。特に最高学年である4年生の皆さんにとって、悔いのないトラックレースになってくれたら、1ファンとして嬉しい限りです。そして厳しい状況の中で戦い続ける選手の皆さんをこれからも応援していきたいと思います。

今回も読んでくださりありがとうございました。

NGT48西村菜那子の大学陸上ココに注目!!!!

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