初のX1 SUPERはオービックに惨敗 コージ・トクダが「点差以上に得たもの」は
4years.をご覧の皆様こんにちはアメフト応援団長のコージ・トクダです。いよいよアメフトシーズンが開幕しました。
忘れられない東京ドームの「空気感」
大学も社会人もNFLも一気に開幕するもんだから、毎週追うのが大変大変。
とまぁ時代に感謝と言うべきか、今はスマホでいずれの試合もリアルタイムで最高画質の映像を見られるようになりました。ライブ配信さまさまです。僕が大学の時は対戦相手の映像は、マネージャーがビデオカメラで撮影したリアルな映像を見るしかなかったものです。時代の変化を感じますね。
さて、関東ではTOP8の開幕戦4試合を東京ドームで行いました。全てのチームじゃないのが残念ではありますが、ここで試合が出来たチームは最高の経験が出来たのではないでしょうか。かくいう僕も大学1年生の時にライスボウルで東京ドームで試合をした事があります。実際にフィールドに立つと甲子園とはまた違うあの独特な雰囲気に押し潰されそうになります。無風の中の試合。反響する大声援。あの空気感だけはいまだに忘れられません。それをリーグ戦で経験出来た学生達は羨(うらや)ましい限りです。まだまだ試合は始まったばかり。どのチームが勝ち上がるのか楽しみです。
「おせち料理」vs「ビビンバ」
さぁ、僕が所属している社会人リーグ「Xリーグ」も開幕致しました。今年からは我が福岡SUNSも、ピラミッドでトップのX1SUPERに所属。それに加えて初戦の相手は、まさかまさかの8度の優勝を誇る強豪オービックシーガルズ。対戦する前の気持ちは正直なところ、「僕のアメフト人生でまさか対戦することになってしまうとは」というネガティブなモノでした。
なぜなら相手は、大学時代のスーパースター達が集まったチーム。料理でいうといわば「おせち料理」のようなもの。
皆で力を合わせてようやく一品料理となる我々「ビビンバ」としては、なかなか厳しい戦いになる事は予想出来るからです。
とまぁ色々と言っていますが、それは試合が決まる前までの話(笑)。いざ試合をすると決まれば、そんな気持ちは持っていられません。
決戦の場所は、兵庫県の神戸市王子スタジアム。その日は、夏まっただ中と言っても過言ではない猛暑の中での試合でした。「試合の時だけは涼しくあって欲しい」と願うのはスポーツマンの性(さが)。少ない雲に一喜一憂しながら、試合前練習をこなしていました。
そしていよいよキックオフ。
ディフェンスの頑張りやオフェンスのスーパーキャッチもあり、前半は10-21と善戦しましたが、後半は地力の差が浮き彫りになり、結果は10-42。たしかに惨敗ではありましたが、少なくとも点差以上に我々に得たものはあったように思います。
次節は24日、富士通スタジアム川崎で、今年のライスボウルを制したあの強豪「富士通フロンティアーズ」が相手。なんとか一矢報いたい。