大学バスケ

連載:バスケ応援団長・カルロスコラム

宇宙イチ大学バスケを愛する宇宙人が紹介する「初めての大学バスケ」

バスケ応援団長・カルロスコラム
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インカレ2019で筑波大の優勝が決定した瞬間。3年ぶり5度目のインカレVでした。この現場にも、もちろんカルロスはいました(すべて撮影・CSPark)

こんにちは! 宇宙人イチ大学バスケを愛する(自称)宇宙人、カルロスです。今回から4years.にて、大学バスケに関するコラムを書かせていただく次第であります。ちなみに普段はしゃべってばかりなのでつたない文章ではありますが、よかったら最後までお付き合い下さい。ラーメン奢(おご)ります。

そう、俺の名はカルロス

はじめましての方も多いと思うので、軽く自己紹介させて下さい。バスケメディア・CSParkにて、大学バスケの魅力、楽しさ、そして愛を発信しているカルロスと申します。主にYouTubeチャンネルにて選手と一緒にトークをしたり、オススメの選手情報を紹介したりなど、初心者の方にも大学バスケが届けられるよう、日夜せかせかと活動しています。ちなみに火星在住です。お時間あるときに、動画見てみて下さいね……(小声)。

ということで! 今回はコラム第1弾ということもあり、「初めての大学バスケ」というテーマで大学バスケがどんなものか紹介していこうと思います。まだ大学バスケを観たことがない方はもちろん、「えぇ~結構観てますよ!? ファンです!!」な方々も、改めて楽しめる内容となっていますので、どうぞよろしくお願いします。

大学バスケってなんぞや?

大学バスケ、とはその名の通り“大学部活動のバスケットボール”です。高校部活動のバスケットボールは高校バスケ。そこで活躍した選手たちが大学に進学し、競技をするものです。日本全国にチームがありますが、全国から猛者が集まり最もレベルが高いのが関東の大学です。昨年のインカレではベスト8を関東勢が占めており、過去71大会すべてで関東のチームが日本一に輝いています。

CSParkでは主に、関東の大学バスケを伝えています。関東ではリーグが1~5部まで分かれており、1部に近づくほどレベルが高くなっています。ちなみに、今年の登録チームは106校です。なかなか多い。

少年から青年へ、高校バスケにはない感動の形

4年前にプロバスケットボール・Bリーグが発足し、世界最高峰のリーグであるNBAでプレーする日本人選手も増え、日本のバスケシーンは盛り上がってきています。そんな中、高校バスケはウインターカップを中心に、多くのファンがいて毎年注目を集めています。ただ、その上位カテゴリーに属する大学バスケは、未来の日本代表がいたり、Bリーグのクラブに入って1年目から大活躍する選手が多くいたりするにも関わらず、正直なところその人気はまだ発展途上です。

そんな熱々な大学バスケを見ない手はない! ということで、大学バスケ特有の面白さを2つお伝えします(本当はもっとありますが字数の関係で我慢しました)。

1.選手たちの多様なキャラクター

大学生ともなれば選手たちはみんな大人です。教育の一環としての部活動ではなく、一人の人間として自立しながら、大学生活をバスケとともに送っています。一言で言えば「自由」です! これは誤解を生みたくはないんですが、無法地帯という意味ではなく、自分で考えプレーする中で、個々の魅力が磨かれる、という意味です。高校時代に全国大会で活躍した別チームの選手たちが同じ大学でプレーをし、新しい顔を見せたり。逆に高校時代に無名だった選手が開花して関東リーグで得点王になるというシンデレラストーリーもあったり。

各選手のキャラクターが立っているのが観ていて面白いところです。ステップバックやフェイクなど、華麗なプレーで相手を翻弄する盛實海翔選手(専修大学卒、現・サンロッカーズ渋谷)には、CSParkでも「#モリザネセクシー」というあだ名をつけました。各ファンがこのハッシュタグを使って選手について発信し、Bリーグに特別指定選手として出場した際は、会場でもコールされました。

盛實(左)はエースとして専修大をインカレ2019決勝の舞台へ導きました。なんかもうセクシー

佐土原遼選手(東海大3年、東海大相模)は頼りになりすぎる力強いプレーにより、「#俺たちの佐土原」としてファンの方々に愛されています。一度そのプレーを見ていただければ、その最終兵器感が伝わると思います。ビビります。

身長192cm、体重97kgの重戦車プレイヤー佐土原(中央)は、これからの東海大の中心となる選手。外国籍選手にも果敢に攻めていきます

そして、試合中のパフォーマンス! シュートを決めた後にベンチや観客に向けてポーズを決める選手なんかもいます。プレーを通じて、それぞれの選手たちの個性が楽しめますぜ!

後藤大輝選手(大東文化大卒)は3Pシュートを決めると、このパフォーマンス

2.個性がぶつかり合うことで生まれる感動

大学バスケでは、4年間の集大成が様々な感動をつくります。以下は、昨年のインカレ最終日、3位決定戦の最後のシーンです。

けがをしていた4年生がコートに立ち、シュートを決める。その中には高校時代の同級生同士のマッチアップシーンなどもあります。監督やスタッフと一緒になって、選手一人ひとりが自分で考え戦う大学バスケだからこそ生まれたシーンだと、カルロスは思います。勝敗を超えた粋なことも起きる。そこも大学バスケの魅力です。

この試合だけではなく、大学バスケには様々な感動があります。それは、自由に一生懸命プレーする選手たちが生むものです。

1日1000円で大満足できます

さて、ここまで大学バスケの面白さを熱く語ってきましたが、もしかしたら大学バスケに興味を持ってくれた方がいるかもしれません。「ちょっと観に行ってみようかな」などと思ってくれたそこのアナタに!!! 大学バスケの大会やシーズンを簡単に紹介します。いや、させて下さい!

関東大学バスケの基本的なシーズンは例年4月~12月まで。その間に大きな大会が4つあります。

“ヤンチャな軍団”として人気がある白鷗大。昨シーズンはスプリングトーナメントで初のタイトルをつかみ、インカレ2019では4位に輝きました

1つ目は「スプリングトーナメント」。これは、毎年4~5月の春に行われる、関東の大学No.1を決めるトーナメント制の大会です(今年は延期が決定済み)。1~5部関係なく、勝ち進めば優勝が狙えます。数年前に3部の大学が1部の大学相手にジャイアントキリングをしたりなど、何が起こるか分からないので毎試合ハラハラドキドキします。

2つ目は「ルーキーズトーナメント」。毎年6月に行われる、大学1~2年生限定の大会です(今年は延期が決定済み)。上に同じくトーナメント制の大会ですが、高校バスケで名を轟(とどろ)かせた新入生、そして普段は先輩の陰に隠れているトンデモ選手が現れる大会です。「誰なんだ! あの選手は!!」と言って焦りながらパンフレットを漁る観客を、カルロスは毎年最低4人は見ます。

3つ目が「オータムリーグ」。年によって変化する場合もありますが、基本は9~11月にかけて、毎週土日曜日に行われるリーグ戦です。1部や2部のリーグごとに試合をするという、高校バスケとは少し違った形の大会です。リーグ戦の順位により上位の部への昇格をかけた入れ替え戦へ進めるほか、シーズン集大成の大会である「インカレ」への切符をつかめます。リーグ戦は毎週行っているので観に行きやすいです。

最後は「インカレ」。各大学スポーツでこの大会をしていますが、大学バスケでは12月に行われます。日本全国のリーグ戦で勝ち抜いてきた強豪大学が戦い、日本一を決めるトーナメントです。関東1部2部の大学は、基本的にここを目指して4年間戦ってきています。

もうね、この大会は激アツです。それしか言えません。4年生はこの大会で引退をするので、負けたら終わりです。一戦一戦、涙なしには見られないドラマがあります。ちなみにカルロスは、昨年のインカレでは2回戦から泣いていました。

サクッとですが、大学バスケのシーズンや大会はこんな感じになっています。そしてここで恐ろしい事実をお伝えしますが……大学バスケでは入場料1000円で最大6試合観られます。Bリーグや高校バスケにも引けを取らない面白さが、1日たったの野口英世さん1枚で味わえるんです。とんでもないことですよこれは! 面白さはカルロスが保証します。宇宙人ウソツカナイ。

最後に、正直に言います。書きたい大学バスケの面白いところ、もっとたくさんありました。「選手がトイレで一緒になる」とか「監督がジャケットを脱ぐと会場が沸く」など、あと「チームカラーがすごい」とか。この辺は次回以降お伝えできればと思います。

もしこの記事を読んで、大学バスケに興味を持ってくれたらぜひ、会場に足をお運び下さい。コートの隅で騒いでる小太りの青いヤツがいたら、そいつがカルロスです。大学バスケを一緒に楽しみましょう!

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バスケ応援団長・カルロスコラム

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