大学陸上・駅伝

連載:NGT48西村菜那子の大学陸上ココに注目!!!!

白熱した全日本大学駅伝! 印象に残った選手、そして新たに気づいた楽しみとは?

ついに駅伝シーズン開幕!全日本大学駅伝、面白かったですね!(撮影・齋藤大輔)

「駅伝に詳しすぎるアイドル」として陸上ファンも一目置くNGT48西村菜那子さんのコラムです。今回は、11月1日に開催された全日本大学駅伝の結果を受けて西村さんが注目したチームや選手、そして改めて気づいたことについて綴ってくれました!

駒澤大学優勝! 層の厚さに今後も期待

みなさん、こんにちは!

ありがたいことに、4years.さんでの私のコラムが始まってから1年が経ちました。いつも読んでくださりありがとうございます! 学生スポーツの楽しさを私なりの素人目線ではありますが発信していけたらと思いますので、これからもよろしくお願いします!

駅伝ファンが待ちに待った全日本大学駅伝対校選手権大会(通称:全日本大学駅伝)が今月1日に開催されました。結果は駒澤大学が6年ぶり13回目の優勝。途中、順位が9位まで落ちたこともありましたが、それを後半の選手がカバーする走りを見せ、アンカーの田澤廉選手(2年、青森山田)が東海大学・名取燎太選手(4年、佐久長聖)との一騎打ちに競り勝って見事優勝のゴールテープを切りました。特に最後1kmの田澤選手のラストスパートは痺れましたね……!

田澤選手のラストスパート、本当にすごかったです!(撮影・朝日新聞社)

駒澤大学には、今回惜しくもエントリーから外れてしまった選手の中にも有力ランナーがたくさんいました。小島海斗選手(4年、市船橋)はハーフマラソン61分台の記録を持つエース級の実力の持ち主。キャプテンの神戸駿介選手(4年、都松が谷)も5000m13分台のスピードランナーです。赤津勇進選手(1年、日立工)も注目ルーキーの1人。ちなみに、赤津選手は箱根駅伝では6区を走ってみたいそうです。

駒澤大学は計り知れない層の厚さで、きっと箱根駅伝でも爆発的な力を見せてくれることでしょう。「平成の常勝軍団」が令和でも黄金時代を築き上げていく姿に期待していきたいと思います。

各校にちらばったルーキーたちの活躍にも大注目!

今年の全日本駅伝は1年生の活躍が目立っていたように感じました。1区では先月17日に行われた箱根駅伝予選会でも大活躍した順天堂大学・三浦龍司選手(1年、洛南)がラストのスパートでライバルたちを引き離すと、その後見事に1位で襷を繋ぎ、区間新記録も樹立しました。力強い走りの一方、区間賞インタビューで見せた1年生らしいまだあどけない笑顔。そんなギャップが魅力の選手でもあります。

皆さんは三浦選手が箱根駅伝でどこの区間に配置されると予想しますか? 今回と同様にスターターの1区。エースが集う花の2区。あるいは本人が希望していた6区。個人的には5区を走る三浦選手を見てみたい気持ちもあります。どこの区間を任されても周りをハッと驚かせる記録を出してくれるのではないかと期待してしまいます。

順天堂大・三浦選手。冷静なレース運びには驚かされました!(撮影・朝日新聞社)

明治大学・児玉真輝選手(鎌倉学園)も1年生ながら1区5位という素晴らしい成績を残し、チームに勢いをつけました。チーム内で今回出走した1年生は児玉選手1人。明治大学は先月11日に行われたトラックゲームズ in TOKOROZAWAで多くの選手が自己ベストを更新するなど、現在急上昇中のチームです。注目も集まりプレッシャーもあったことだと思いますが、しっかりと襷を繋ぎ、明治大学3位獲得へ貢献しました。

4区では東海大学のルーキー・石原翔太郎選手(倉敷)が順位を5つ押し上げ区間賞を獲得。また5区でも青山学院・佐藤一世選手(八千代松陰)が1年生ながら区間賞、区間新記録を樹立するなど、本当に多くの下級生が大会を盛り上げてくれていました。

石原選手も東海大優勝争いの原動力になりましたね!(撮影・朝日新聞社)

本当に今年は1年生が特に粒揃いで、有力な選手がたくさん大学に進学したことで話題になりましたね。そのスーパールーキーたちは例年よりも色々な大学に散らばって入学した印象がありました。

昨年度の4年生の代は、高校駅伝で大活躍をしたスピードランナーたちがこぞって東海大学へ進学し、周りからは「東海大黄金世代」と呼ばれていました。高校時代にエース級だった選手が同じ大学に入り、チームメートとして活躍していく姿は新鮮で見応えがありました。

それとは対照的に、今年のように期待のルーキーたちがそれぞれ違う大学に進学し、他校のライバルとして切磋琢磨し合う姿を見れることもワクワクしますよね。彼らの4年間にこれからも注目していきたいと思います。

何年も駅伝を見続けることで発見できた面白さ

さらに今大会で発見できたことがもう一つありました。それは「駅伝を何年も見続けることで生まれる面白さ」です。

今年は中盤の3区で早稲田大学が先頭に立ちました。その後4区では早稲田大学、明治大学、3位に順天堂大学が続く展開に。この3チームは箱根駅伝でも特に出場回数が多く優勝経験も豊富な、歴史ある駅伝伝統校です。その3チームの伝統校を追っていたのが、近年力をつけ優勝争いをしている強豪校、青山学院大学、東洋大学、東海大学でした。きっと何年も駅伝を見ている方でしたら、この展開にはワクワクしますよね。

駅伝を見続けているからこそ、流れが見えてきて面白い!また新しい楽しみ方を発見できました!(撮影・齋藤大輔)

私も駅伝を見るようになってから10年近く経つのですが、この展開にとても心が躍りました。自分が駅伝を見始めた頃に優勝争いや上位争いをしていたチームを、近年優勝争いしている大学が追っている光景。駅伝を追いかけてきた年月が少しずつ積み重なり23歳となった今、初めてスポーツの時代の流れを感じることができました。ふと、あの時あんなことがあったなぁ……こんなこともあったなぁ……と、この10年の思い出が蘇ってきました。

この大会で、駅伝は長く見続けることで時代の変化を感じられ、より面白さを見つけることができるスポーツであること実感できました。今年から駅伝を好きになった方も多くいらっしゃると思いますが、これからもずっと見続けてくださったら嬉しいです。一緒に駅伝を楽しんでいきましょう。

気がつけば、箱根駅伝まで残り2カ月を切りました。今回の全日本大学駅伝のように、また多くの方に感動を与える素敵な大会になることを信じて、いちファンとして楽しみにしています。

NGT48西村菜那子の大学陸上ココに注目!!!!

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