大学ラクロス

連載:ラクロス応援団長・おばたのお兄さんコラム

おばたのお兄さんが「ラクロス人」になるまで、今思う大学スポーツの面白さ

ラクロス応援団長・おばたのお兄さんコラム
連載一覧を見る
おばたのお兄さんは日体大でラクロスと出会い、ラクロスを通じていろんなことを学びました(すべて撮影・齋藤大輔)

こんにちは! この度、ラクロス応援団長になりました、おばたのお兄さんです。今回は1発目なので、自己紹介を兼ねたコラムを楽しくも真剣に書いていきます。

僕がラクロスにたどり着いた3つの理由

日本体育大学男子ラクロス部で、4年間ゴーリー(ゴールキーパー)としてラクロスに励みました。高校まで野球をやっていたので、日体大入学前は大学でも野球を続けようと思っていましたが、野球部を引退した高校3年生の秋、草野球の最中に肘(ひじ)をけがしてしまいました。治療にも励みましたが肘は治らず、大学で野球を続けることを断念しました。

しかし、せっかく日体大に入ったのだから真剣に部活に取り組もうと思い、何がいいか考えました。そこで僕は部活を決めるにあたり、以下の点を満たしたスポーツを探しました。

・団体スポーツ
・球技
・大学から始めても人に負けない競技

これらすべてを満たしたのが、ラクロスでした。

早速、ラクロス部の活動を見学に行くことに。朝は早いが週に2度のオフがあり、夕練は週に1度だけ。よってバイトもできる。「なんか思っていたより見た目もカッコいいスポーツだぞ!」とメリットが多く、さらに当時の日体大には日本一も狙える力があり、日本代表選手も在学生にいるほどの強豪チーム。僕は即入部しました。ここから、僕のラクロス生活が始まることになります。

カルチャーショック

ガッチガチの高校野球の経験を経た上に、兄貴(おばたのお兄さんのお兄さん)は日体大剣道部出身。寮生活で毎朝6時に鳴らされる太鼓とともに部屋から出て点呼。その後、気合いの声を入れながらの雑巾掛け。僕の中での日体大の部活動は、とんでもなく厳しい礼儀と理不尽な上下関係で埋め尽くされていると思っていました。少なからず日体大ラクロス部にも、そのような文化はあるものだと思っていました。しかし、ここでいい意味で“大裏切り”にあいます。

おばたのラクロス人生初日は、朝6時50分、日体大グラウンド集合から始まりました。キャプテンの「集合~」で集まる先輩たち。その輪の中にパンを持っている人もいました。パンです。あの、酵母菌のパンです。「ラクロス部、緩くない? 大丈夫??」。そう心の中で何度も叫びました。全体練習の内容などの軽いミーティング後、ウォーミングアップが始まりました。

「ウェ~イ」「フォ~」など、今だったら辺りを見まわし、「EXIT」がいないか確認するほどのみなのノリ。僕は思いました。「入る部をミスったかもしれない……」

しかしそんな気持ちも、その日の練習が終わるころにはなくなっていました。練習メニューにおいての全員の共通認識の確認の多さや、オンとオフのメリハリの良さ、すべてにおいて質をあげようとする先輩たち、何より楽しんで取り組もうとする部員たちの姿勢に感銘を受けました。精神論、根性論のようなものが少しは残っていた高校の練習とは違い、ラクロスというカレッジスポーツ、NEWスポーツを楽しみながら取り組むことは僕には新鮮で、カルチャーショックを受けました。と同時に、日体大ラクロス部で「日本一」を目指す気持ちが強く芽生えました。

ラクロス人生の初日、先輩たちの姿を見て、ラクロスカルチャーの面白さを知りました

考えなき者に成長なし

ラクロス部に入って、というか大学スポーツ全般におけることかもしれませんが、高校までと圧倒的に違うのは「自主性」でした。とにかく自分たちで考える。いいプレーも、悪いプレーも、なぜそうなのかと原因を追及する。原因が分かればやらなければいけないことが明確になるので、「効率的」になる。

ラクロスというスポーツは大学から始める人が多く、当時の我が日体大においては全員が大学から始める競技でした。うまくなる、強くなるには4年間という時間はあまりにも短く、練習量も限られる。となると、効率的に取り組まないといけないのでひたすらに考える。自分で考え、チームで意見を共有し、時にコーチからヒントをもらい、選手が答えを導き出し実行できた時、「強くなる」という実感がありました。これに気付ける選手は、チームは本当に強くうまくなると思います。もちろん地道な反復練習があった上での話ですが。

練習とは癖付けである

恩師である、高校野球部時代の監督は僕らにこう言いました。

「練習は癖付けだ。こんなもんでいいかという感覚で練習しているやつは、勝負所でそんなもんしかできない癖がつく。メンタル、技術ともにいい癖をつけなければいけない」

この言葉を僕は今でもとても大切にしています。前述した、考えること(効率的にすること)を癖付けることは、自分の成長幅、成長スピードをぐっと上げてくれます。そして、その「いい癖をつけよう!」という意識の癖付けが、自分自身のメンタルをも成長させてくれるのです。自分に困難が襲いかかった時や、諦めたくなる状況に陥った時、「この状況での最善はなんなのか」を考え、行動する。技術と一緒で、思考も日頃から癖付けすることが大切なのです。

野球人生で学んだ教えは、その後のラクロス人生のベースとなりました

僕はメンタルトレーナーの資格も所持していますが、そこで学んだことも踏まえ言わせていただくと、技術よりも思考の癖付けの方が意識的にできます。考える癖を付ける、さらにはポジティブな思考にすることが、スポーツにおいても今後のみなさんの人生においても、プラスに働くことでしょう。

今後、毎月コラムを書かせていただきます。ラクロスを中心に様々な内容でお届けしますので、読んでいただけたらうれしいです。それでは、また9月!

ラクロス応援団長・おばたのお兄さんコラム

in Additionあわせて読みたい