早大の西山真瑚、吉田唄菜とカップル解消「アイスダンス男子増やす」活動は継続
フィギュアスケートアイスダンスの吉田唄菜(岡山SC)、西山真瑚(早稲田大学)組が18日、カップルを解消したと発表した。本人たちのインスタグラムで「この度、吉田唄菜、西山真瑚はパートナーシップを2人の方向性の違いにより解消することとなりました。吉田西山組が頑張れたのはファンの皆さん、コーチ、連盟や家族の大きなサポートがあったおかげです。本当にありがとうございました。2人はこれから別々の道を歩みますが、これまでの経験を糧に一層努力してまいります。これからも温かい気持ちで見守っていただけると幸いです」と語った。
吉田、西山組は2019年2月、カップルを結成。オリンピック2大会連続金メダルの羽生結弦と同じカナダ・トロントのクリケット・クラブを拠点にしてきた。「うたしん」の愛称で知られ、1シーズン目の2020年2月のユースオリンピック団体金メダル、3月の世界ジュニア選手権で日本の歴代最高位となる12位と大躍進。今シーズンは新型コロナウイルスの影響で日本に帰国し練習を続けてきた。11月の全日本ジュニア選手権では2連覇を達成した。
今後は新しいパートナーを探すという。4years.の取材に応じた西山は、「これからも『アイスダンスをメジャー競技にする』『アイスダンス男子を増やしていく』という目標に向けて活動していきます」と話した。オリンピック出場と日本でのアイスダンス普及の夢を追いかけ、スポーツギフティングサービス「Unlim」を通しても活動を続ける。
2人にとって前向きな解決になる
西山真瑚の話
「お互いにそれぞれに続けられない理由があるので、今回は僕からだけの見方になってしまうことで唄菜ちゃんを傷つけないかその点が少し不安です。吉田、西山組のファンにはどちら側の意見も聞いてあげてという意見もあると思うので、抽象的な内容になってしまうこと、すみません。
昨年よりコロナ禍の影響を受け、予定通りには大会が開催されず、また練習環境が本来のカナダの拠点から臨時の練習場所の日本になってしまったことにより、スケートに対する考え方や価値観の溝が出てくるようになりました。何度も何度も、僕たち2人、コーチ達、両親を交えて話し合いを重ねました。しかし、カップルを解消することが、互いの気持ちを楽にできる、2人にとって前向きな解決になるという結論になりました。
僕は新しいパートナーを探し、アイスダンスは継続していくつもりです。これからも『アイスダンスをメジャー競技にする』『アイスダンス男子を増やしていく』という目標に向けて活動していきます」
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