バスケ

連載:バスケ応援団長・カルロスコラム

八村阿蓮の超豪快ダンクも! 関東1部リーグ開幕3戦の激アツシーンベスト3

八村選手のボースハンドダンクに会場が沸きに沸きました!(撮影・全てCSPark)

皆さんこんにちは! 宇宙人イチ大学バスケを愛する(自称)宇宙人、カルロスです。コラム第22回! 少し寒くなってきたかと思いきや、イキナリ鬼暑い日が来たり……。まだ夏なのか、もう秋なのかわけの分からない気候にもてあそばれているカルロスです。最近の天気は情緒不安定ですね。昼夜の寒暖差が激しいので、皆さんも体調管理には気をつけて下さい。

さてオータムリーグ2021、1部リーグが開幕しました! 待っていたぜ1部リーグ。毎節の試合が大盛り上がりで、めちゃくちゃ楽しいです。カルロスは鳥肌立ちまくりの震えまくりで首を捻挫しました。

カルロス的、オータムリーグの見どころ

カルロス的な大学バスケのリーグ戦の見どころといえば、やはり“チーム力”です。第1節ではまだ未完成なチームが試合を終えるごとにまとまっていき、後半戦で上位のチームを倒すことも多いです。逆に言えば、ここ強いだろう!と思っていたチームが1敗をきっかけにリズムを崩すこともあります……。リーグ戦期間中、コートの裏側では各チーム様々なドラマがあります。最後まで崩れずに戦い続ける“チーム力”が大事になってくると思います。

そして! もう1つリーグ戦の楽しいところ言えば、いまだ見ぬスターの発見です。試合ごとにチームの状況は変わっていきます。調子のいい選手、悪い選手。オフェンスのパンチ力が足りない、ディフェンスを強化しないといけない。フルコートプレスに必要な選手は……などなど。そんな中で、長いリーグ戦でブレイクする選手がいます! それはスカウティングによって対策されたエースの控えであったり、虎視眈々(こしたんたん)と準備をしてきた選手がチャンスをつかんだり、などです。そんな選手たちを発見するのもリーグ戦の楽しみの1つかなと思います!

今年の1部リーグは、どこのチームもディフェンス力が高く相手のしたいことをさせない、ポイントでしっかり守っているというイメージがあります。そのため接戦や延長戦が多いですが、その中で個の1on1スキルが光ったり、とんでもないブザービーターが決まったりもします! 「もうバスケ詳しいし大学バスケ歴も長いんだぜ!」な玄人の方も、「大学バスケはあんまり見たことないな……」なんて初心者の方も楽しめるゲームが多いです! なのでこのコラムを読んでいる皆様、ぜひ会場へ(炎)。

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは「カルロスが選ぶ! リーグ開幕3節の名シーンをプレイバック!」です。それではご堪能あれ! やいやいやい!!

第3位)本当に大学バスケ?な豪快ダンク!

まずはこのシーンです! 10月3日 第2節の東海大学vs.中央大学。この試合から、八村阿蓮選手(4年、明成)の超豪快ダァァァァ~ンク!です!! これね、まじで会場でビックリしました。ワンドリブルでゴール下までいき、その流れからボースハンドダンク、そしてバスケットカウント。脱帽です。いやもう脱パン(脱パンツ)です。日本の大学バスケでこんなにド派手なプレーが見られるのか!と心躍りました。ベンチも応援席もめちゃくちゃ沸いてました。熊本県の池山水源の湧水くらい湧いてましたね。ちょっと自分でも何言ってるか分かりません。

この試合、中央大が残り2分までスター軍団・東海大を翻弄(ほんろう)するという面白い展開になりました! 中央大は身長195cmの古河 ウェスリー選手(4年、中央学院中央)や身長197cmの吉田崇紘選手(3年、土浦日大)など強力なインサイドがそろっていますし、セクシーな香りがする万能サウスポー・渡部琉選手(3年、正智深谷)の縦横無尽なピック&ロールなど、エースを最大限に生かす戦術をとってきます。上位チームと接戦を繰り広げているので、目が離せません!

第2位)渋いを超えてゲキ渋! アツすぎるよキャプテン

続いてはこのシーンです! 10月3日第2節の専修大学vs.白鷗大学。この試合から、いぶし銀すぎるキャプテン・松下裕汰選手(4年、飛龍)が決めたゲームウィナーです。第4クオーター(Q)残り40秒、専修大 62-65 白鷗大の場面で、追いかける専修大を突き放す1本をしっかりと決めました。

松下キャプテン(右)のゲキ渋プレーは日頃の練習のたまものです

このシーンのゲキ渋ポインツは2つです! 1つ目は、華麗なドリブルから見せた3Pシュートではなく、チームメートが外したシュートを押し込んでバスケットカウントを決めたというところです。しかも松下選手はポイントガード……。普段の地道な努力・習慣がしっかりと出たのではないかと感動しました。

いや! まだまだゲキ渋ポインツは終わりません。聞いて下さい、このゲームウィナー・は“2日連続”なんですよ。くぅ~~~~~~っ!! ◎$♪×△¥●&?#$!!(興奮)。前日の大東文化大学戦でも試合終了残り6秒でシュートを沈め、逆転勝利しました。松下選手のプレーを見ながら白飯が食べれる人は、本物の大学バスケ好きだと思います。

第1位)シビれるブザービーター! バスケはドラマだらけ

最後はこのシーンです! 10月6日第3節の早稲田大学vs.神奈川大学。この試合から、寡黙なシューター・星川堅信選手(2年、洛南)が沈めた劇的ブザービーターです! いやこれはマジのほんまに超絶激アツでした。

この試合、序盤から神奈川大が流れをつかみリードを保ちます。一時は10点差以上離れますが、早稲田大は我慢。最後のオフェンス、神奈川大 61-59 早稲田大の場面でしっかりと3Pシュートを沈めました。

人生初のブザービーターに星川選手(左)「気づいたらみんなとハグしていました」

開幕2連敗だった両チーム、早稲田大は主力をけがで欠く中での逆転勝利だったので喜びが爆発していました。チームの司令塔である土家大輝選手(3年、福岡大大濠)の目からは涙があふれていました。キャプテン不在の中、オンコート・オフコートでチームを引っ張ってきた土家選手にとって大きな勝利だったと思います。

この劇的なブザービーターを沈めた星川選手に試合後にお話を伺いました。人生初のブザービーターだったそうで、「決めた時の感情は?」と聞いたら「入ったか分からなくて、みんなが喜んでいたので入ったんだなと思いました。気づいたらみんなとハグしていました」と言っていました。カルロスは人生でブザービーターを決めたことがないんですけど、決めた人がその瞬間の記憶がないって言っているとリアルでめちゃくちゃ面白いなと感じました。

ちなみに超余談ですが、この試合の観戦に来られていた星川選手のお父様が、シュートが入った瞬間、しっかりガッツポーズをしていたそうです。普段はポーカーフェイスなお父様の激アツエピソードでした。

司令塔の土屋選手(右)も涙が止まりません!!

さて、今回もコラムを呼んでいただきありがとうございました! 1部リーグ、他にも楽しいポイントがたくさんあります。U19日本代表で大学バスケデビューが遅れた怪物ルーキーたちのプレーが見られたり、まだまだ選手を試しながらインカレに向けて準備しているチームがあったりなど……。毎節目が離せません。

無観客試合もありますが、有観客試合もあります。皆さんぜひ会場に足を運んでみて下さい。大学バスケは1日楽しめます! 行きと帰りで寒暖差が激しいので、上着とか持ってくるとベストですよ。風邪には気をつけていきましょう。

バスケ応援団長・カルロスコラム

in Additionあわせて読みたい