全日本大学駅伝チームエントリー発表・打倒関東勢編 力のある関西勢、国立大2校も
11月6日に開催する第54回全日本大学駅伝のチームエントリーが発表されている。8区間106.8kmで競われるこの大会は、今回も新型コロナウイルスの影響も考慮して16人までの登録となった。北海道、東北、北信越、東海、関西、中四国、九州代表の10校のメンバーを紹介する。
※資格記録は10月13日提出時時点、各大学の申告による。10000mの資格記録を持たない選手は5000mのタイムを記す。
※11月3日に8区間の配置と補員5人を登録する「メンバーエントリー」が締め切られ、大会当日の朝に「メンバー変更」がある。
北海道地区代表 札幌学院大学
5大会連続29回目の出場の札幌学院大学。北海道地区選考会は2位に約8分差をつけて完勝した。今年は伝統のユニホームも一新し、青色のユニホームから上が黄色、下がグレーに変わった。繰り上げスタートを回避し最終走者までの襷(たすき)リレーを実現すること、そして過去最高の19位以上を目指す。
木村一輝(4年、札幌山の手) 31分4秒56
江川李生(3年、八戸西) 31分37秒39
大柳達哉(3年、仙台大明成) 14分33秒91
中嶋光柾(3年、青森山田) 31分4秒46
宮本蒼人(3年、北海道栄) 31分25秒53
村上一大(3年、秋田北鷹) 30分17秒71
浅水優人(2年、遠軽) 31分10秒20
佐藤魁良寸(2年、札幌稲雲) 31分17秒15
佐藤匠(2年、久慈東) 14分15秒39
千葉友太(2年、一関学院) 31分17秒74
畑中一二(2年、田名部) 31分9秒76
山崎樹羅(2年、池田) 30分52秒19
渡邊隼翼(2年、清陵情報) 30分8秒97
伊藤徹 (1年、酒田南) 31分7秒54
西塚璃純(1年、八戸学院光星)14分44秒54
山田陽翔(1年、久慈東) 30分13秒05
東北地区代表 東北大学
3大会連続16回目の出場となる東北大学。2人の院生がメンバー入り。東北地区選考会では医学部6年の木村秀がチームを引っ張った。最後の全日本大学駅伝で集大成の走りを見せる。チームとしては、18位に入った第36回大会(2004年)の東北大学記録の5時間41分20秒を更新すること、そして北信越地区選考会を勝ち上がった、同じ国立大学の新潟大学を順位で上回ることが目標だ。
木村秀 (6年、秋田) 33分10秒83
田沼怜 (M2年、秋田) 32分55秒33
薮下温司(M1年、淳心学院) 31分46秒87
工藤大介(4年、盛岡三) 31分57秒44
児玉健太(4年、東葛飾) 33分35秒99
坂本順 (3年、県浦和) 32分41秒48
緑川翔太(3年、安積) 33分13秒47
矢嶋由弦(3年、上田) 33分43秒59
小林由輝(2年、大宮) 35分0秒17
鳥山拓実(2年、長田) 33分59秒86
深澤昇悟(2年、並木中等教育)15分33秒21
向田祐翔(2年、日大東北) 31分54秒52
安本尚生(2年、筑波大付) 31分44秒60
渡辺大樹(2年、仙台二) 35分36秒08
杉山大輔(1年、下妻一) 16分42秒16
千葉航太(1年、大曲) 15分18秒01
北信越地区代表 新潟大学
3大会ぶり13回目の全日本大学駅伝の切符をつかんだ新潟大学。主将の佐藤樹は自主性を大切してチームづくりをしてきた。北信越地区選考会では佐藤に加え、松野伊吹や渡邊真大らが力を発揮した。前回は19位で、出場校の中で唯一の国立大学だった。今大会は東北地区選考会を制した東北大とともに国立大同士の戦いも注目したい。
野崎元貴(M2年、須坂) 31分2秒06
久保田雄也(4年、豊田南) 31分4秒27
舟山俊希(4年、新潟南) 31分37秒48
横山昇太郎(4年、斐太) 31分15秒52
佐藤樹 (3年、福島) 31分12秒61
新奥佑太(3年、南多摩中等)31分51秒92
中島正太(3年、川越) 32分56秒51
朝倉啓斗(2年、横手) 32分19秒82
木原朋哉(2年、高岡商) 32分34秒73
谷端良鷹(2年、石橋) 31分49秒67
羽鳥紘文(2年、米沢中央) 31分51秒20
松野伊吹(2年、新潟工) 32分51秒06
渡邊真大(2年、古川) 31分34秒11
上田仁太(1年、鳥取東) 33分9秒65
佐藤勇太(1年、氷見) 33分1秒31
中戸元貴(1年、黒沢尻北) 32分36秒91
東海地区代表(選考会1位) 皇學館大学
6大会連続6回目の出場となる皇學館大学。4大会連続のトップ通過で強さは揺るがない。関東勢の一角を崩すことを目指して力をつけ、5月の東海インカレでは出場した全種目で入賞を果たした。全日本大学駅伝では過去最高の16位を目標に掲げる。皇學館大の新たな歴史をつくるべく、地元の力を借りて伊勢路を駆け抜ける。
宮本康希(4年、宇治山田商)30分58秒97
花井秀輔(4年、豊川) 30分30秒06
矢田大誠(3年、海星) 30分41秒15
中川雄斗(2年、伊賀白鳳) 31分6秒97
毛利昂太(2年、神港学園) 30分31秒20
浦瀬晃太朗(2年、鎮西学院)30分36秒47
曽越大成(2年、木本) 31分58秒11
岩島昇汰(2年、益田清風) 30分29秒72
畠山大輔(2年、豊川工科) 30分42秒96
柴田龍一(4年、三重) 29分50秒96
上杉泰伸(2年、名経大高蔵)30分47秒18
松山昂平(1年、皇学館) 14分39秒09
山田奏楽(2年、豊川) 14分49秒98
久保舞瞬(2年、愛知) 31分8秒67
藤川創 (2年、伊賀白鳳) 31分30秒02
松野颯斗(3年、瓊浦) 30分13秒09
東海地区代表(選考会2位) 愛知工業大学
東海地区選考会で総合2位となり、3大会ぶり19回目を決めた愛知工業大学。前回は新型コロナウイルスの影響で地区選考会を直前で棄権し、戦いの舞台にすら立てなかった。悔しさを胸にこの1年を過ごしてきた選手たち。さらに強くなった姿を伊勢路で見せてくれるはずだ。
渡邉大誠(4年、愛知黎明) 30分19秒16
榊原智也(4年、豊明) 33分35秒00
原田侑弥(4年、愛工大名電)30分25秒05
深谷涼太(4年、豊明) 29分57秒10
苅谷真之介(3年、春日井東)29分57秒29
端野光将(3年、四日市工) 30分26秒99
服部諒 (3年、愛工大名電)32分32秒63
山本駿太(3年、伊賀白鳳) 30分9秒83
佐々木斗羽(2年、愛知黎明)32分19秒39
セルオド・ジャムバルドルジ(2年、愛知黎明)31分48秒90
立松和馬(2年、津島東) 32分6秒01
花岡雅也(2年、岡崎城西) 32分10秒31
土方悠暉(2年、愛工大名電)31分19秒09
吉田椋哉(2年、豊明) 30分48秒76
太田悠斗(1年、岡崎城西) 32分9秒84
金尾凌太(1年、四日市工) 15分5秒63
関西地区代表(選考会1位) 大阪経済大学
全日本大学駅伝関西地区選考会で初めて1位通過し、24回目の出場を決めた大阪経済大学。早稲田大学出身の竹澤健介ヘッドコーチ(HC)が今年3月に退任し、木村哲也HCの下で新たなチームを作ってきた。主将の片山蓮を中心に、昨年の19位を上回る成績を目指す。
片山蓮 (4年、東海大大阪仰星)30分34秒15
楠本拓真(4年、興国) 30分40秒43
佐々木凜太郎(4年、関大北陽) 30分13秒62
杉本翔 (4年、関大北陽) 30分19秒50
井上瑞貴(3年、三田松聖) 30分25秒38
坂本智基(3年、智弁学園奈良カレッジ)30分30秒04
島野和志(3年、京都両洋) 29分57秒63
杉本平汰(3年、興国) 29分48秒71
中角航大(3年、履正社) 29分52秒69
佐藤颯 (2年、履正社) 32分33秒97
寺谷壮汰(2年、飾磨工) 31分19秒10
平野幸季(2年、大阪) 31分32秒91
婦木拓実(1年、西脇工) 32分19秒18
宮﨑源喜(1年、東海大大阪仰星)15分12秒71
山﨑真聖(1年、興国) 31分50秒11
新博貴 (1年、西宮北) 15分0秒87
関西地区代表(選考会2位) 関西学院大学
4大会連続12回目の出場となる関西学院大学。エースは、昨年の日本インカレ10000mで日本人トップの5位に入った上田颯汰。今年の関西インカレ10000mで優勝している。「関東勢の一角を崩す」という思いで闘志を燃やす。昨年の全日本大学駅伝は関東勢以外では最上位16位に入った。今年は44回大会(2012年)の14位という過去最高順位を上回ることが目標だ。
井手翔琉(4年、熊本一) 30分23秒44
今井由伸(4年、報徳学園) 29分57秒02
松尾侑介(4年、福岡大大濠)30分35秒62
舩津一帆(4年、智弁学園奈良カレッジ)31分50秒31
上田颯汰(4年、関大一) 28分42秒57
田中優樹(3年、報徳学園) 29分31秒04
佐藤良祐(3年、東北学院) 30分19秒22
齋藤翔也(3年、春日丘) 14分49秒64
日隈達也(3年、萩) 31分56秒44
守屋和希(3年、県西宮) 29分41秒64
岡田晃成(2年、田辺) 14分45秒87
中尾心哉(2年、智弁学園奈良カレッジ)30分10秒74
清水皓太(2年、県西宮) 30分55秒07
岡寛大 (2年、清風) 33分2秒11
八木悠晟(2年、関大北陽) 32分56秒80
太田駿 (1年、京都外大西)31分39秒89
関西地区代表(選考会3位) 立命館大学
22大会連続34回目の出場となる立命館大学。前回大会は18位で、打倒関東勢はおろか関東以外の大学の中での最上位も逃すなど悔しい結果となった。今大会はチームの悲願である初の入賞、シード権獲得を目指し伊勢路を駆け抜ける。地区選考会で敗れた関西のライバル、関西学院大学への雪辱も期す。
安東竜平(4年、山梨学院) 30分10秒66
松嶋陸 (4年、須磨学園) 30分31秒32
松山旭良(4年、京都外大西) 30分45秒28
森田健太郎(4年、南陽) 30分33秒48
山田真生(4年、中京) 28分55秒90
榎本隆之介(2年、智弁学園奈良カレッジ)14分43秒57
大森駿斗(2年、智弁学園奈良カレッジ) 29分18秒58
中田千太郎(2年、智弁学園奈良カレッジ)29分42秒02
山﨑皓太(2年、洛南) 29分34秒70
井上龍太(1年、京都外大西) 14分52秒56
金高哲哉(1年、洛南) 14分53秒43
倉橋慶 (1年、智弁学園奈良カレッジ) 30分46秒17
清水隼人(1年、西京) 14分42秒8
田部央 (1年、富山商) 32分58秒18
茶木涼介(1年、立命館守山) 30分39秒36
長澤悠太(1年、立命館守山) 31分52秒07
中四国地区代表 環太平洋大学
2年連続3回目の伊勢路となる環太平洋大学。過去2回はいずれも22位。中国四国地区選考会で全体1位となったルーキーの谷末智哉など下級生が台頭し、チームの戦力に厚みが増している。上級生たちも負けじと、前回大会を経験した主将の杉原健吾や片山直人らがチームを引っ張る。
杉原健吾(4年、開星) 30分11秒14
片山直人(4年、広島皆実) 31分26秒26
脇健斗 (3年、尽誠学園) 30分7秒25
林本涼 (3年、鳥取城北) 30分35秒5
山﨑大空(3年、広島皆実) 31分33秒14
勝部遼 (2年、明誠) 31分14秒53
松崎寧生(1年、開星) 31分10秒88
谷末智哉(1年、報徳学園) 14分30秒20
本河里玖斗(1年、自由ケ丘) 32分10秒5
髙嶋荘太(1年、中京大中京) 15分2秒37
近藤理暉(1年、西脇工) 32分10秒6
土倉光貴(3年、水島工) 14分29秒68
中川大智(3年、南宇和) 31分16秒95
笹木恵斗(2年、広島国際学院)30分30秒91
前田陽向(1年、洛南) 14分9秒51
金山有之介(1年、池田) 15分19秒87
九州地区代表 第一工科大学
2大会連続26回目の出場となる第一工科大学。エースはモロッコからの留学生、26歳のアニーダ・サレーだ。日本人の登録メンバーは全員が九州出身だ。チーム一丸となり、繰り上げスタートを回避してゴールまで襷をつなぎたい。
アニーダ・サレー(4年、ドリスプレミア)28分48秒59
中野翔麻(4年、指宿商) 32分28秒23
谷口一希(3年、樟南) 30分35秒76
金丸翔星(3年、鹿児島) 31分34秒86
柏信颯斗(3年、上五島) 33分58秒03
平山万真(3年、福岡第一) 33分29秒89
小川耀平(2年、出水中央) 14分46秒41
柿原幹太(2年、飯塚) 32分35秒29
竹上直希(2年、開新) 32分35秒28
松本陸生(2年、出水中央) 32分4秒77
東汰騎 (2年、樟南) 31分42秒95
出水愛翔(1年、出水中央) 32分4秒51
大藪優一郎(1年、九州文化学園)32分29秒62
中村凌也(1年、樟南) 32分34秒97
松村幸亮(1年、熊本国府) 33分53秒48
山本大輔(1年、瓊浦) 33分18秒92