陸上・駅伝

特集:第54回全日本大学駅伝

全日本大学駅伝 出場27チームの上位8人、10000mの平均タイムは?

中央大でトップのタイムを持つ中野翔太(撮影・藤井みさ)

11月6日の開催が迫る第54回全日本大学駅伝。この記事では10月12日に提出されたチームエントリー時の選手の申告タイムから、10000m平均タイムを算出して紹介する。

※チームエントリー16人中、5000mのタイムを申告した選手は除き、10000mのタイムをもつ選手の平均となる。()は昨年のエントリー時の平均タイム。

【区間エントリー発表】シード編 駒澤大は田澤廉7区、佐藤圭汰2区
【区間エントリー発表】関東7校編 創価大5区に嶋津、東洋大2区に石田
【区間エントリー発表】打倒関東勢編 東海・関西・地方勢・学連選抜

10000m平均最速は中央大

平均が28分台のチーム 
中央大学   28:50.52 (29:13.26)
青山学院大学 28:52.38 (28:53.08)
創価大学   28:52.51
國學院大學  28:56.31 (29:05.12)
順天堂大学  28:56.60 (29:12.07)

全27チーム中、10000mの平均タイムが最も速かったのは中央大学。申告した16人のうち8人が28分台のタイムを持つ。その中のトップは中野翔太(3年、世羅)の28分0秒86。10月の出雲駅伝で1区区間賞を獲得した吉居大和(3年、仙台育英)の28分3秒90、弟の駿恭(1年、仙台育英)の28分11秒96と続く。

次いで、今年の箱根駅伝を大会新記録で優勝した青山学院大学。申告した16人中、28分台が13人と27チーム中で最多と、選手層の厚さを物語る。9月の日本インカレ5000mで2連覇したエースの近藤幸太郎(4年、豊川工)を中心に誰がエントリーしてもトップ争いできるチームだ。

そして全日本大学駅伝初出場となる創価大学。今年箱根駅伝準優勝の実力は健在。27分35秒29の記録を持つフィリップ・ムルワ(4年、キテタボーイズ)を筆頭に、嶋津雄大(4年、若葉総合)、リーキー・カミナ(2年、チョメ)、葛西潤(4年、関西創価)らの活躍が期待される。

平均が29分台のチーム 
明治大学   29:00.85 (29:08.64)
駒澤大学   29:01.79 (29:01.81)
東京国際大学 29:06.25 (29:10.12)
東洋大学   29:07.04 (29:21.54)
東海大学   29:17.67 (29:35.02)
早稲田大学  29:19.25 (28:58.65)
中央学院大学 29:24.76 (29:24.49)
日本大学   29:31.82
神奈川大学  29:32.66
大東文化大学 29:34.53

前回大会と同じく、全日本大学駅伝に出場する関東地区の大学はすべて、チームメンバーの平均タイム29分以下だ。10月の出雲駅伝を制した駒澤大学は、エースの田澤廉(4年、青森山田)が全エントリー選手の中で最速タイムの27分23秒44、ケガから完全復活した鈴木芽吹(3年、佐久長聖)も27分41秒68と日本陸上界でトップレベルのタイム。スーパールーキー、佐藤圭汰(1年、洛南)は、10000mの記録はないが5000m13分22秒91の記録を持つ。出雲駅伝で学生駅伝デビューしたばかりだが、既に上級生を脅かす存在になっている。

明治大学は申告16人中11人が28分台。10月の箱根駅伝予選会で日本人3位、4位に入った富田峻平(4年、八千代松陰)と児玉真輝(3年、鎌倉学園)らが引っ張る。東京国際大学も27分24秒42のイェゴン・ヴィンセント(4年、チェビルベレク)、28分1秒24の丹所健(4年、湘南工大付)と強力なランナーがいる。早稲田大学の井川龍人(4年、九州学院)も27分59秒74とトップレベルのタイムでチーム内では抜きん出ている。申告の中で27分台は既出の6人に加え、日本大学のチャールズ・ドゥング(4年、札幌山の手)も入れて計6人となっている。

青山学院大のエース近藤幸太郎は日本インカレ男子5000mで2連覇を達成(撮影・藤井みさ)

平均タイムが30分以降のチーム 
日本学連選抜 30:06.66 (30:03.12)
立命館大学  30:28.98 (30:16.76)
東海学連選抜 30:34.41 (31:06.20)
皇學館大学  30:47.54 (31:16.26)
関西学院大学 30:50.14 (30:26.42)
大阪経済大学 30:51.24 (31:06.30)
札幌学院大学 30:58.94 (31:29.55)
環太平洋大学 31:07.97 (31:29.46)
愛知工業大学 31:20.36
新潟大学   32:03.05
第一工科大学 32:17.01 (32:26.37)
東北大学   33:10.79 (33:17.07)

30分台で最も速い平均タイムを持つチームは日本学連選抜。チームでの出場はかなわなかったものの、各地区選考会で上位の成績を残した実力者たちの走りが見られる。登録14人のうち持ちタイムが最も速いのは、日本薬科大の中山雄太(4年、花咲徳栄)で28分7秒33だ。

上位8名の平均は駒澤大が最速

全日本大学駅伝は8区間で争われるため実際に走るのは各チーム8人。そこで上位8人の平均タイムも見てみよう。

8人平均が28分台のチーム 
駒澤大学   28:24.29 (28:11.48)
創価大学   28:26.03
中央大学   28:27.36 (28:40.88)
青山学院大学 28:32.67 (28:40.30)
順天堂大学  28:35.19 (28:40.53)
明治大学   28:36.05 (28:31.28)
國學院大學  28:37.03 (28:40.89)
東京国際大学 28:38.16 (28:43.91)
東海大学   28:40.10 (28:50.49)
日本大学   28:44.89
大東文化大学 28:45.92
早稲田大学  28:48.82 (28:29.11)
東洋大学   28:50.75 (29:00.21)
神奈川大学  28:55.40
中央学院大学 28:58.67 (28:49.17)

8人平均での最速となったのは駒澤大で28分24秒29。創価大、中央大、青山学院大と続き、出雲駅伝で2位の國學院大や5位の順天堂大なども優勝をうかがう。東海大学はエースのケガから復活を目指す石原翔太郎(3年、倉敷)の走りが鍵になりそうだ。東洋大は昨年の29分台からチームの平均タイムを縮めているが、エントリーから外れたエース松山和希(3年、学法石川)の分をどれだけカバーできるか注目だ。

出雲駅伝で15分27秒の区間記録をたたき出した駒澤大の佐藤圭汰(撮影・新井義顕)

8人平均が29分台のチーム 

日本学連選抜 29:13.81 (29:22.92)
関西学院大学 29:55.16 (30:02.59)
立命館大学  29:55.75 (29:47.57)

29分台のチームは日本学連選抜に、関西学院大学と立命館大学の関西勢が入っている。とくに関西学院大は10月の出雲駅伝で10位と関東勢以外では最上位と健闘した。昨年のチームの平均タイムと比べても成長を感じるチームだ。

8人平均が30分台以降のチーム 

大阪経済大学 30:12.71 (30:37.47)
東海学連選抜 30:22.47 (30:45.08)
愛知工業大学 30:25.41
皇學館大学  30:26.95 (30:36.91)
札幌学院大学 30:44.78 (30:39.46)
環太平洋大学 30:49.18 (31:21.01)
新潟大学   31:25.87
第一工科大学 31:28.66 (31:27.31)
東北大学   32:25.57 (32:23.44)

前回に続き国立大2校が出場、ライバル意識を持ちながら競い合う。それぞれ最速は新潟大学は野崎元貴(M2年、須坂)で31分2秒06、東北大学は安本尚生(2年、筑波大付)で31分44秒60。東海地区からは東海学連選抜、愛知工業大学、皇學館大学が30分20秒台で並ぶ。地元の声援を受けて少しでも上位を狙いたい。

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