大学ラクロス

連載:ラクロス応援団長・山田幸代コラム

全国制覇も昇格もない……でも、2020年にラクロスしていてよかったと思えるように

例年とは景色が違う2020年シーズン、でも情熱をかけられるものがあることは幸せなことだから(撮影・山本倫子)

みなさんこんにちは。笑顔でいますか? まだまだ不安や悩みなどをたくさん抱えている選手も多いと思いますが、目の前の目標をしっかり立てて、そこに進んでいきましょう。

澤穂希さんに私も救われた 他競技からも学べることはたくさんある

2020年は各地域のリーグ戦のみ

そんな中、日本ラクロス協会が大きな決断をしました。悔しさもありますが、それはラクロス協会への悔しさではなく、私の大切な選手たちが思い切り夢や目標を追いかけられない環境になってしまっている「今」を悔やみます。

日本ラクロス協会は6月の理事会で、今シーズンは各地域のリーグ戦をやり切ることを目標とし、以下を掲げました。

・8月末まではリーグ戦を開催しない
・9月以降で順次開始するよう努める
・全国大会を行わない(全日本選手権、クラブ選手権、大学選手権)
・各地区の「昇格」「降格」を行わない
・原則無観客とする

それでも、リーグ戦を開催できることに感謝しましょう。チームが掲げた目標がある中で、その目標を変えざるを得ないところも出てきていると思います。チームの目標設定がどれだけ大事かは、これまでのコラムでもお話ししてきました。今、また全員で、どこに向かってどのように活動をしていくのか、チーム一丸となって考えてほしいと思います。

昨シーズンの大学選手権、男子は早稲田大学、女子は立教大学が優勝した(撮影・松永早弥香)

夢に届かなかった学生時代、それでも一番楽しかった

悔しいね! 本当に悔しい。でも、ラクロスができることを幸せに感じ、できる中で最大限を出していきましょう。

チームでラクロスをする中で、みなさんが学んでいることは本当にたくさんあります。今だけじゃなく、今後の人生にとっても役立つし、自信だって持てます。今、情熱をかけられるものがあることは幸せなこと。そこからの学びを楽しみましょう。将来の自分のためにも!

何のためにラクロスをやるのか、今一度考えてもいいのかもしれません。私自身、なぜラクロスを続けているのか。それはやっぱりラクロスが「好き」で、ラクロスを通して学ばせてもらったことを、今度は恩返しするために続けているのかもしれません。私の夢をかなえるために、ラクロスから学ぶべきことがたくさんあるんです。

きっと、みなさんもそんな瞬間を感じる時が来ます。だから、今に負けないでほしいです。今できること、学べることをたくさん探して、「2020年にラクロスしていてよかったね!」「ラクロスの環境を通してたくさん学んだね!」って話ができるまで、何ができるか、何を学べるかを考えてほしいです。

山田さんは京都産業大学でラクロスを始め、一瞬でラクロスのとりこになった(写真は本人提供)

私は京都産業大学時代、関西の2部にいて、1部昇格を目指して一生懸命活動していました。そこにチームの目標があったからです。でも、かなわなかった。予選敗退で、自分たちの目標は達成できませんでした。それでも間違いなく言えるのは、私は今までのラクロス人生の中で、京都産業大学のみんなとラクロスをしていた時が一番楽しかったし、いつも感謝でいっぱいでした。

今、また目標設定をし直さなければいけなくても、その行動は必ず自分たちの力になる。考えて行動することが、どんな環境下であっても成長するきっかけになります。みなさんを応援しています! 一緒に頑張りましょう!

私はいつまでもみなさんの応援団長

ラクロス応援団長としての私のコラムは、今回が最終回になります。1年間、読んでいただきありがとうございました。こうやって自分の思いを伝えることで、みなさんに少しでも何かのヒントになってくれたらいいなと思っていました。みなさんの未来への可能性がいつか大輪の花になるように! 大好きな何かを見つけてください。そして、そこへぜひ、自分の情熱をかけてみてください。見えなかったものなどが見えてくると思います。

私はいつまでもみなさんの応援団長をさせてもらえたらと思っています。1年間ありがとうございました。

みなさんの応援団長として、みなさんの今を応援しています(撮影・山本倫子)

ラクロス応援団長・山田幸代コラム

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