全日本大学駅伝チームエントリー発表・関東地区推薦7校編 9大会ぶりに中央大も出場
11月7日に開催される第53回全日本大学駅伝のチームエントリーが発表された。8区間106.8kmで競われるこの大会では、昨年から16人までの登録が可能になった。この記事では関東地区推薦7校のメンバーを紹介する。
※資格記録は10月13日提出時時点、各大学の申告による。10000mの資格記録を持たない選手は5000mのタイムを記す。
東京国際大学
3大会連続3回目の出場となる東京国際大学。前回は10位でシード権を逃したが、今年6月19日に行われた全日本大学駅伝関東地区選考会では1位通過を果たした。10月10日の出雲駅伝では3区で丹所健が首位に立ってからは、一度も首位を明け渡すことなくトップでゴール。初出場で初優勝を成し遂げている。学生最速を誇るイェゴン・ヴィンセントだけではなく、総合力の高さがうかがえるチームだ。
三浦瞭太郎(4年、東農大二) 29分38秒23
野澤巧理(4年、白鴎大足利) 29分26秒26
芳賀宏太郎(4年、学法石川) 29分7秒82
丹所健(3年、湘南工大付) 28分19秒17
宗像聖(3年、学法石川) 29分13秒94
堀畑佳吾(3年、清風) 29分35秒93
山谷昌也(3年、水城) 28分29秒36
奥村辰徳(3年、九州学院) 29分24秒83
ルカ・ムセンビ(3年、仙台育英) 28分20秒09
イェゴン・ヴィンセント(3年、チェビルベレク) 27分30秒24
林優策(2年、滋賀学園) 29分43秒85
生田琉海(2年、徳島科技) 29分59秒17
麓逸希(2年、開新) 14分0秒07
白井勇佑(1年、仙台育英) 29分25秒8
冨永昌輝(1年、小林) 30分6秒92
佐藤榛紀(1年、四日市工) 13分50秒31
國學院大學
前回9位とあと一歩でシード権を逃した國學院大學は関東地区選考会で2位になり、7大会連続9回目の出場をつかんだ。3年生の時から主将を務める木付琳がチームをまとめ、10月の出雲駅伝では区間賞の走りでチームを一時トップに引き上げた。その出雲駅伝で1年生ながらアンカーを務めた平林清澄など、若い力にも期待がかかる。
石川航平(4年、日体大柏) 29分26秒82
木付琳(4年、大分東明) 28分27秒59
島﨑慎愛(4年、藤岡中央) 28分27秒98
殿地琢朗(4年、益田清風) 29分43秒64
藤木宏太(4年、北海道栄) 28分10秒30
阿久津佑介(3年、那須拓陽) 29分20秒39
川﨑康生(3年、浜松工) 29分20秒77
坂本健悟(3年、藤沢翔陵) 29分9秒74
中西大翔(3年、金沢龍谷) 28分17秒84
永谷連太郎(3年、美濃加茂) 29分52秒76
伊地知賢造(2年、松山) 28分56秒08
鶴元太(1年、八千代松陰) 14分19秒07
沼井優斗(1年、国学院久我山) 29分19秒33
平林清澄(1年、美方) 28分38秒26
三潟憲人(1年、藤枝明誠) 14分9秒07
山本歩夢(1年、自由ケ丘) 30分0秒11
法政大学
2大会ぶり13回目の出場となる法政大学。伊勢路経験者は鎌田航生と清家陸、河田太一平の3人。中でも今年の箱根駅伝で21年ぶりとなる1区区間賞を獲得し、3月の学生ハーフでも優勝した鎌田の走りに期待がかかる。また関東地区選考会では、これが大学初の公式戦だったルーキーの小泉樹が2組目で好走し、流れに乗った法政大は3位通過をつかんでいる。
鎌田航生(4年、法政二) 28分30秒61
清家陸(4年、八幡浜) 29分28秒24
守角隼(4年、八千代松陰) 29分25秒18
内田隼太(3年、法政二) 28分58秒65
扇育(3年、松浦) 29分43秒48
川上有生(3年、東北) 29分6秒97
河田太一平(3年、韮山) 29分6秒76
中園慎太朗(3年、八千代松陰) 29分24秒58
松本康汰(3年、愛知) 28分56秒35
山本恭澄(3年、伊賀白鳳) 29分56秒55
高須賀大勢(2年、専大松戸) 31分29秒62
細迫海気(2年、世羅) 29分24秒60
宗像直輝(2年、東農大二) 29分25秒43
安澤駿空(1年、法政二) 30分23秒68
小泉樹(1年、国学院久我山) 29分13秒48
武田和馬(1年、一関学院) 30分17秒88
拓殖大学
2大会ぶり10回目の出場となる拓殖大学。「進化への道を拓け」をスローガンに掲げ、主将の合田椋が中心となってチームを盛り上げてきた。関東地区選考会ではジョセフ・ラジニが全体の3位のタイムでゴールし、チームに貢献。竹蓋草太と佐々木虎太郎、ラジニが伊勢路経験者だ。
新井遼平(4年、前橋育英) 29分3秒90
桐山剛(4年、相洋) 30分3秒15
合田椋(4年、倉敷) 28分58秒72
佐藤広夢(4年、中越) 29分3秒72
竹蓋草太(4年、市船橋) 29分26秒14
山﨑晃志郎(4年、唐津工) 29分50秒61
江口清洋(3年、大牟田) 29分18秒74
工藤翼(3年、花咲徳栄) 29分11秒73
佐々木虎太郎(3年、市船橋) 29分27秒97
原田大希(3年、吾妻中央) 29分43秒89
山田拓人(3年、倉敷) 29分35秒57
吉村陸(3年、島田) 29分11秒64
ジョセフ・ラジニ(3年、オファファジェリショ) 27分25秒65
根岸賢(2年、東農大二) 29分55秒41
小山晴空(1年、大分東明) 29分9秒01
富永匠海(1年、市船橋) 29分20秒06
中央大学
9大会ぶりに伊勢路への出場権を獲得した今年、藤原正和監督は「古豪復活へのスタート元年」と位置づけている。関東地区選考会を走っていない主力の森凪也や吉居大和もメンバー入り。特に5000mで東京オリンピックを目指していた吉居は、その悔しさも全日本にぶつけてくれることだろう。選手が皆、初めての伊勢路となるレースでどんな走りを見せるか。
井上大輝(4年、須磨学園) 28分47秒62
手島駿(4年、国学院久我山) 29分8秒91
三浦拓朗(4年、西脇工) 28分20秒13
森凪也(4年、福岡大大濠) 28分22秒28
助川拓海(3年、水城) 28分49秒58
田井野悠介(3年、世羅) 29分34秒90
中澤雄大(3年、学法石川) 29分0秒40
伊東大翔(2年、国学院久我山) 28分59秒59
中野翔太(2年、世羅) 28分58秒80
湯浅仁(2年、宮崎日大) 29分35秒10
吉居大和(2年、仙台育英) 28分8秒61
阿部陽樹(1年、西京) 30分2秒73
東海林宏一(1年、山形南) 29分24秒19
山平怜生(1年、仙台育英) 29分47秒09
矢萩一揮(1年、倉敷) 30分58秒88
山口大輔(1年、藤沢翔陵) 29分33秒39
中央学院大学
9大会連続15回目の出場となり、昨年は11位だった中央学院大学。攻めの走り、ミスのない走りで「8位以内」を目指し、シード権獲得を狙う。関東地区選考会では2組目終了時点で通過圏外の12位だった中、3組目で主将の小島慎也と武川流以名がワンツーでゴールし、チームに流れをもたらした。関東インカレ男子2部5000mで7位入賞したルーキーの吉田礼志にも注目したい。
栗原啓吾(4年、東農大二) 28分3秒39
松井尚希(4年、花咲徳栄) 29分30秒01
吉田光汰(4年、拓大紅陵) 29分15秒02
糸井春輝(4年、桂) 29分29秒24
川田啓仁(3年、武蔵越生) 29分46秒71
吉本光希(3年、中央学院) 29分34秒69
武川流以名(3年、島田樟誠) 28分40秒48
鞍野陸人(3年、関大北陽) 29分49秒89
小島慎也(3年、大阪) 28分42秒41
井澗翔太(2年、田辺工) 30分7秒21
伊藤秀虎(2年、四日市工) 28分52秒15
谷口唯翔(2年、鳥取中央育英) 30分42秒29
堀田晟礼(1年、千原台) 28分49秒05
芳賀利紀(1年、秋田北鷹) 30分29秒69
吉田礼志(1年、拓大紅陵) 28分41秒60
工藤巧夢(1年、那須拓陽) 29分57秒94
日本体育大学
4大会連続43回目の出場となる日本体育大学は昨年、前に中央学院大学が見える中での12位となり、悔しさをもって今大会に挑む。関東地区選考会の3組目を終えた時点では通過圏外の8位だったが、藤本珠輝が日本人トップの28分35秒73をマークし、7位にチームを引き上げた。また学生駅伝未経験の大畑怜士は5月の関東インカレ1部10000mで28分41秒93の自己ベストで9位につけるなど、ラストイヤーにかける思いは強い。
大内宏樹(4年、松山商) 28分48秒95
大畑怜士(4年、島田) 28分41秒93
岡嶋翼(4年、遊学館) 29分33秒43
加藤広之(4年、学法石川) 29分23秒81
佐藤慎巴(4年、埼玉栄) 29分5秒17
九嶋大雅(3年、伊賀白鳳) 29分15秒59
谷口貴亮(3年、益田清風) 29分44秒85
名村樹哉(3年、四日市工) 28分46秒96
藤本珠輝(3年、西脇工) 28分8秒58
村越凌太(3年、埼玉栄) 29分24秒47
盛本聖也(3年、洛南) 29分2秒98
漆畑徳輝(2年、山梨学院) 29分19秒26
大森椋太(2年、玉野光南) 30分17秒75
水金大亮(2年、報徳学園) 29分49秒34
溝上賢伸(1年、白石) 30分16秒93
分須尊紀(1年、東農大二) 29分7秒26